海辺のカフカ〈下〉

著者 :
  • 新潮社
3.62
  • (387)
  • (434)
  • (848)
  • (70)
  • (22)
本棚登録 : 3827
レビュー : 317
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534143

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • いやぁ、村上春樹さん 食わず嫌いだったけど読んでみたら凄く面白かった。さすがに世界的に評価されていることが納得できる。難解だけど肩の力抜けてすらすら読めて且つ深い。もっと早くから食べてみれば良かったなぁ(笑) 上下あっという間に読んで 色々考えさせてくれる印象深い本だった。

  • 泣いちゃいました。

  • 私がペニスを持っていたらより理解できるだろう。

  • 私にとっての「初・村上春樹作品」の下巻。

    自分にこの本をお勧めしてきた人は「高校生の頃に筒井康隆を好み、池澤夏樹の一冊をお勧めの本に挙げる」人物。「池澤夏樹の作品と似てるとこがあるかも」という流れで出てきたのが村上春樹で、「あえて一冊読むならどれですか?」と尋ねて、返ってきたのがこの一冊だった。

    読了後感じたのは「自分はSFが好きで、この作品もSF作品の1つとして読んでいるんだな」ということ。SFという『夢のような世界』を使うことで、いつも眺めていながら見えてなかったり見て見ぬふりをしている現実の諸問題を照らし出す、そういう作品群が好きらしいし、『海辺のカフカ』のそういう読み解き方ができる一冊なのかな、と感じた。

    現実を見ることを諦め夢に逃げた人物と向き合うことを通して、己の現実と向き合う主人公たちを描いた一作。

  • カフカ少年と、ネコと話のできる老人の話が交互に出てきて、上巻最初はこの二つの話がどんな風に絡んでいくのか、読んでいてワクワクした。

    最後に向けてやや難しい文章・言葉が出てきて、理解するのに何度も読み直すことが必要だった。一つ一つの文章は理解できれば、共感できる内容だったけど、一冊の本として全体の流れを深く理解することができなかったかな。

    私の浅学のせいだと思うので、★は5つ。

  • 愛する人を喪う辛さは他のどんな苦しみや辛さとも比較できない。この苦しみを乗り越えられるかどうかギリギリのこともある。だけどもし乗り越えられたならちょっとだけ違った世界が見えるかもしれない。それが成長なのかどうかはわからないけれど一つの経験なのは確か。もしかしたら心が少しだけ大きくなっているかもしれない。読み終えた後、胸を締め付けられるような息苦しい余韻のなかで、きっとカフカはこの苦しみを乗り越えるだろうと感じた。喪った人とともに生きる意味をいつか見つけるだろう。そしてその時運命を打ち破るだろう。
    もう何回も読んでいるのに少しだけ泣いた。残された人生のなかであと何回読めるかな。

  • 読了

  • ・レンタルにて。
    ・読んだ後で不思議な感じの余韻が残る。たぶん今夜は関連した夢を見る。
    ・ミステリー小説を読んでいるつもりで読む人にはたぶん消化不良。きっと、わからないことは感じたまま、わからないままにしておいた上で理解しきれないこその余韻を楽しむのがこの本の読み方の正解のひとつだと思う。
    ・どうでもよいが、ナカタさんの台詞を読むとき、どうしても渡辺陽一さんの声・話し方で読んでしまう。

  • 20年以上前に友人から「ピンボール」を薦められ、
    それ以来どの作品も読んでいますが、これが僕は
    一番好きです。もう何十回も読み返しているし、
    その度に解釈というか理解が深まってきていくような
    作品かと。
    過去や現実の出来事だって、どれも自分の 中で
    認識されたり再構成されていくわけで、「そうかも
    しれない仮説」という意味で、 世界はそれぞれの
    人がそれぞれの解釈に より構成されているのでは。
    その他にも、「意識」とは、などいろいろ 考えさせて
    くれる作品だと思います。

  • 蜷川幸雄の舞台を観る機会を得たので再読。
    読むのはおそらく3度目だったと思うが、毎回印象に残るシーンは違っていて面白い。
    今回は上巻を読み終えてから舞台を観て、そのあと一気に下巻を読むという流れ。
    とても素晴らしい演出をされていた舞台なのだけど、前半はウトウトしてしまった、すみません。それくらい本に忠実だったということで。しかし、まだ村上春樹ワールドに染まりきれず、慣れきれず、分からない表現も多数で。
    また10年後あたり、内容を思い出せなくなった頃に再読しようと思います。

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

海辺のカフカ〈下〉のその他の作品

村上春樹の作品

ツイートする