1Q84 BOOK 1

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 2198
  • Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534228

感想・レビュー・書評

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  • 本好きでなくてもこの人の本は読む、という人がいるのに
    本好きなのにあまりこの人の本は読まない、というへそまがりである。
    もちろん食わず嫌いは良くないので、何作かは読んだはず。
    しかしあまり記憶に残っていない。合わないと感じたのだったかな・・・?多分学生時代以来久しぶりに手に取った村上春樹作品がこれでした。しかも1巻のみ。

    物語は2人の人物の視点から構成される。
    引き締まった体に左右アンバランスな耳を持つ29歳の殺し屋 青豆と、予備校講師をしながら小説を書いている天吾。

    青豆は警官の制服と拳銃の型の違いから時間の歪みに気付いて、この新しい世界を1Q84と名づけ、

    天吾は「ふかえり」の作品を覆面作家としてリライトするため彼女の保護者に会ってその承諾を得るのだが・・・
    2巻、3巻も入手できたら読もう。

  • 話が繋がらなくて、読むのに時間がかかった。

    仕事の移動中に読んでたら、外国人の上司に

    「日本で人気の本ね、どういう話?」

    と聞かれた。
    でも答えられないじゃん!
    私自身も理解してないし、ましてや英語でなんてw

    上手く伝えられずアタフタしてたら、
    結局、私の読みが甘い、みたいな空気が流れてしまった、、、
    しゅん

    1巻はそんな感じでよくわかりませんでした。

  • 現実とそうでない世界の織り交ぜ方が、非常に秀逸。あと、些細な表現の観察力が素晴らしい。地名や物の名前を具体的にあげて誰でも容易に想像できるイメージをつくり、現実感を高める一方で、自然に不思議な世界へ導入させる、境界線のない感じ。すごく上手だ。

  • 村上春樹を読むのは実は初めて。
    おれにとっては春樹=クラプトンみたいなもんで、みんなが絶賛するなら読まなくて(聴かなくて)もいいかなんて。
    最近は少しづつクラプトンも嗜むようになってきたし、ブルースの良さも以前に比べれば分かるようになった気がするので、みんなが「いい。」、「いい。」と言うのには相応の理由があるんだろうということで手にとってみた次第。
    で、率直に感想を述べるなら、売れる理由はわかった。
    文章はスッキリして上手くてオシャレ、で、エロ。だからか。
    春樹ストを隠れ蓑にしたエロ目的の輩も多いな。書き手も読み手もお互い確信犯なところは気に入らねぇ。
    ストーリーはてんこ盛り。
    スタイリッシュな女刺客の必殺仕事人な話なのかと思ったら、パラレルワールドやら、ビッグ・ブラザーやら、カルトやら現実のアレやコレを思わせるエピソードが盛り込まれて来て目が離せない。
    そして、BOOK2に続く。

    それにしても、タマルのプログレのレコードコレクションが気になってしかたがない。集めているのは英国のオリジナル原盤なんでしょうなぁ。

  • 村上作品は読むたびはっとさせられる。

    ただ、やはり私はこの人の書く女性が苦手で…
    自分の存在を確認するときに自分で乳房を触ってやっぱり自分だ、と思う女はいるのだろうか。
    男が想像した女だなぁ、といつも感じる。

    それから通勤時に読むことが多いので、露骨な性描写が多いのも困る。

  • 思ったより面白くなかった。

  • 小説には分かる小説と分からない小説があって、その分からない小説の中でも、

    ・全く意味が分からないし低俗なもの
    ・よく分からないけど何故かいいと思えるもの

    の二つが私の中であって、村上春樹さんの本は後の方です。
    今回のは以前読んだ本よりは内容がよく分かるし、興味がもてる内容だとは思いました。
    だけど登場人物や、その言動がやっぱり普通じゃないな・・・と思う。

    このお話では2人の主人公が出てきて、2つの物語が交差して進んでいきます。
    一人は若く美しい女性。
    もう一人は小説家志望で塾の講師をしている中年男性。

    女性の方は書いてしまうとつまらないので、何をしてどういう行動をとったという事は書きませんが、宗教の信者である両親に育てられた過去のトラウマをかかえている。
    そしてその女性は、振興宗教の集団によりひどい虐待を受け心を閉ざした一人の少女と出会う。

    男性の方は、新人の小説を選考する際、応募してきた作品の文章の手直しを編集者に頼まれる。
    そしてその小説の作者である少女と知り合い、その少女がある宗教団体に関わっていたと知る。

    という形で、この1巻の最後は2つの話がひとつの話にまとまっていく過程まできました。

    この人の本はタイトルから会話、登場人物の行動、服装、全てが村上春樹流で、とにかくセンスがいい。
    ひとつのポーズになるくらいに。
    1Q84って多分1984年の事だよな・・・と読んでて思ったんですが、それを暗号っぽくQを入れたりするあたりがオシャレというか・・・。
    だからそうやって出てくるものがブームになったりするんだろうと思います。

    ・・・と何だかんだ言いながら続きがどうなるか気になるので2巻も読んでみます。

  • 海辺のカフカ、ねじまき鳥クロニクル、世界の終わりとハードボイルドワンダーランド。そして、1Q84。

    この4編の中では、はっきり言って一番読む手がなかなか進みませんでした。
    先に多崎つくる読んじゃったくらい。
    多崎つくるでも思ったけど、また春樹さんの変革の時期なのかなーと。
    河合さんとの本で、デタッチメントやアフォリズムがあって、物語をつくるという段階を経て、そこからまた変わった、
    みたいなことをおっしゃられていたけど、本当に春樹さんの小説はどんどん変化していってる感じがします。

    とてもアグレッシブな人だなぁ~と、感心してしまうほどに。
    いつも、なにかしらの挑戦をしているという印象を強く受ける。
    1Q84も、アンダーグラウンドというバックグラウンドがあってこそ、というかんじがして、執念みたいなものすら感じる。

    ただ、物語自体は失速気味かなぁ・・・と。。。
    BOOK2への布石がいくつかあったので、2はもう少し加速できるといいなぁ、と思います。

  • 村上作品2作め。1984は生まれ年であるので以前からなんとなく興味を持っていた。
    自分の志向や感覚に馴染まない場面は多々あるが、おおむね面白く読んだ。
    先立って「世界の終わり~」を読んだが、彼の作品は次の展開が読めない、あるいは読んだとしてもその通りにはならないのだと思い知った。

  • 最初はつまらないな、期待はずれだったかななんて思いつつ読み進めていたら後半からおもしろくなってきた!
    青豆と天吾の話が交互に展開されていて交差するのかも興味深い。1Q84の意味が少しずつわかり、今後の展開が気になる。

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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