世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1660
レビュー : 248
  • Amazon.co.jp ・本 (618ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534174

感想・レビュー・書評

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  • 材料は西洋的でありながら、実は「世界」は東洋的。
    諏訪の本地や小栗判官が重なってきた。二つ世界という構成がハマった。これは『1Q84』にも繋がっている。
    何回でも、どこの部分からでも読める作品。

  • 面白かった。地下のシーンが長すぎて飽きるところもあったけど、全体として構成が楽しませてくれる。
    映画化しても面白そう。

  • 村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を1999年の新装版の改装版で読みました。
     「世界の終り」という街の「僕」の静寂な幻想世界と、自らの脳に組み込まれた回路の秘密を巡る「私」の「ハードボイルド・ワンダーランド」の波乱万丈が、交互に章立てられている。

     読み進めるにつれて、それらが相互の入れ子状態にあり、平行して進むパラレルワールドであることが判明する。
     そして、やがて訪れるパラレルワールドの融合は、主体としての自己とその環境である世界の相依相関性を語っているようにも読み取れる。
     何度も再読してゆくであろう作品です。

  • 今回はわりと風呂の中で読んでいた時間が長かった。

    いつも酒と食べ物が印象的なのだけども、中学生だった私にはその良さはわからなかっただろうから、当時はこの話のメタ的な世界がすきだったのだと思う。多分

    今は断片だけ切り取っても好き

  • ものすごい個人的な感想なので悪しからず。

    村上春樹さんの最高傑作です。
    二つの世界の話が同時進行していき、ファンタジーなのにリアル。
    あり得ない世界であり得ない事が巻き起こっているのに自然に世界に入っていけて、読み出したら止まりません。
    もう何回も読んでいるのに、毎回「どうなるんだろ?」「大丈夫か?」「急いで!」とドキドキ・ハラハラ一緒に冒険しちゃいます。
    ファンタジックな村上ワールドを出来るだけ多くの方に体験して欲しいので、他の作品を読んだ人も、村上春樹アレルギーの人も騙されたと思って一度手に取ってみてください。
    絶対に後悔させません!
    ※でも。クレームは受け付けませんので、自己責任でお願いします。

  • 春樹のなかでいちばん面白いの教えて!と言って、勧めてもらった。

    で、
    村上春樹作品、初めて、面白いと思った!!
    なので、昔読んだカフカやねじまき鳥やノルウェイを読み直してみようかなと思いました~

    ただ、「どこが面白かった?」と考えても、それはわかりません。
    もやもやふわふわしてて、もしかしたら(私にしては珍しく)、その空気感(?)が好きなのかもしれません。

  • 2つの話の主人公は同一人物。「世界の終わり」は主人公の深層心理が作り出した意識の核。「ハードボイルド」のラストが近付くにつれて、永遠の生か死かの選択に迫られる。
    分からないところがまだまだ沢山あって、何度も読み返したくなる。

  • 村上春樹作品の文学的意味など解らぬ私ですが、
    ファンタジーとして楽しく読ませていただきました。
    この作品が気に入った方は他の村上春樹作品も気に入ると思います。

  • 世界の終りという未来も過去もない場所で、心のありか、自分自身とはといった命題を問う作品。冗長だが、村上春樹らしく読み応えのある作品になっている。
    淡々と、スマートに人生をたしなむ主人公はやっぱりかっこいい。

  • 忘れがたい小説。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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