神の子どもたちはみな踊る

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1480
レビュー : 163
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534112

感想・レビュー・書評

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  • 嫌いではない筆致なのですが、、読み終わると相変わらずなにも残らない、、読了感。本来文字にしづらいものは文字にする割に、肝心なところがいつもボケているイメージ。阪神淡路大震災からのインスピレーションがこの内容なのか。。凡人には判読不明でした。

  • 震災と関係ない風に、震災をなんとなく、しっかり散りばめた?
    そんな本。

  • あっ、そういえば読んでいなかったと思って手を付けた短編集。神戸の震災を軸に語られる物語の数々。村上ワールド全開な感じでもちろん全編に渡って不思議だなーと思わされる話の展開と結末。村上好きにはたまらない一冊。

  • 個人的には『タイランド』『蜂蜜パイ』が印象に残ったかな。
    阪神・淡路大震災が背景にはあるものの、必ずしもその題材に拘泥した訳でもないように見える。どれもまぁまぁで正直強いインパクトがない、やっぱりこの作家は短編にはあまり向いていないんじゃないかな。
    上手く言えないけど、リズムの緩やかさとオチに拘らない態度からそう思うんですが。

  • かえるくんが彼女に「結婚して」って言われるところがとても好き。「あなたと結婚したいのよ、かえるくん。あなたと一緒に暮らして、あなたの子どもを産みたいの。あなたと同じくらい大きなおちんちんを持った男の子を。」っていう彼女に、「僕は神のこどもなのでそれは出来ない」と返したかえるくん。私だったら"仕方のないことね"って思い出にできちゃうほど美しくは生きてないので食い下がるけど、文学の世界にはこういうやりきれない出来事が光るよね。

  •  NHK のラジオ講座「英語で読む村上春樹(世界の中の日本文学)」で現在の題材になっている「かえるくん、東京を救う」はこの短編集に収録されているものだ。そこで他の村上春樹の短編も読んでみることにした。

     この短編集「神の子どもたちはみな踊る」には「かえるくん、東京を救う」の他5作品の短編が収録されている。私自身あまり短編に触れることがなかったので、味わい方が今ひとつピンと来ないが、サラリと読めたように思う。文学作品というより、もっとカジュアルなエッセイなどのように思えた。性的描写が割と頻繁に出てくることからも軽さというか現代性を感じさせるのかもしれない。最近のノーベル文学賞候補の作品はこういうものなのか。ちょっと軽過ぎるのではないかと感じられるところさえあった。しかし物語の展開の意外性などは、さすがは村上春樹と思わせ、楽しむことができた。

     今後は「1Q84」や「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」などの長編も読んでみようと思う。先ずは村上春樹の代表作といえる「ノルウェイの森」から入ってみたい。

  • (2013/12/19読了)
    神戸の大震災が、それぞれの話の中に登場する。登場人物や舞台が同じではなく、話の中心が震災という事でもないけど、連作となるのか?
    連作「地震のあとで」として連載された5作と書き下ろしの1作を加えた6作収録。
    ファンタジーあり、話の落ち所がわからないのものあり。連載された作品達は、少し不安定な気分になるような感じで、書き下ろしはハッピーエンドで、既読の村上作品を考えると珍しく思った。
    ひとつずつの話を読んでいる時にはそれほどの面白くは思わなかったけど、まとめてみればまあまあの感じ。

    (内容)
    しんと静まりかえった心の中のいちばん深い場所で、たしかに、それは起こった。生きること、死ぬこと、そして眠ることー1995年2月、あの地震のあとで、まったく関係のない六人の身の上にどんなことが起こったか?連載『地震のあとで』五篇に書下ろし一篇を加えた著者初の連作小説。

  • 購入時以来、初の再読。神戸の地震がテーマの短編集ですが社会の疵とオブセッションでは、村上春樹の魅力が十全に出て来ていない感じがする。やはり個人の闇を描いてこその人。

  • ★★としたけどまあ★★+。長い話のほうが好きかな。

  • 阪神淡路大震災の後に「地震のあとで」というテーマで書かれた短編6話。直接的な地震の描写はなく、ある程度の距離感を感じます。
    やはり、村上春樹さんらしく不思議な世界。答えや結末を求めるような話ではないです。うっすらと暗い印象を受ける話が大半で、遠くの方に少しだけ差し込む光を感じます。光を感じない話もありますが・・・。
    1冊を通して訴えるメッセージのようなものは私には読みとれませんでしたが、救いのある蜂蜜パイの話が好きです。

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月7日発売の『文学界』で短編小説を2作掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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