東京奇譚集

著者 :
  • 新潮社
3.45
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本棚登録 : 2874
レビュー : 444
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534181

作品紹介・あらすじ

五つの最新小説。不思議な、あやしい、ありそうにない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語。

感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹の短編は初めてかも。
    ファンタジーではなく、奇妙な話の短編ということで、普段と違う印象でした。
    短編ということで登場人物のキャラが確立されず、それが普段と違う印象を感じた理由かな。

  • 短編だとさらさらさらって読めちゃう。
    最近読むのが速くなった。
    読む時間がないことを身体がわかってる感じ笑

  • 最近こういう不思議系の話を多く手に取ってしまう。
    『奇譚』て言葉からして大好き。

    厳密に言うと読んだのはかなり前なんだけど読み進めていくうちにどんどん不思議な世界に入り込んでしまうようで、すごく不思議な感じ。

    で、いつまでもいつまでも忘れられなくて再読したくなってしまう。

    私はサメに襲われて息子を失ってしまった話
    「ハナレイ・ベイ」が好き。

  • よかったっす。
    今まで読んだ村上作品のなかでもっともソフトな短編集でした。
    え?こんな軽いの?
    読み応えがないとかじゃなく、今まで読んだ村上作品の中でもっとも哲学とか理屈のない作品という意味で軽い。最近読んだ「アフターダーク」より文章も小説技法も悪くないし、表現もストレートでよっぽどこっちのほうがいいと思いました。やや不思議、だけど題材としてはそんなに奇抜ではない。中間の中間くらい。
    ぶっとんだ部分がないのでやや面白みにかけますが、わしは好きです。

    「ハナレイ・ベイ」が一番好き。一人息子をなくした母親のお話です。一人の中年女性のお話ですが感慨深い作品にしあがってます。結構淡々としていて、わしがソフトな短編集だと思ったのも、この作品が起因しています。「どこであれそれが見つかりそうな場所で」は、ちょっと「海辺のカフカ」あたりを連想させる内容でした。時空を飛び越える村上作品特有のアイテムですね。この話は村上らしい作品でしょうか。

    なんだ、こういう作品も書けるんじゃん、と思ったり。村上春樹は6冊くらいしか読んだとがないのであまりえらそうな書評はできませんが、ちょっと今までの村上春樹を脱しつつある作品に思えました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「え?こんな軽いの?」
      最初に読んだ時、どう思ったか忘れてしまいましたが、怖い話は苦手だけど、不思議な話が好きな私にとっては、丁度良い頃合い...
      「え?こんな軽いの?」
      最初に読んだ時、どう思ったか忘れてしまいましたが、怖い話は苦手だけど、不思議な話が好きな私にとっては、丁度良い頃合いの短編集でした(いつも、そうとは限りませんが、長編→エッセイ→短編の順で読んでいます)。。。
      2013/01/16
  • 奇譚(きたん)とは、不思議な、あやしい、ありそうにない話――。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語――。  ふとした偶然に人生を導かれるピアノ調律師、息子を海で失った女、失踪人を探索するボランティアの男、「一生で出会う三人の女」の一人と出会った男……。「新潮」連載時から話題を呼んだ四作品に、奇想天外な書下ろし作品「品川猿」を加えた、東京で静かに暮らす人々に秘められた五つの物語。

  • 波に乗り遅れた感もありつつ読んでみた。やはり春樹さんの文体は読んでいてすっと落ち着く。とてもよくできた短編集。登場人物も割りと女性が多くて、カラフルな印象を受けました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「波に乗り遅れた感」
      ふ~ん、、、ヤッパリ読書にも旬にがあるんだ。私は文庫派なので、第二波?で読んでるコトになるのかなぁ~
      それは別として、...
      「波に乗り遅れた感」
      ふ~ん、、、ヤッパリ読書にも旬にがあるんだ。私は文庫派なので、第二波?で読んでるコトになるのかなぁ~
      それは別として、奇妙な味わいのある作品ですね!
      2013/03/02
  • 【内容】
    五つの、ちょっとだけ奇妙なところのあるお話集。

    【感想】
    「ハナレイ・ベイ」がいちばん印象に残ったかな。
    「どこであれそれが見つかりそうな場所で」はおもしろくなりそうなシチュエーションのまま中途半端に終わった感じ。
    「品川猿」は猿を主人公に続編を書いてもいいような感じ。

  • 奇譚(きたん)とは、不思議な、あやしい、ありそうにない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語――。

  • 村上春樹の世界でしかありえないことが満ち満ちている。その世界は理不尽や理性を超越している。一つの記号ともいえる。『日々移動する腎臓のかたちをした石』は特にひきこまれた。唐突感にゾクゾクとする。彼の世界ではタクシーもよく似合ってる。

  • 著者の作品は、あまり読んでません。でも、楽しめました。今度は長い作品も読んでみようと思います。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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