1Q84 BOOK 1

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 2197
  • Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534228

感想・レビュー・書評

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  • ごりごりの村上春樹の文章。

    天吾が幼い時の母親の記憶が実際に起こったのか考える部分が好き。
    記憶として思い出せるんだけど、その記憶自体が100%事実じゃなくて、自分の解釈とか感情の操作がはいっているんじゃないかって不安になる気持ち。私の中で同じような漠然とした不安が存在してたのは知っていたけど、きれいに半ページくらいでそれが表現してあって、作家ってすごいなと思う。もしヴィットゲンシュタインがいうように、私の言葉の限界は私の世界の限界なんだったら、作家って私が感じるものの何倍ものことを感じてるのかもしれないって思って、すこしめまいがした。

    あと、青豆が2つの月を見るシーン。もしかしたら自分は前にいた世界とは別の世界にいるのかもっていう感覚になるあれ。パラレルワールド的な。FRINGEであった、”あっち”とほとんど同じだけど、何かが違う”こっち”の世界にいるのかもしれない!って考えると少し怖い。でも実際、青豆がしたように、こっちもあっちの世界も大して意味はなくて、どっちが正しいのかもわからないし、だったら、その世界のコードを理解して自分の利益の最大化をはかるっていう行動はあたってるのかなーって思う。

    村上春樹の文章を読むと、のめり込めるけど、いろいろ疲れちゃう。あと2冊もあるのか!ながい!

    抽斗(ひきだし)がよめなかった!初めて見たぞこの漢字!

  • 高速道路の非常用通路を下って月が2つある異世界に行くお話。このあたりは物語が始まる感じがしてワクワクした。
    空気さなぎのこととか、宗教団体のこととか伏線回収もないしフワッとしていてわけがわからないのにとりあえず引き込まれる圧倒的な世界観はさすが村上春樹。
    しかし読んでる途中でだれた。
    青豆にも天吾にもさっぱり魅力を感じなかったのが大きいと思う。
    相変わらず村上春樹の登場人物は、さっぱり理解できないし理解したいとも思わない。
    恋愛小説というけれど、2人がなぜ二十年近くお互いを思いあっていたのかもよく伝わってこないし、なんかよくわからないけど、まあ再会できてよかったね、くらいにしか思えなかった。
    面白くないわけではないけど、やっぱり村上春樹は合わないと再確認。

  • なぜか読みにくかった。

  • ついにこの人気作品を読み始めました。今まで村上春樹は、あれこれ読んでもマシュマロを食べたようで、ピンと来なかったのですが、1Q84は今のところ楽しんでいます。o(^▽^)o
    っていうか、今まで読んだ村上春樹さんの小説とはまるでちがって驚いています。カテゴリを選んだ時に「的外れかな」と思いましたが、今は合ってるみたいと思っています。リトル・ピープルには困っていますが。引き続きBOOK2を読みます。(^o^)

  • タクシーに乗った主人公、「青豆」が、高速道路から非常階段を使って降りて行く。二つの月が存在する1Q84へと続く階段とも知らず。。。

    高速、非常階段と今まで見たこともない書き出し。そして、極めつけ。タクシーの運転手の言葉!

    「でも見かけにだまされないように。現実というのは常にひとつきりです。」

    鳥肌が立ちました。何この人!何を知ってるの???なんて。
    後からもこの言葉は出てくるのですがその度に。(笑)

    この運転手は誰なんだろう。。。とても気になる。。。

    そしてもう一人の主人公、「天吾」彼のリライトする小説、「空中さなぎ」そしてリトルピープル。。。

    言葉を並べただけでも面白い(笑)!村上春樹さんはどこからこんな発想が出てくるのか。。

    小説の中に小説を書くアイディア。。。すごすぎる。。終始心臓ばくばくでした(笑)

    二人は会えたのでしょうか。。。。。気になる次回!

  • 私は村上春樹さんの小説はあまり読んだことがないのですが、すごく当時有名だったので読みたいなぁと思ってリクエストしました。
    村上春樹さんの独特な世界観が以前は苦手でしたが、今回は抵抗なく読むことができたような気がします。

    それでもちびっこの妨害を何度か受けたので読むのに時間がかかりましたが、たぶん早ければ3日ぐらいで読めたはず。

    二人の主人公の同時進行の話なので別々の話が最後の方にはくっついて関わりを持つ見たいな感じになってます。
    まだBOOK2とBOOK3と続くのでよくわからない状態ですけど。

  • 1巻から2巻までの流れはでかい。
    ただ、小人が苦手なうちは、ちょっぴりびびりながらページをめくった。

    3巻を読むまでに2週間以上時間がたってしまったけれど、うーん、最後はもうちょっと、ほしかったなあ。

  • 引き込まれる。。
    面白いなーさすが。

    分厚さの割に読みやすい。各章が短いからでしょうか。
    交互に出てくる世界が繋がっていく快感。
    構成的には海辺のカフカみたい?

    初期の春樹節は薄まって、スマートになった感じがする。
    本人的にもここまでの集大成くらいの意気込みで書いたんじゃなかろうか、とか思った。
    続きが楽しみ。

  • 読み続けると、あまりにも濃厚な空気に包まれて
    息苦しくつらくなり、
    家のことやったり
    ちょっと外に出て散歩したり、
    大好きなスターバックスラテ豆乳を飲んだり
    色々な状況で読み続けました
    そして、読み終わってしまった
    ただ、私はこの小説に出てくる人たちを
    とても好ましく思っているので
    このままこの小説は終わりなのかと
    いま、呆然としています
    もう一度、青豆にふかえりに天吾に老婦人にタマルに
    会いたいけど、少し時間がほしい気持ちで一杯
    私には孤独でつらいけどどうしようもなく引込まれる
    大切な小説になりました

  • 天吾と青豆という2人の織りなす物語が交互に繰り広げられる。
    最初はその2つのストーリーの関連性が全く読みとれないが、次第に結びつくポイントが多くなっていく。
    気付いたら村上春樹の世界に引き込まれている。
    まだ1巻しか読んでいないので講評するのは難しい。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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