1Q84 BOOK 2

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 18627
レビュー : 1618
  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534235

感想・レビュー・書評

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  • 1よりも嫌悪感みたいなものが少ない状態で読めた。
    そしてやはり続きが気になる〜。
    こんな感じはこの作品が初めてだから凄いなと思う。
    3はどうなるのか?

    • norigami112さん
      nyancomaruさん。そうですね。確かに重苦しく感じたかも。私は苦手意識がすっかり薄れたのでより入り込めました。
      しかし、如何せん寝る前...
      nyancomaruさん。そうですね。確かに重苦しく感じたかも。私は苦手意識がすっかり薄れたのでより入り込めました。
      しかし、如何せん寝る前のひと時だけの読書なので続きが気になりながらも眠ってしまい・・・誰かから逃げる夢を見ちゃったりして。
      2012/08/21
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「誰かから逃げる夢を見ちゃったりして」
      怖いですよね。
      私は普段殆ど夢を見ない(睡眠時間が短いから?)のですが、「1Q84」読んでいる間に2...
      「誰かから逃げる夢を見ちゃったりして」
      怖いですよね。
      私は普段殆ど夢を見ない(睡眠時間が短いから?)のですが、「1Q84」読んでいる間に2回、夜に電車に乗って窓の外を眺めている夢をみました(休みだから普段より寝たからかな)。
      2012/08/29
    • norigami112さん
      nyancomaruさん、最近は読んでも夢を見なくなりました。慣れたのか?余程疲れてるのか?(笑)
      nyancomaruさん、最近は読んでも夢を見なくなりました。慣れたのか?余程疲れてるのか?(笑)
      2012/08/29
  • 人と人が手を握り合うことの大切さが、繰り返し丁寧に描かれる。

    登場人物誰もが囲いの中で傷つけられ、そこから抜け出し、強く孤独に生きている。
    結びつきを拒絶しつつも求めずにはいられない。

    青豆と天吾もお互いを強く求め始める。

    「人の生命は孤独な成り立ちのものではあるが、孤立したものではない。」
    なるほどねー、深いです。

    でも、天吾は相変わらず加瀬亮のままです。

  • カフカ以来に読んだから、感じる印象も異なってしまうのではないかと、危惧して読んだ。

    すみません、なめてました。

    過去の自分と錯綜するような感覚さえあった。あっという間に時空を超えて、過去の村上作品を読んでいた当時の自分に舞い戻る。また、作品自体が持つ強烈なパワーに吸い込まれて、宇宙空間に放り出されるような感覚。それも、以前より鋭さを増していたように感じる。

    変な話だけど、この本が理解されて、似たような味わいを持つ人が読者数分、存在するならば、世界は面白いと思う。

  • 夜空に月が二つ出ている。 リトルピープルが出てくる。 展開がすごく速くなった。 その中でも猫の町という小説が出てくるがこの小説に興味を持った。 この本は月の黄色に近い。 ただ、ちょっと、いささか自分の力量に溺れているように少々話しの流れが偏っているかなぁ? でも、筋道はしっかりしている。

  • 初読。★3.5くらい。

    リトルピープルも空気さなぎもすっかりお馴染み。フフ。
    というか、どういうものなのか、この巻で大分説明されてきた。

    2は青豆が老婦人の家でさきがけのリーダーへの仕事の話、
    天吾に謎の財団からの助成金の話を牛河が持ってくるところから
    青豆が天吾を見つけすれ違い、父親のベッドで天吾の空気さなぎが登場するまで。
    そして……青豆ーー!

    1に比べて具体的に物語が動き始めた、かな。

    夏の日の午後の常温のシェリーとかバーニー・ビガットのクラリネットだとか
    そういうデティールも相変わらず散りばめ、
    私は1の方が好きだったけど、それでも早くねっちり楽しみながら
    3を読みたい!

  • 毎度虜になる世界観です。全体描写は決して綺麗ではないのですが、底流しているテーマが純粋でとても綺麗なため、その対比に魅了されていまいます。続きが楽しみです。

  • 「1Q84 book2」村上春樹
    サスペンスファンタジー。陶器のアイボリー。

    book2では、青豆と天吾の深い結びつき・交錯と、リトル・ピープルの謎明かしを2本立てにして、物語が進んでいきます。
    ふかえりのなんとももやもやした行動観が、作品をミステリたらしめない。面白い。
    「説明しなくてはわからないということは、説明してもわからないということだ」という台詞はとても好きです。

    それにしても登場人物の喋り方が、おしなべて醒めてるというか、文学的なのはいかがなものか(笑)
    や、普段の村上春樹文学なら全く気にならないというかそれが味なんだろうけれども、この作品ではかなり違和感感じました。。(4)

  • 1Q84とは、1984年と背中合わせのパラレルワールドである。
    運命の糸で繋がっていながらも、<あちら>では結ばれる事の無かった男女二人が、<こちら>の世界では、そのきっかけを得る。

    では、ありふれたラヴストーリーか?と思えば、そうでも無い。

    何と言っても男の職業は駆け出しの小説家。
    女の方は、といえば殺し屋なのだから。

    未だ正体の見えない『リトルピープル』なるものに支配された世界で、戸惑い、迷い、見えない世界を奔走する二人。

    2巻でわかったのは
    二人がお互いを強く求めながら、自分達の行動がなんらかの形で、この世界に大きな影響を与えていると言う事。

    BOOK1では見える星の間隔があまりにも離れすぎていた為に、その形が何を成しているのかが、良くわからなかった。
    今、新たな星がぽつり、ぽつりと浮かび上がって来た事により、
    星座の形が…少しずつはっきりしてきた。

    あと、少し。
    あと少しの暗闇を待てば、全てがわかりそうだ。

    が、

    ここで突然の幕引き!
    リアルタイムで読んでいた人ならば、さぞじれったい思いをしたであろうラストシーン。

    (ちょっと不必要にエロシーンが多いな。)
    (登場人物の誰にも、共感、持てないな…)

    小さな不満を集めて吹っ飛ばされてしまったかの様な爆発的ラストでしめたBOOK2。

  • あぁ、村上春樹だなぁ!ということを感じた、BOOK2。
    二人が入るべくして入った、1Q84の世界。

    今巻では、青豆と、天吾の世界が近づく。
    その徐々に寄っていく感覚は見事だ。
    1Q84の二つの月。
    いつから月は二つになったのか。
    これは単なるパラレルワールドではなかった。
    リーダーの言葉でいうと、「君にとっても、私にとっても、今となっては時間といえばこの1Q84年のほかには存在しない」。
    そして、「ドアは一方にしか開かれない。帰り道はない」。

    青豆の章。
    あちらの世界に送るため、青豆がリーダーの元に赴く。
    リーダーは、青豆の目的を知っていて、その目的の完遂を望む。
    青豆は、リーダーから、1Q84の世界のこと、天吾のこと、リトルピープルのことを聞く。

    天吾の章。
    天吾のまわりの人々に、変化が生じる。
    行方不明になっていたふかえりが、天吾のもとに現れる。
    彼女は、「わたしがパシヴァであなたがレシヴァ」であると告げる。

    “「リトル・ピープルには知恵と力があると君は言った」
    ふかえりは肯いた。
    「しかし彼らには限界もある。」
    ふかえりは肯いた。
    「なぜなら彼らは森の奥に住んでいる人々であり、森から離れるとその能力をうまく発揮できないからだ。そしてこの世界には彼らの知恵や力に対抗できる何らかの価値観のようなものが存在している。そういうことなのかな?」”

    で、リトルピープルって一体なんなんだ!空気さなぎって何なんだ!

    “説明しなくてはわからないということは、説明してもわからないということだ”

    それでも、説明してもらわないとわからない私。
    持ちきれないくらいの疑問符を手に、読み終えた。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「持ちきれないくらいの疑問符を手に」
      翻訳された各国で、この話がどのように受け入れられているか知りたい。「リトル・ピープル」から何を思い浮か...
      「持ちきれないくらいの疑問符を手に」
      翻訳された各国で、この話がどのように受け入れられているか知りたい。「リトル・ピープル」から何を思い浮かべるか、、、
      2012/09/20
  •  タクシーで仕事に向かっていた青豆は、高速道路で渋滞に巻き込まれ、身動きがとれなくなる。困っている青豆に、運転手は国道に下りるための秘密の抜け道を教えてくれる、彼女に意味深な言葉を残しながら…。
     タクシーから降り、歩き始めた青豆は、周囲の車の好奇な目にさらされながら、ミニスカートで柵を乗り越え、通路へと進む。誰にも知られては困る任務のために…
    予備校で数学を教えながら、小説家を目指して編集の仕事を手伝っていた天吾は、出版社の小松から17歳の少女が書いた『空気さなぎ』の書き直しをしてくれないかと頼まれる。犯罪まがいの行為をしたくないと一度は断ろうとした天吾だが、作品の魅力にとりつかれ、また少女で著者のふかえり(深田絵里子)の了解も得たため、引き受けることに…。作品はもちろん、謎めいた若き美少女作家という話題性から、本は爆発的に売れ始めたが…。

     図書館に入っては出て、入っては出ていく本を「ちょっと、待った!」とばかりに借りてきました。
     
     優秀なスポーツインストラクターでありながら、殺人者の顔をもつ「青豆」と、予備校教師で小説家の卵である「天吾」。物語はそれぞれを主人公に進められながら、その距離は次第に近づいていきます。
     17歳の美少女作家「ふかえり」の失踪とその理由、青豆の最後の大仕事、そして青豆と天吾の過去の思い出…と物語は、進んでは戻り、ねじれていきます。あ~、どうなるのだろう!と久々にワクワクとページをめくりました。
    いろんな要素があるので、一概には言えないけど、エンターテイメント性がバツグンで村上春樹を読んでは、いつも首をひねる私も十分楽しめました。背景となるいろんな要素のストックのない中学生にはどれだけ読めるだろうかと疑問も残りますが、気になる気持ちは同じですね。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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