1Q84 BOOK 3

著者 :
  • 新潮社
3.73
  • (1272)
  • (2034)
  • (1607)
  • (403)
  • (98)
本棚登録 : 16401
レビュー : 1751
  • Amazon.co.jp ・本 (602ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534259

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 1、2に比べてのめり込めなかった。
    というか、1と2の展開がとんとんと進んでいったのに対しこの巻は何度も何度も同じ話の繰り返し、説明的な部分が多すぎて200ページを過ぎた辺りで飽きさえ感じた。
    村上春樹の今まで読んだ作品では、後半にいくに連れてスピード感がでてくるのが多かったのに、1Q84はどうも回りくどいだけで読むのがきつかった。
    前巻を読んで期待していただけに。

    個人的に気になるのは突然ストーリーテラーが入ってきたこと。
    私の見逃しかもしれないけれど、この巻で初めてじゃないか?
    具体的に言うと339ページ。
    いきなり「我々」という言葉でこちらに呼びかけられたような、ひやりとした感覚を覚えた。
    あとは牛河さん可哀想だった。
    牛河さんが1984年ではイケメンになって幸せに暮らしてますように!笑

    ふかえりや、後のさきがけや、先生や、老婦人、タマルさんがどうなったかとか、結局リトルピープルは何だったのかとかそういう不可解な部分が残ったままで物語は終わる。
    天吾はリーダーの子供だったのか。
    安達クミは母親の生まれ変わりだったのか。
    それを明らかにしてしまったら都合がよすぎる気もするし、これは著者が意図して読者に与えた自由に思索する余地なのだろう。あるいは次巻への伏線か。
    まあ余りにも長い本に感じたので、私はもういいかな?って思います。続きはなくて良し。十分。


    本当はここをこう解釈したとか書きたかったけれどいろいろ考えているうちに頭が痛くなったのでやめます(笑)
    何はともあれ読者の想像力をゴーンゴーンと刺激する小説でしょう。

  • 私にとっては、やはり、最高の恋愛小説。
    予想外の展開が、それはそれですごくよかった。
    いろんなところでシンクロを感じるのは、描写の丁寧さと、自分が30代だからでしょうか。
    大切に、大切に、読み返していきたい一冊です。

  • 父親の本棚にあって気になってはいたもののなかなか読めていなかった。大学1年の春休み。隙間時間をフル活用してようやく読了。

    読み進めていくと、徐々に謎が解き明かされ、ひとつのひとつのエピソードが繋がりを持っていた。登場人物の描写が印象的だった。村上春樹の世界に引き込まれた。

    こんなに時間を忘れて本を読んだのは久しぶり。
    作者やジャンルに囚われず、時間がある大学生のうちに沢山の本を読んでいきたいと思う。

  • 「1Q84 BOOK3」。村上春樹さん。


    殺し屋とゴーストライターの犯罪物語から始まった長い物語は、
    解釈のはっきりしない謎めいた事象を混合しながら、
    勝負の殺しのサスペンス、出会えない運命の恋人たちのラブストーリーへ。


    そして、「BOOK3」に上陸すると、


    主人公たちに迫る組織の執拗な手との、
    互いに分かっていない追いつ逃げつつのサスペンス。


    そして、奇妙で不可解な世界からの脱出のカタルシス。


    殺しがありだましがあり、親と子の出生の秘密があり純愛があり、
    マリファナと美少女と組織との暗闘があり、
    妊娠と追跡と張込みと大脱走の、てんこ盛りエンターテイメントでした。








    以下、超ネタばれの、自分のための備忘録。










    なにせ読み終えてから日が経ち過ぎたのでかなりうろ覚え...。












    #


    殺し屋でスポーツジムのインストラクターの女性「青豆」。


    ゴーストライターで予備校講師である男性「天悟」。


    この二人の意識を交互に描いて、BOOK2まで経過。


    天悟さんは「ふかえり」という美少女が書いた、幻想的な小説をリライトするゴーストライターの役割をこなして以来、やや身の回りが不穏。
    小説のモデルのような「さきがけ」という新興宗教が原因。


    青豆さんは、悪質なDV加害者の夫を何人か殺している。
    元締めになっているのは、大富豪でセーフハウスを営んでいる老婦人。
    少女をレイプしている、という、「さきがけ」の教祖を殺した。


    そして、青豆と天悟は小学校のときに同級生だった。
    お互いに今、惹かれあっているけれどめぐり合えない。
    時代は1984年なのだけど、奇妙なことが起こり、月が二つある世界。
    青豆はこの世界の事を「1Q84」と呼んでいる。


    「自分が死ぬことで天悟が助かるのでは」
    という思いで、青豆は、自殺しようとしたが…。

    #

    と、いうところからが「BOOK3」。

    青豆は自殺しようとしたけれど、「天悟に会いたい」という思いで踏みとどまる。
    教祖を殺したことで、「さきがけ」の人々が青豆を探して暗躍している。
    高円寺のマンションに隠れ家が準備されて、そこで暮している。
    すぐに次の場所に移る予定だったけれど、偶然天悟をみかけたことで、高円寺に住み続ける。外出せずに、見られないように。

    天悟は、「ふかえり」をアパートに匿いながら、千葉の施設で痴呆になっている父親を見舞いに行く。
    もう危ない、という知らせがあって、また見舞いに行く。
    看護師の若い女性とマリファナを吸って添い寝したりする。
    天悟は昔から、「父は自分を愛していない気がする」
    「母は別の男と浮気していた気がする」
    というぼんやりした想いをもっていた。
    痴呆の(はずの)父とのやりとりで、どうやら、
    「自分は父の実子ではない」
    ということを知って、なんだかスッキリする。

    天悟の父親は、NHKの集金人だった。

    「ふかえり」が潜んでいる天悟のアパート。
    そして青豆が潜んでいるマンション。
    どっちにも、かつての天悟の父親のような、しつこい集金人が現れる。
    なんだけど、問い合わせをしてもNHKにそんな人はいない、という。

    「BOOK3」になって、「牛河さん」も、1/3の語り部になる。
    かつて弁護士だった中年男。
    子供のころから容貌が醜悪で、苦労してきた。
    弁護士になって成功して、妻子と家をもって成功した。
    なんだけど、何かしら失敗を演じて免許を失い、妻子は去った。
    今は「さきがけ」に雇われて、胡散臭い仕事を担っている。

    牛河は、「さきがけ」から青豆を探せ、と言われる。
    執拗なプロを情報収集で、仮説として「老夫人との絆」まで突き止める。
    そして、「天悟と同級生だった」ということも。
    天悟もゴーストライターとして「さきがけ」に絡んでいる。
    「青豆は天悟に会いに来るのでは」という野性の勘で、天悟のアパートに張り込む。

    「BOOK3」のわくわく感は、
    「青豆の天悟への純愛の思い」
    「天悟の、親をめぐる解決されないミステリー」
    そして、
    「牛河が徐々に真相に、青豆と天悟の幸福を破壊する分岐点に迫って来る」
    というサスペンス。

    三者の意識を交互に行き来する語り口。
    それも、多少の時差があるので、
    「青豆、牛河に見つかったか?」みたいなドキドキ感。

    そしてなんと青豆さんは妊娠します。
    セックスしてないのだけど、
    「教祖を殺した夜に受胎したようだ。相手は、何十年も会っていないけれど、天悟である」

    えっ?...

    そして、「青豆は天悟と巡り合えるのか?」

    #

    牛河の意識の中で、天悟の両親の秘密が語られる。

    天悟の母親は、天悟が幼いころに若い男性と駆け落ち?した。
    そして、どうやらその男が、温泉場で母親を殺した。

    父親は、それを天悟から隠しぬいて生きてきていた。

    #

    ところが、牛河は、「天悟と青豆のいる世界」に深入りしてしまったせいか、

    「あれ?月が二つある?」

    ということに気づく。

    それに気を取られている間に、青豆に「逆尾行」される。

    そして、青豆から連絡を受けた、「老婦人のボディガード」である「タマル」さんが動き出す。

    ※この「タマル」さんが、フィリップ・マーロウばりの粋なセリフと知性に溢れた男。
    同時に、老婦人と青豆の段取りを全て付ける、プロフェッショナル。
    どうやら自衛隊とか軍隊の経験者の、孤児。
    殺しも平然とできて銃器も扱える。そして、ゲイである。

    「タマル」さんが、牛河を襲い、拷問して尋問して、殺してしまう。

    これで現実的な危機はとりあえず回避される。

    「タマル」が段取りをつけて、とうとう天悟と青豆は出会う。

    そして、「1Q84」が始まった、首都高速3号線の非常階段に行く。

    #

    牛河の遺体は「さきがけ」が処理する。

    その遺体からは「リトル・ピープル」が現れて、「空気さなぎ」を作り始める。
    (と、いうことは、「教祖」を失った、という危機は、新しいさなぎから孵化する人が後継者になるから大丈夫なのか?という推測もなりたつ)

    #

    3号線に登りきったら、都合良くタクシーが来て乗れる。

    そのままホテルに入って愛し合うのだけど、空をみたら月が一つになっていた。

    だからまあ、「BOOK1」冒頭の非常階段を、上ったことによって、
    「月がふたつある奇妙なことばかりおこる、1Q84の世界は、無事に終わって、普通の1984年の世界に戻ったのかな」とも推測される。


    というところで終わります。
    めでたしめでたし?なのかな?

  • 今回はタマルと牛河の登場により、物語においてキーとなるなど、活躍が光っていた印象。BOOK1からの長い物語が新たなキーとなった人物が活躍を見せ、完結した世界を作り出していたと感じる。終始、牛河のイヤミさ加減が現れていた感じ。「空気さなぎ」にまつわる謎が明らかとなり、青豆のこと、集金人と天吾との接点、事件の動機、全容解明はまだまだ未知な部分もあるが、1984年と1Q84の世界の不思議な交錯を抜けた新たな世界観を感じられる。ラストは1Q84に生きる人物はどうなるのかと思ったが、意外にもハッピーな感じだった。

  • 凄く面白いストーリー。長編苦手だけど、3までくると続きが気になってさらりと読める。惹き込まれる。

  • ふかえりとか、リトルピープルとか、謎はいっぱい残ってはいるけれど、あとは個人の想像でなんとかなるし、とにかく青豆と天吾が巡り合って1984年に戻ってこれて良かった。
    BOOK4はあるのかな?
    蛇足かもしれないけれど、読んでみたいなとも思う。

  • BOOK3メモ。
    牛河。
    リーダー死亡後のさきがけの状況。
    牛河、外部調査員。さきがけの穏田と話す。青豆と天吾、あゆみ、安田恭子の関係を把握。リトル・ピープル。話はここまで。
    青豆が個人インストラクターをしていた中の一人、裕福な女性のセーフハウスのことがひっかかる。娘の亡くなったことまで至る。だがそれ以上はわからない。
    青豆のことを調べ直す。コウモリ、情報屋。証人会とスポーツクラブのこと。
    青豆雅美と川奈天吾とのつながりを見つける。市川市の小学校の同級生。恋愛関係にあるとは見えない。二人で共謀してさきがけのリーダーを殺害したとも考えにくい。
    天吾。青豆。麻布の老婦人。
    牛河、自分のこと。家の中では例外的な存在。
    天吾の監視。顔を知られている自分は見られてはならない。天吾の住むアパートの一室を借りて監視。
    天吾の不在を知るが、監視を続ける。
    ふかえりを見つける。買い物に時間をかける。写真を撮る。こちらを見た。彼女はこちらのことをわかっている。
    NHKの集金人。
    ふかえり。ここを出ていくのか。こちらを見る。やはりわかっている。
    カラス。郵便配達人。住人たち。
    (1)深田絵里子はここから去っていった。
    (2)川奈天吾はまだここに戻っていない。
    その日天吾は戻ってくる。
    出かける。麦頭。そこを出て動く。公園。月。
    天吾が外出。予備校の講義だと思う。だがこの日は小松に会いにバーに出かけた。
    チャイムの音。女。写真は撮ったが見失う。
    牛河が眠ったあと天吾が帰宅。父の死を知らせる電話。
    天吾。ふかえり。女。
    眠っていて目覚めると誰かいる。首を絞められる。目を覚ますと縛られている。「それほど簡単には死なない」
    牛河の名を知っている。調べていたことについて口を割らせるタマル。トルストイ。カール・ユング。シェイクスピア。始末。さきがけに連絡。青豆のことについて伝言される。
    牛河の死後、さきがけ。天吾のアパート。青豆とのつながりが?
    誰もいない部屋の牛河の口から、リトル・ピープル。空気さなぎを作る。

    青豆。
    児童公園を見張る。生きるのは天吾に会えるかもしれないということ。今年いっぱいはここにいる。
    ひとつの場所に閉じ込められ、単調で孤独な生活を送る。天吾。環。あゆみ。
    火曜日に補給係。NHKの集金人。
    語学テープで会話の練習。ここに来てからいままではあまり見ることがなかった夢を毎晩のように見る。三種類。雷。高速道路。そして移動する感覚。
    生理不順。チェックキット。陽性。処女懐胎のようなもの。夢の中の女性を思い出す。卵色のコート。高速道路の階段を逆に昇る?
    小さなものがいる。いまはもうそれほど孤独じゃない。新しい夢。白い部屋。さきがけの二人組。
    集金人。
    児童公園を見張り天吾を待つ。たまたまほんの一瞬のことで彼を見過ごした。
    規則正しい生活。髪が伸びてきた。昔から微笑むことができない。
    公園の滑り台に知らない男。セーフハウスを探っていた人では。隠れて追う。アパート。川奈の名を見つける。タマルに電話。問題はタマルに委ねられた。
    空気さなぎを読み返す。天吾が書いている物語。月が二つ。リトル・ピープル。私と天吾がチームを組んでいる。この小さなものは何だろう。
    タマルの電話。牛河はもういない。アパートの川奈は天吾に間違いない。
    さきがけの意向。青豆と話し合いたい。リーダーの処理後、落雷があり受胎したこと。天吾がほとんど唯一の弱点。
    暗くなってから、滑り台の上に来てほしい。タマルがメッセージを伝える。
    チェーホフの原理には背くかも。
    二人で月を見る。とてもロマンチックだ。
    月。マザとドウタ。とても長かった。我々は移動する。猫の町を離れる。

    天吾。
    父を訪ねて本を読む。十月に二度ばかり。十一月半ばすぎに休暇を取り父のところへ行く。ふかえりは留守番をする。父に本を読む。移動したあとのベッドに空気さなぎを探す。
    散歩。小説。療養所。父。看護婦たち。
    ふかえりに電話をする。小松とは連絡が取れなかったが一度つながった。
    看護婦三人と焼き肉。カラオケ。中の一人、安達クミの部屋に行く。フクロウ。ハシッシ。空気さなぎ。マザとドウタ。
    青豆。世界のルールが緩み始めている。
    NHKの集金人がドアを叩いているのは。
    父の療養所を出て東京に帰る。
    ふかえりはいなかった。手紙を残している。ふかえりのこと。ふかえりが言ったこと。月。児童公園。
    ふかえりの手紙。見られている。出て行かなくてはならない。
    小松と会って話す。しばらく監禁されていた。なにかをかがされ、どこかに連れてこられて、日に三度、男に食事を出されて食べた。三日間。四日目に二人の男が来た。さきがけの二人組。空気さなぎの出版のこと。それからさらに十日間。「声はもう彼らに向かって語りかけることをやめた」
    深田保は心臓発作で亡くなった。またさらに四日ばかり。俺たちは幸運だった。
    空気さなぎの話は実際にあったことだと仮定してみる。
    父の死。法定相続人。弁護士に封筒を渡される。父は何もかも用意周到だった。NHKの集金人の制服。火葬。
    猫の町を離れる。フクロウ。
    青豆のメッセージ。電話。

    青豆がいた。「月が見える」

    話さなくてはいけないこと。
    雷雨の日。ふかえりとのこと。とても論理では説明できない。ふかえりは通過するもの。
    月がひとつの世界に。この世界には実在している。ここを出ていく。
    この小さなものを守る。出口。

    天吾と青豆。
    高速道路の下。非常階段。小さなものが特別な力を有しているのなら。
    ゴムの木。目印。
    環。あゆみ。どうか私を護って。

    「ここは見世物の世界
    何から何までつくりもの
    でも私を信じてくれたなら
    すべてが本物になる」

    首都高三号線。渋滞。空を見る。
    月はひとつしかない。1984年に帰ってきた。タクシーを拾う。
    赤坂のホテル。月がきれいに見える部屋。


    青豆はいままでになくクールで格好良い主人公。そして長編では女性の主人公というのがいままであまりなかったのでは。少なくともこれまでのメインの人にはいなかった。はじめはかなり奔放な女だと戸惑ったけど、周辺のことが明らかになるにつれ納得した。仕事柄、食事に気を遣うところが良い。自分の身体に気を遣うということだから。

    対するに天吾はいつも通りの主人公。男と女でこれまでの主人公とはあまり変わりないはずなのに。女性の話を読みたかったのかな。

    牛河さんまた出たよ。手塚漫画におけるヒゲオヤジ、いや猿田博士か?

    天吾は途中からなにか牛河に聞かれてもないことを話してるような。
    あゆみのことはさきがけをひとりで調べたからではないかと深読みした。

    さきがけリーダー。教祖か。でも大柄で二枚目のようだ。これだけ会話をして、青豆は仕事をできるのだろうか。精神的に。だが彼は彼女の動きを阻止することも出来る。

    天吾の父が眠ってしまってからの状況は前に読んだ気がする。ノルウェイの森のワタナベくんと緑の父親のよう。こちらもお互いが微妙な関係だったけど少なくとも意識はあった。そして一度きりだった。

    牛河、見かけはともかくかなり頭の切れる人なんですね(棒)。さきがけ寄りだし胡散臭いし、ねじまき鳥のときと似たような位置にいる人物。

    証人会。終末に向かっていることを訴える。子供たちには厳しい指導。子連れでの布教とは、NHK集金の天吾と似たような感じか。その辺は牛河が二人を受け持った担任から聞いて考えている。

    ドウタとマザ、娘と母。分身と本体ってことか。

    小学校は訪ねて行ってちょっと話をするくらいでそこまで情報が出てくるものですか。いまほど個人情報の秘守義務はないのか。
    NHKの集金人は天吾のところと青豆のところだけでなく、牛河のところにも来た。天吾の父ではないのか。天吾の父だとしても、いろんなドアを叩く訳は?

    青豆の妊娠。父親が天吾だという青豆の考えはかなり突飛なことだと思うが、読者はふかえりとのことを読んでいて、もしかしてあれがこうやって受け取られ渡されたのではと想像できなくもない。それでもやはり突飛だけど。

    牛河を襲ったタマル。ちょっと喋りすぎな気もする。でもそれで最後ということか。
    帰ってきた1984年は前にいた1984年なのか。また別の場所なのでは。また深読み。

    いろいろ考えられるけど、月はやっぱりひとつがいい。

  • 正直、?って感じだし無駄な比喩や回収されない付箋が多すぎて1800ページに近く読み終わって時間を無駄にした感じが否めない…(°_°)
    続編は果たしてあるのか?そこでリトルピープル、シンフォニエッタ、消えた年上のガールフレンド、ドアを叩く謎の人物、などなどの謎が解けるのか…
    村上春樹ファンだけが理解する作品なんてベストセラーではないと思う…

  • ハッピーエンドでよかった。読み慣れてるから謎が謎なままは気にならない。6年ぶりに読み直してまえより面白く読めたし、こわかった。
    何かが攻めてくるし何かを攻めなければならないし読んで少し疲れる。いつもそうだけれど。

    2015.2

全1751件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

村上春樹の作品

ツイートする