- Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103534235
感想・レビュー・書評
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一章ごとに、見せ場があって、退屈なところがない。
じーっくりと、読んでいても疲れない。
説明されなきゃ分からないことは説明されても分からない。って言われてもリトル・ピープルって何なんだあ!
誰か説明してくれー(泣)
次巻でスッキリ終わるのかなー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
話が繋がってくる。
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勧善懲悪LINEに予想通りと言うべきか、このままじゃさすがに終わらないよなという信頼感に応えたものかは分からないが、不条理で不気味なツイストが加えられた。
もっとサスペンスを盛り込むとは思ったが、その該当場面はカラマーゾフの「大審問官」にも似た、しかし村上作品らしく幻想的な会話劇が展開された。これは意外。
この第2巻の終盤になるにつれよくある話なのだが男女のセカイ系めいてきて、なるほどこの辺はベストセラー要因の核なのだなと確認できた。
でも「ねじまき鳥クロニクル」と並べると焼肉定食と生姜焼き定食ぐらいの違いしかないかもしれない。あれは美味しかった。最終巻での新機軸を期待したい。 -
物語は加速していく。
一巻(この呼び方が適切かはわからない)で投げ出された多くの疑問に少しずつ当てはめられていく答え。増える疑問。
それでも、物語は確実に進んでいく。辻褄が合っていく。天吾と青豆を待ち受ける宿命は、少しずつ顔を出し始める。
この多くの疑問、1Q84の終着点がどこなのか。
期待だけを残して最終巻へと続く。 -
一文も無駄のない、良質な文章を読んでいる実感がある。一語一句読み飛ばしたくないから時間がかかるけど、読み終わりたくないからそれがまた嬉しいような。
若い頃には気づかなかった村上春樹の文章の良さに今気づく。
青豆さんの安定の仕事人っぷりが良い。 -
運命。。
それを経験することは
さほど珍しいものでもないのかもしれない。
同じ地球で、
同じ人間であり、
同じ文化を生きる中、
今日すれ違ったその人に
昨日もすれ違っていたなんてことざらに起こりうる。
けれど
当人たちにそれを運命と認識する意識がない限り
ただの他人のうちの1人でしかないよなあ。 -
やっと青豆と天呉が交わりそうというところで、2巻が終了。
この世に存在しない1Q84の世界にある、二つの月。これを通して、2人はどう交わり、物語は終結していくのか。まだ予想できそうにない。
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1Q84年の世界の入り口は閉まり、元の世界には戻れない。月が2つあるその世界は「空気さなぎ」の小説を通してより少しずつ明らかになる。
幻想的なその世界が、現実にあるような気がしてくる。