海辺のカフカ〈下〉

著者 :
  • 新潮社
3.63
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感想 : 341
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534143

感想・レビュー・書評

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  • すっとわからない話だからこそ、好き

  • 4/29読み終わり。

  • ナカタさんが面白かった。最後が納得いかない。

  • 家出をした男子中学生の「田村カフカ」、猫と話が出来る老人「ナカタさん」、その道中に付き合う「ホシノちゃん」。それぞれ全く関係のなさそうな2つの話が交互に繰り返されて、最後に交錯する構成は圧巻でした。当時中学生の俺は主人公の葛藤や成長を自分に投射させて読んでいた気がします。誰もが経験する青春の葛藤をテーマにして、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」ほど現実離れもしていなかったので分かりやすいです。村上春樹の作品の中では一番好きです。

  • 上巻と大分時間が空いてしまいましたが、ようやく下巻も読了。
    「はい、〜であります」とナカタさんの口調がうつりそうになった。

  • それにしても、主人公は田村カフカのはずなのに、ナカタさんのストーリーばかりが印象に残ってしまっている。?

  • 主人公達よりナカタさんとホシノ君のことが心配でしょうがなかったよ!しかしホシノ君いいこだ〜。

  • 面白く読んだけれど、そこに流れている思考が新しいとは思えなかった。

  • 結末が気になってしょうがない!!
    でもこの物語は一度読んだだけでは理解しがたいと思う。何度も読むべきだと思う本でした。

  • カーネルサンダーズさんは誰だったの?何だったの?
    不思議が余韻が残りました。
    (春樹ワールドではいつもの事か…)

  • 読み終わって、それぞれ読んだ人で違うとは思うけど、心に何か残るはず。スルメ的小説の下巻です。

  • 下巻まで、読み進む頃にはすっかりハマってしまう。
    なんだかんだで面白い。

  • 村上春樹さんの作品初購入+初ハードカバー小説。
    田村カフカ君の冒険は新鮮かつ大胆。この作者の他の小説はまったくといっていいほど読んで無いですが、私にはこれが最高なんじゃないかと思うほどページを捲るたびにドキドキしてました。
    文庫化してるので読んでない方は是非

  • これまの村上作品で一番ハラハラさせられました。

  • ナカタさんが好き。ねこたんとお喋りしたい。

  • もうちょっと勉強しなくちゃと思わされた。

  • 前のブグログ参照

  • 村上ワールドを楽しめました。しかし、現実的に過ぎる僕には、時間やら人やらが入れ替わって行く設定はちょっとついていけない感じでした。生と死のお話なんですが、昔からあるテーマを仰々しく表現したな、という感じも否めません。
    もう一つ言うと、ジョニー・ウォーカーはまだしも、カーネル・サンダーズが出て来たときは、諦めました。純粋に楽しむ事に切り替えました(テーマを追究することから外れて)。
    でも、いろいろなテーマを包含していてそれなりには楽しめました。
    ナカタさんのようにこだわりなく生きる姿勢に、共感が持てました。しかし、最初のアメリカ軍の調査レポートは大げさに過ぎた気がする。僕に意味は分からなかった。

    もう一回読むと分かるのかな?再読したいです。

    僕は『神の子どもたちはみな踊る』がちょっと異色な作品ではあったけども結構好きで、今回の『……カフカ』はどうもしっくりこないのです(胸にざっくりこないのです。『ノルウェイの森』もそれほど心に残っていない作品ですが、これはそれなりにざっくり来ました)。で、この逆の感想を入れている人が多いのです。
    みんな見ている点が違うのですね。
    『……カフカ』も読み返すと違ってくるのかもしれません。

    村上さんのロング・インタビューに「総合小説」を目指したいとあってびっくりさせられました。
    以下抜粋です。
    --------------------------
    小説家として最終的に書きたいと思うのは、やはり「総合小説」です。
    総合小説の定義はなかなかむずかしいんだけど、具体的に言えば、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』、あれが総合小説のひとつの達成ですよね。こんなことを言うのはおこがましいけど、僕の目標は『カラマーゾフの兄弟』。ああいうものをいつか書いてみたいと思う。望みが高いんです(笑)。
    様々な人物が出てきて、それぞれの物語を持ち寄り、それが複合的に絡み合って発熱し、新しい価値が生まれる。読者はそれを同時的に目撃することができる。それが僕の考える「総合小説」です。むずかしいけどね。
    --------------------------
    そうか、村上さんはアメリカ文学からついにロシア文学に移るのか(笑)。カポーティやらチャンドラーやらフィッツジェラルドやらに影響受けていて、最近は漱石の名前が出ていますし、遂にドストエフスキーですよ。
    ……二十年前には想像も出来なかったぞー。
    とすると、根っこは故埴谷雄高とつながるものがあるのかな?それなら僕の嗜好は一本筋が通ったことになるのですが。
    うーーーーーーん。

    しかし、「総合小説」。村上さんに多様なキャラクターが書き切れるのか?ちょっと気になります。
    二パターンしかないのじゃないかな?しかし、『神の子どもたちはみな踊る』『回転木馬のデッドヒート』テイストな文章なら、やれると思います。それは、ぜひ読みたいと思う。

  • 省略。

  • モンブランのボールペンが欲しくなりました。

  • 図書館の彼(彼女?)が載ってるのはユーノスだったよな。

  • あの図書館と中田さんが気になってしかたありませんでした。あ、あとカーネルサンダースさんも。

  • <上>をご覧ください

  • 村上春樹を知って2ヶ月半。
    それ以降カナリたくさんの、彼の本を読んだ。
    感想としては、短編集は概ね楽しい。長編は概ね退屈。
    でも“世界の〜”だけは凄まじく良かった。
    カフカ。世界の〜、にちょっと似てるね。
    違うけど。

  • いつか四国へ行ってみたいです。

  • トラック運転手の星野っちが良いキャラです。上巻があまり入り込めなかった分一気に引き込まれました。

  • きっと、ワカル人にはワカルんだと思います。私は大島さんや、大島さんのお兄さんや、ホシノくんみたいな人たちに囲まれていたいと思いました。いろんなことを考えさせられました。響く人には響くでしょうね。大好きな手紙(物語)のひとつです。

  • 自分の子供が中学生くらいになったら読ませてみたいと思った。

  • 久々に読む村上春樹は…エロだった。最近読んでいる本にはセックス描写がほとんど無いせいか余計に強く感じられました。
    春樹さんにしては割とスッキリした読後感でした。

  • どっぷりはまりました。登場人物みんな素敵です。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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