少年カフカ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 767
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (495ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534150

感想・レビュー・書評

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  • 開いたページのどこを読んでも面白い。読者のメッセージや質問にユーモアを交えながら、村上春樹が答えるジャンプのような厚さの1冊。何気ない返答でもやっぱり村上春樹節。
    村上春樹って気取っていると思われがちだけど、実はざっくばらんで、あけすけで、かなり好きなタイプだ。
    どういうわけか、アメリカっぽい人。

  • とにかくでかいけど雑誌タイプの本。なのでそんな重くない。
    読んでみようとぱらぱらめくってみたんだけど、なにしろ「海辺のカフカ」を読んでないんで、その質問が多いばっかりに読んでて理解不能……。
    小説のほうを読む気力もなく。

    なぜ買った!!(まったくだ

  • 少年マンガ風の装丁で、ホームページで著者と読者が行った1000以上のメールのやりとりが掲載されています。もちろん「海辺のカフカ」についてです。

  • 12年掛かって読了。あぁしんどかった。

    「海辺のカフカ」は1週間ぐらいで読みましたが。その間に子どもが産まれて五年生になり、水丸さんもお亡くなりになりました。

    さて、ホームページの続きを読むことにします。

  • 一週間以上この本にかかりきりでした。
    500ページほどあるB5サイズの本のうち、450ページくらいが5段組!
    どんだけ文字数があるんだ。
    2週間で読み終わって図書館に返せるのか。

    残業やら、休み時間に食い込む会議やら、飲み会やらの妨害工作に真っ向から立ち向かいつつ、なんとか8日で読了しました。すみずみまで。

    実は私、村上春樹が苦手。
    これだけ多くの読書好きも、普段本を読まない人まで村上春樹の本は読む(買う)というのに、どうしても村上春樹の本のまえでは足がすくんでしまうのです。

    というわけで、世間の皆さんはどのように村上春樹と対峙しているのか。

    苦手と言いつつ何冊かは読んだ本の中で、「海辺のカフカ」は比較的面白く読めたのです。
    ところが私の読みかたなんて、全然ですよ。
    皆さん深い深い。
    そしてすぐに何度も読み返すのですね。もっと違う読み方ができるのではないか。
    この読み方で合っているのか。
    こんなに何度も読み返すのは村上春樹の本だけだ。

    今でこそ図書館本が中心の私はあまり再読ができなくなりましたが、何度も読み返す本はたくさんありますよ。
    逆に皆さんが村上春樹の本以外は一度読んで読み捨てらしいところにびっくりでした。

    村上春樹自身は、読書というのはパーソナルなものなので、好きなように読んでくださいと書いています。
    でも、実は小説のつくりとしては結構計算して創り上げています。当たり前なのかもしれませんが。
    どのように読んでも、自分のことと受け取れるような、読者の思いを込められるような余白を含んだ作り方をしているんだと思います。

    今の売れ筋の本は割と似たような表紙、似たような装丁、似たような設定、似たような感想があふれています。
    読書はパーソナルなものですから、ひとりでコツコツ読むことはできますが、やはり感想を言い合って「わあ、わかる!同じ同じ」と感想を共有したい気持ちも出てきます。
    そこでジャンル小説などは同志を集めやすいように、似たような作りにしているのかなと思ったりもします。

    しかしハルキストの皆さんは村上春樹の小説を読んで「これは自分のことを書いた小説だ」と思い、この小説を本当に理解できるのは自分だけだと思ってしまうようなのです。(何人かのハルキストさんからそう聞きました)
    そして心の奥深くにその読書体験を大事に抱え込むのです。
    だから自分の分身のように大事に大事に何度も読み返し、違う読み方(間違った読み方)をしようものなら、キッとまなじりが吊り上ってしまうのでしょう。

    ああ、私が苦手だったのは、村上春樹の作品ではなくてハルキストたちの姿勢だったのか。
    むしろ彼の小説に向かう姿勢、読者に対する姿勢には好感を持ちました。

    同じくネットを介して読者と直接対話をする作家として、森博嗣がいます。
    彼と村上春樹は作品に対する姿勢は真逆のように見えますが、読者に対する距離感が実に似ていて面白いなあとも思いました。

    だからと言って、村上春樹アレルギーが治ったわけでもなさそうです。
    決して嫌いではないのです。でも好きというわけでは全然ない。
    そのくせ興味津々で。
    一体このわけのわからなさはいったいなんなのか。
    これがもう、村上春樹に取り込まれているということなのでしょうか。

    多分違う。
    だって今、我が家に未読の村上春樹の本があるけど、まだ当分は読まないと思うもの。
    いつか時が充ちて、読める日が来るとは思いますが、今はまだ。

    なんらかのコンプレックスが刺激されるんだよね、なんとなく。
    ハルキストたちの侮蔑の目がトラウマに…。
    っていうか面倒くさい。
    私の感想はセーフですか?アウトですか?って見えないハルキストに問いかけるのが。
    こんなことを書くと多くの人を敵に回してしまうんだろうけど(笑)

    でも、まあちょっと待ってて。
    村上春樹周辺を今年は攻めるから。
    いつかちゃんと読めるようになるから。

    この『少年カフカ』に何度も出てくる村上春樹の言葉。
    「想像力不足からくる非寛容」
    13年前の本なのに、今ひしひしと感じるこの感覚。
    知識を増やし、柔軟な心と深い懐でもって想像の翼を広げ、周囲のことに寛容でありたいと私も思います。

  • 大好きな本に対しての、こんなに愛に溢れた一冊が世にあることに感謝です。カフカのことも、村上春樹やその読者の方々のこともよりいっそう大好きになりました。

  • さすがにメール応答はぜんぶ読まなかったけど、それ以外はほとんど読んだ。

  • 参加したかった

  • 大手書店で在庫切れしてたので慌ててアマゾンでポチる。一度読んだけどかなりのボリュームなのです。

  • 自分の投稿が載った本。HPでも盛り上がりましたね。
    いろいろな感じ方を知って興味深かったです。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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