1Q84 BOOK 3

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 16403
レビュー : 1751
  • Amazon.co.jp ・本 (602ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534259

感想・レビュー・書評

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  • 3巻だけが青豆 天吾 牛河3人のストーリーテラーのスタイルで進行する。捩れた1Q84年から多分1984年に無事移動できたようだ 多分。さて今夜の月は私にはいくつ見えるのでしょうか?笑

  • やっと読み終わった。長かった~。
    でもこれを読んでいる期間はその時間だけいつも別空間にいた気がした。
    最後まで「好き」という感情はわかなかったけれど、本当に面白かった。
    天吾や青豆、そして「小さきもの」が幸せに暮らせますように。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「そして「小さきもの」が幸せに暮らせますように」
      そう思わずには居られませんよね。
      ところで、norigami112さんは「BOOK4」ある...
      「そして「小さきもの」が幸せに暮らせますように」
      そう思わずには居られませんよね。
      ところで、norigami112さんは「BOOK4」あると思いますか?
      2012/09/07
    • norigami112さん
      nyancomaruさんはどう思いますか?
      私は「BOOK4」は読者それぞれが描くのかなぁと思いました。
      面白かったけれど、読むのに体力がい...
      nyancomaruさんはどう思いますか?
      私は「BOOK4」は読者それぞれが描くのかなぁと思いました。
      面白かったけれど、読むのに体力がいったので、4まで読めないかも~という弱気がそう思わせるのか(笑)
      2012/09/08
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「読者それぞれが描くのかなぁと」
      きっと編集者が村上春樹を、読者の想像を超えたモノになるんでしょ?とか言って焚き付けてるに違い有りません。。...
      「読者それぞれが描くのかなぁと」
      きっと編集者が村上春樹を、読者の想像を超えたモノになるんでしょ?とか言って焚き付けてるに違い有りません。。。
      2012/09/12
  • とりあえず読み終わりました。主人公ふたりはよしとして、その他の登場人物がどうなったのか、よくわからないままで・・・。

    これってBOOK4がでるのかしら? それとも後は勝手に想像してねってことかしら。

    文章の表現は綺麗だし、良かったと思います。

  • 牛河から始まる・・・・ストーリー。
    ちょっと意外である。
    牛河が どんな役割をするのか、
    楽しみである。

    したたかさ というものを 文字でとらえることは 難しい。
    でも 牛河 が中心人物になるのは
    ムラカミハルキの世界でも めずらしい。

    いやな奴の 象徴である 牛河が、
    どんな風に絡んでいくのか?

    リトルピープル、ふかえり、そして 教団。
    いくつかのキーワードは かわっていないが。

    青豆は いじらしく 天吾を 待ち続けるのである。
    なぜ 天吾なのか?
    生きようとしていた希望が 天吾。
    それをわからないがゆえに 感情とは 飛躍するものである。

    天吾にあえば 何がわかるというのか?

    天吾は 意識を失って確実に死に向かっている父親に 
    向き合っている。
    一方通行としての コミュニケーション。
    何も言わないから 向き合えるのかもしれない。
    父親とは そういう存在である。

    窓の外から聞こえる 波の音が 
    こんな風に描写されると、
    なにか 自然のたくましさが 伝わってくる。

    エヌエッチケーの集金人が 牛河的でもある。
    なぜしつこく付きまとうのか?
    それが 天吾によって 解き明かされる。
    なるほどそういう仕掛けですか。
    うまいですね。

    そして 天吾は 父親と 和解をする。
    このことが 今回の重要なテーマなのだろう。
    ムラカミハルキにとって 父親との和解を
    あえて持ち出したのは おとしまえ としての
    語りだった。

    でも なにか 重要なものが 
    スポイルされているような気もする。
    つまり 父親との距離感は 相変わらずちじまっていない。
    そして なぜ 父親に対して 不信感を持ったのか?
    そのことが エヌエッチケーの集金人だったという
    ことに矮小化されすぎている。
    これだけ いわれるとNHKも迷惑だろうね。

    安達クミは 適度の距離感があって
    めずらしく 抑制している。
    ムラカミハルキも あたりかまわず 
    セックスするだけではないようだ。
    据え膳食わぬは 男の恥みたいなところがあったのに。

    怒りが消えて、子供が宿る。
    雷鳴の夜につながる。
    おなかが 少しづつ膨らんでいく。
    希望も同じように。

    月は 二つなのか 一つなのか。
    紛れ込んだ世界にあったものは
    二人を結びつける ためにあるような。
    二つの月は 一つになった。
    めでたしめでたし・・・・ということか。

  • 2012/08/30 読み終えるのが惜しい物語は久しぶり。携帯とネットが普及してたらずいぶん違う展開になるんだろう。

  • 青豆はどこまでもかっこいい女の人だった。今日日なかなか、小学生の時の恋を愛に変換して、大人になっても大事に持っていられる人ってそうそういないよ。お話ではあるけど。

    妊娠したのがちょっとうーんという感じだけど(しかも一種の処女受胎だし)でも結果的に、ちゃんと天呉とめぐり合えて1Q84を脱出できたというのは、もう本当にこんなすっきり二人が幸せになっちゃっていいのかなって疑うくらいいいラストでした。

  • 再読終了!!(^^)
    村上春樹作品のなかでは、とてもストーリーが明確に感じるし、謎の回収も一通り行われていてわかりやすい。
    「ダンス・ダンス・ダンス」とかで書かれている学校などのシステムに対する嫌悪感がややオブラートに包まれた印象。
    性と暴力がいくらか後退して、愛が前面にでている。

  • ハッピーエンドでよかった。読み慣れてるから謎が謎なままは気にならない。6年ぶりに読み直してまえより面白く読めたし、こわかった。
    何かが攻めてくるし何かを攻めなければならないし読んで少し疲れる。いつもそうだけれど。

    2015.2

  • ああ、終わってしまった。なんだか、長い長い夢を見たよう…。

    いつもの、ホワ〜っとした煙に巻かれたような逃げようだ。まあ、追いかけたいとも思わないけど。突き詰めない、突き詰めない 笑。

    孤独なふたりがふたたび巡り会うまで。
    幻想的な月夜、猫の町。リトルピープルのお囃子。騒がしい小さな者たち。
    哀れな男、牛河。ホントは怖いタマル。
    最後は影が薄くなってしまった ふかえり。

    いろいろ残った。トリップできた。
    忘れた頃にまた読みたい。

  • そう、世界の時間は逆行しない。常に前に進んでいくだけだ。世界がずれようとリトルピープルが支配しようとしまいと、その世の中でどう生きていくのか、生き抜いていくのか。
    天吾と青豆を繋ぐ知りすぎた男牛河の3人は、それぞれにタフでクールで用心深い。ただ少し欲を出し、ステップを踏み間違えた瞬間、その世界の役目は全うする。もしくはステップを上手く踏んでいてもいつかは終わりが来る。
    人は一人で生きているようで、実は認め合える仲間が必要だ。それがどの世界でも生き残るための鍵の一つなのだろう。
    ソウル大学の教授が言っていた「強いものが生き残るのでもなく、生き残ったものが強いのでもなく、生きようとしていたら少し強くなっていた」というメイクさんの言葉を思い出す本だった。

    ところでリトルピープルというか小さなおじさんは此の世に確実に存在する。此の世では彼らは主権を握っていないが、ほんの少しだけ悪戯をしていく。例えば僕の場合だと、髪の毛の先を一本一本玉結びにしていく。あれは5年位前に1年くらい不定期に行なわれていたが、そういえば、最近起きていない。彼らはまた別の世界に行ってしまったのか?

    「ほうほう」はやし役のリトル・ピープルがはやした。
    「ほうほう」残りの六人が声を合わせた。

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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