1Q84 BOOK 2

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 18606
レビュー : 1618
  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534235

感想・レビュー・書評

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  • 主人公2人の関係性がはっきりと描かれ始めて、いよいよ佳境に向かうって感じですね。
    だいぶん読むのに体力を持っていかれますが、
    このままBook3に着手します

  • 続きが気になって立て続けに2も読みました。

    うん、3がないと嫌やなって感じです。

    善と悪。
    世界のからくりは、人の弱い部分や闇を上手くうまく攻撃してくる。作用してくる。

    嫌だなぁと思うけど、それは善にも繋がってきて、歯車になるのだろうな。

  • 氏の文章技法を学ぶため3度目の読書。その過程で物語には関係しないが、気になったところ。 ①432頁1行目:(誤)あなた→(正)私(or自分)。 まぁ、そういう修辞だと言えば言えなくもないが… ②495頁9行目:(誤)俺→(正)自分(or僕) こちらは明らかに校正者の見落とし(笑)。もちろん用法や人称は間違っていないけれど…/(^^ゞ (氏も長編執筆はマラソンに似ていると言うので敢えてたとえるのだが)マラソンの途中で気が抜ける時があるように、氏もちょうどこの辺でそうなったのではないだろうか…

  • 老婦人からさきがけのリーダー殺害の仕事を受ける青豆.牛河利治から助成金の話を受ける天吾.認知症の父に会いに行き,実の息子でないことを示唆される天吾.ふかえりが天吾の所に来て,生活を始めるが,「空気さなぎ」の核になる小松が失踪.青豆はリーダーを予定通り殺害したが,その過程でリーダーとの会話が面白かった.青豆も天吾も月が2つ見える.1Q84の世界に入り込んでいるようだ.老衰のような父に天吾が自分の半生を語る場面はやや悲しい.BOOK3が楽しみだ.

  • BOOK1に引き続き、一気の8年ぶり再読。
    青豆が拳銃の引き金を引くシーンはよく覚えていたが、その後にもう1章あったことなど、やはりすっかり忘れていた。たしかに、バッハの「平均律」のように24章あるはずだから、次の章が必要だ。
    本書のことは、既に語られ尽くされているだろうが、一人の読者としてみると、この不思議な世界が面白い。

  • クールな青豆さん。

    不思議の国のアリスが大好きだから、この物語の設定がツボ。
    ファンタジー。

    毎日1Q84のことばかり考えて生活してる。

  • 「愛する人がいる」ことの尊さを、何より感じました。
    十歳の頃から愛し続けた、たった一人の男のために、決断をした青豆が美しくて、強くて、悲しい。
    本当はその腕に抱かれたい、でもこれでよかった、そんな風に考えてしまうクールでタフな彼女。
    まだ諦めなくて良いじゃない、もっと欲張ったって良いじゃない、そう言ってあげたくなるのは、いつの間にか、心に秘めた愛以外には孤独だった青豆に自分を同化してしまっているから。
    現実には在り得ない物語のはずなのに、すっかり感情移入させられました。

  • 夜のバー知り合って夜のお供を探すときのパートナーを受け入れたことから知り合った婦警の中野あゆみは青豆本人が驚くほどやわらかに、けれど確実に距離を縮めてきた。何より驚きだったことはそれがけして青豆にとって不快ではなかったということだった。
    しかし婦警と殺人犯では距離を近付きすぎることは危険以外の何物でもなかった。彼女から距離を置いた青豆は老婦人からつばさという少女を紹介される。彼女はまるで表情をどこかに忘れてきてしまったように、底の見当たらない目をして、反応も恐ろしく鈍かった。老婦人が話した彼女の身の上話は、身の毛もようなものだった。とあるカルト教団のなかでつばさは生理が来る前の体で性行を強いられ、内部を傷つけてしまっていた。子供を産むことはもうできない。老婦人は、この教団の中に人を紛れ込ませ青豆が仕事をするまでのセッティングを進めているが、これは今までの中で一番危険なものになる、仕事が終わったら顔、名前、仕事、今までの関係性、そのすべてを捨てて変えてもらわなければいけないといい、青豆は了承した。青豆とって最後の殺人依頼となる。その準備をすすめているある日、青豆はニュースで中野あゆみがラヴホテルで殺されことを知る。
    天吾が書き直した『空気さなぎ』は文学賞を受賞し世間ではベストセラーとなっていた。しかしふかえりが失踪したという知らせが入ったあと、天吾の年上のガールフレンド(不倫関係)が‘失われ’、職場には不気味な牛河という男が天吾へと怪しい援助の話を持ってきた。ふかえりからの無事の知らせがカセットテープで届いた。世界に関わらず、責任も持たず生きてこようとしていた天吾に世界は、変革を求めていた。

    物語が速度を徐々に上げていくのが肌に伝わる中間地点。中で語られる猫の町というお話が印象的。

  • 先が読めなくてつながりが分からなくてともかく手が止まらなかった記憶

  • リーダーが抹殺されるところがハイライトだった。全能の神の存在を感じさせるあたりが羊的思念とか海辺のカフカの世界観に似ていた。
    天吾との対面で父の流した一筋の涙が痛々しい。血のつながりのない子供を育てるというのがどんなものなのか、挙句にはその子供から見下され見捨てられるというのがその涙となったみたいだった。
    「猫の町」は著者らしくてエキゾチックだった。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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