- Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103534235
感想・レビュー・書評
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2016/12/11
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過去記録
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1Q84の世界は不合理で荒唐無稽な世界。常識的に考えれば考えるほど「何コレ意味ワカンナーイ!」と本ごと放り投げたくなる。
でも村上春樹はあえてそういう世界を提示しているのかもしれない。
最近は映画や音楽など表現全体が分かりやすすぎてつまらないものが多い。
原作ありきの映画。「親にマジ感謝」なんて、今さら気付いたのかよとつっこんでやりたくなるような音楽。当たり前のように人が死んでいくお涙頂戴モノ。お粗末な映画。チープな人生賛美。
そういった、明け透けなものほど受け入れられやすい世の中に警鐘を鳴らしているのかもしれない。
1Q84の世界は不条理で受け入れがたい部分があるが、同時にそれが魅力的でもある。「分からない」ということの面白さに引き込まれた。
mixiログ 2009/12/22 -
レビューは最後に。
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やっと繋がり始めた。謎が多く残る中でどんどんと引き込まれていく。
次の巻が楽しみ。 -
感想はBOOK3で。
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BOOK3に記載
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青豆と天呉はこのあとどうなるの…
感想はBOOk3に。 -
BOOK1に引き続き、天吾と青豆の物語が交互に語られる。
リトル・ピープルの脅威がじわじわと押し寄せてくる中、青豆は当初の目的を達成し、天吾は人との繋がりを絶たれながらも戦うことを決意する。
BOOK1よりファンタジーの要素が強くなった。これまで、現実とは違うが「ありそうな事」が起こった世界が舞台だと感じた。しかし、どうもありえない事が起こった世界だったようだ。 -
★評価は再読了後に。
この長編は確かにストーリーはあるんだけれども、作家の意識の流れがそのまま書き記されたようなテイストを強く感じる(実際は推敲されていないことなどあり得ないのだけれども)。まるで幾つかちりばめられた(ように見える)格言めいた言葉を導くために、あるいはそこに至るまでの道程として物語が語られているよう。
もう少し突っ込むとすると、それらの言葉は極めて印象的なんだけれども、ストーリー自体が平板とは言わないまでもあまり魅力的ではないようにも思える(少なくとも他の村上作品に比して)。
まぁまだ終わってませんので、とにもかくにも次に進みましょう。 -
レビューは最終巻にて。
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青豆と天吾の話が別々に進行していくが、ある小説『空気さなぎ』がきっかけで、それぞれの物語が繋がっていくかのようだった。天吾とふかえりとの関わりが増え、青豆と警察官の女性との関係が見え、警察官が何物かに殺され、青豆がもがきながら、自分の見解を見出していたり、2人の話が前巻から、少しずつ繋がっていき、別々の世界の話であるが、共通するところも見えてきたり、物語の顛末はどうなるのか気になる所。『空気さなぎ』は2人にとってどのように映るのか、前巻から2人の距離は縮まりつつあるが、最終的に関係はどうなるのか気になる。
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3.5
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BOOK 1に引き続き、不思議なお話だなあというのが第1の感想。
そろそろ天吾くんと青豆ちゃんが再会するのかなあと思いきや…。
空気さなぎって一体なんなんだろうか?
1984だろうが1Q84だろうが自分は自分という天吾くんには共感した。
わたしは、東京から田舎に引っ越してきたけど、ないものねだりしても仕方ないといつも思っているから。
田舎には田舎なりの良さがあるし。 -
だんだん近づく2つの話。
ファンタジー度合いも強くなってくるけど、ないわー感がないのはサスガ。
話の終盤感が漂ってきてるんですけど…
あと1冊あるけど? -
読んでしばらく経っても
この本に対してどう感じたのか
ちょっと自分自身、どう表現していいか
わかんなかったけど…
印象に残るコトバを想い直してみても
ボクには、まったく同じコトバを
リフレインできやしない。
いつも村上氏のコトバは
一見ふつうに聞こえるけど、
コトバの羅列の仕方、コトバの選び方が
すごく新鮮に感じて仕方がない。
青豆も天吾もすごくチャーミング。
ふたりにどっぷり肩入れしちゃう。
どうか青豆さん…
って想うし。
どうか天吾も探し出して…
って願うし。
でも、なにか…
Webで簡単に知っちゃったせいか
物足りなさを感じてしまっている。
アトヅケなのかもしれないけど
今のままだと、
きれいにまとめ過ぎなのかも、
って。
でもWebって自分の気持ちを
いとも簡単に動かしちゃってるようで
ちょっと怖い。