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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784103535218
作品紹介・あらすじ
稀代の毒殺魔も、三十人殺しも。名探偵vs.歴史的殺人犯の宴、開幕。推理の果ては、生か死か――。悪夢が甦る――。日本犯罪史に残る最凶殺人鬼たちが、また殺戮を繰り返し始めたら。新たな悲劇を止められるのはそう、名探偵だけ! 善悪を超越した推理の力を武器に、「七人の鬼」の正体を暴き、世界から滅ぼすべし! 美しい奇想と端正な論理そして破格の感動。覚醒した鬼才が贈る、豪華絢爛な三重奏。このカタルシスは癖になる!
感想・レビュー・書評
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主人公は浦野探偵事務所で働く原田亘(はらだわたるだから、“はらわた”…タイトルからなんかグロいのかなぁ~と勝手に感じていたけど、ある意味ほっとしました)。日本犯罪史に残る殺人鬼たちが、現代に蘇って殺戮を繰り広げる…それを阻止するために事件の真相に迫り犯人を明らかにし殲滅するストーリー。
ありえない設定に読みにくさを感じてしまいました。あと、登場人物の名前、漢字の読み方が難しいので、ちょっと苦戦しました(汗)。ひとつひとつは面白く、なるほどぉ~と納得しながら読めました。実際にあった事件をベースにしているってのも、面白いなぁ~と思いました。でも個人的には、「名探偵のいけにえ」の方が私は好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
岡山…ぼっけえ怖い所じゃあ!!
『名探偵のいけにえ』を読む前に本作を読んでいた方が感動が違うとの事でしたが、私は残念ながら順番が逆になってしまいました。ですが、逆に読んでも発見が色々ありました。
さて、いきなり全藤井風ファンを敵に回すような叫びから始まりましたが今回はかの有名な津山三十人殺しの事件がかなり重要な要素となっております。
他にも古い時代の有名な猟奇事件が出てくるのですが、いけにえでも思いましたが実際の事件を料理されるのが本当にお上手!!
見事に白井さんのオススメ料理に仕上がっています。
どういう脳みそをされているんだろう、欲しい…。
今回は名探偵、浦野灸と助手の原田亘が大活躍。
亘のあだ名が『はらわた君』なのでこれがタイトルかと思いきや、ダブルミーニングである事が分かった時は図書館で声を出してしまいました。(何かとあちこちで恥をかいている私)
前半は岡山にある寺が放火され死人が出てしまった事から、過去から続いている放火事件を調査して解決を目指す、という本格ミステリーで進行して行きます。
えらい続編では趣向を変えたんだなあと油断しておりましたら…
ひっくり返ったぁ!!特殊設定ミステリーにそれはもう綺麗な一本背負い級にひっくり返ったあ!!
儀式の類も伏線なのかと思いきや、そう来ましたか!
ここから怒涛の展開がスタート。
いつの間にやら名探偵vs殺人鬼の壮絶バトルが始まります。
これでもかと言う位に読者を一本背負いしながらいよいよ舞台は問題の最終ステージ、岡山へ。
待ちに待ったラスボスとの最終バトルに期待感が高まります。
バトル時の謎解きも完成度が高く、特殊設定ならではのトリックがとにかく面白くて次はどうなる?!とずっとワクワクさせてくれますし、助手のはらわた君の目覚ましい成長ぶりも応援したくなります。
何より、浦野進化バージョンとはらわた君のやりとりが楽しくてバディとしても最高です。
これまたラスボスの強キャラ感が凄いんですよね、勝てる気がしない…。
こんなのが目の前に居たら死んだフリをします。
ところで、作中に出てくるB級臭い映画の『アリスインスラッシャーランド』が面白そうで観たくなり検索した所、架空の映画でした。いつか億万長者になったら撮りたいですね。
確かにこちらを読んでからの方が『名探偵のいけにえ』を読む時の感慨深さに差は出そうなので、未読の方はこちらのはらわたから読まれた方が良いかも知れません。
とは言え、いけにえの方が有名になっている気がするので私もですがいけにえから読まれた方が多いと思います。どちらが先でも違った感慨深さを味わえますので、順番が逆でも全然楽しめます!
そんでもう一度『名探偵のいけにえ』を読めばせわーねー。(岡山弁で問題ない、という意味らしいです。使い方あってるのか?)-
kuma0504さん、レポート拝見しました!ありがとうございます!なんかドキドキしました笑
全然こえーことなかった!!美しい景色には目が行か...kuma0504さん、レポート拝見しました!ありがとうございます!なんかドキドキしました笑
全然こえーことなかった!!美しい景色には目が行かない位に追い詰められてたんでしょうか(T_T)
そして京アニ事件が起こるまで日本で1番ということに驚いて、京アニはそれを越してるんだという事に更に驚きました…。
近々、岡山の従兄弟を尋ねますが津山なんです。2024/01/18 -
yukimisakeさん、こんばんは
京アニは、ガソリン撒いて火をつけただけですが、
津山はライフルとナタで、一人ひとり殺したわけだから、ち...yukimisakeさん、こんばんは
京アニは、ガソリン撒いて火をつけただけですが、
津山はライフルとナタで、一人ひとり殺したわけだから、ちょっと質が違うんですけどね。
津山に従兄弟さんがおられるんですね。
私も2年住んで全然地域に見当がつかなかったぐらいだから、多分場所を全然知らないと思います。
今どき、ネットでもピンポイントでは場所を特定できないところです。2024/01/18 -
一人一人をライフルとナタ…!!物凄く重労働じゃないですか?!
余程の恨みつらみが…。
kumaさんも相当調べてらっしゃいましたもんね!絶対に...一人一人をライフルとナタ…!!物凄く重労働じゃないですか?!
余程の恨みつらみが…。
kumaさんも相当調べてらっしゃいましたもんね!絶対に従兄弟も場所知らないと思います!
凄く綺麗な所なんですが、ちょっと事件調べてみます(>_<)2024/01/18
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阿部定事件や津山三十人殺し等の事件を彷彿とさせる昭和の凶悪犯罪の犯人達が2015年に人に取り憑く人鬼として蘇った。過去を踏襲した事件を起こす人鬼達を再び地獄に叩き落とす為に名探偵と助手の原田亘(ニックネーム:はらわた)が立ち向かう。人鬼が何時でも他の人間へと憑依可能だという設定を存分に活かし、推理に推理を重ねていく展開は相変わらず切れが良い。何気ない描写も組み込んでくるから油断禁物。はらわた君が探偵の浦野と出会う交番の話と集大成な「津ヶ山事件」が特に好み。白井さんなのにグロ描写が常識範囲内(感覚麻痺ではないはず)だし、タイトルの不穏さからは掛け離れたラストに繋がる展開で白井さんどうした?と読後ちょっと困惑した。万人向けを目指してる?
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儀式で過去の凶悪殺人鬼が蘇り,人に憑依して殺戮を繰返。探偵浦野の体を借りた名探偵古城倫道と助手はらわたが人鬼を地獄に送る特殊設定ミステリー。
実在凶悪事件がモチーフ。グロくない,読み易い。 -
なんかいつもの白井作品とはひと味違いました。
昭和の実際あった事件をモデルにした作品です。
実際の事件が気になって、ぐぐりながら結構時間をかけて読みました。
・玉ノ池バラバラ殺人事件 昭和7年
・八重定事件 昭和11年
・津ヶ山事件 昭和13年
・青銀堂事件 昭和23年
・椿産院事件 昭和19年
・四葉銀行人質事件 昭和54年
・農薬コーラ事件 昭和60年
「津ヶ山事件」がメインで話が進みます。
これは「八つ墓村」のモデルでもあるようです。
浦野探偵事務所で働く主人公、原田亘(通称はらわた)が、名探偵の浦野灸とともに事件を捜査していく。
「神咒寺事件」で事件に巻き込まれ、名探偵が大変な事態に。意外な展開になっていきます。
半分ファンタジーなお話でした。
いつもとんでも設定があった上でのトリック物が多かったのですが、今回は控えめ。
推理小説ならではのトリックや推理などをこれでもかと駆使しています。
読み進めながら、いつもと調子が違うなぁと拍子抜けながらも、新鮮な感じで楽しく読めました。
でも他とは違う表現の独特さは健在でした。
はらわたシリーズになるのかなぁ?
タイトル回収が2度ほどあるのですが、読後ジワリとくる遊び心に癒されます。 -
日本犯罪史に残る最凶殺人鬼たちが、また殺戮を繰り返し始めたら…
名探偵VS殺人鬼たち!
地獄から歴代の殺人鬼たちが蘇るという奇抜な設定は今までになく、名探偵の推理も事件の度にがっつりあるので、頭をフル回転して読みました。面白かった。 -
名探偵VS最凶の殺人鬼たち
これは試合ぢゃあーーーない!!
死合だ!!死合うだぁーー!!
名探偵と殺人鬼たちのデットオアアライブ!!
〜あらすじ〜
稀代の毒殺魔も、三十人殺しも。名探偵vs.歴史的殺人犯の宴、開幕。推理の果ては、生か死か――。悪夢が甦る――。日本犯罪史に残る最凶殺人鬼たちが、また殺戮を繰り返し始めたら。新たな悲劇を止められるのはそう、名探偵だけ! 善悪を超越した推理の力を武器に、「七人の鬼」の正体を暴き、世界から滅ぼすべし! 美しい奇想と端正な論理そして破格の感動。覚醒した鬼才が贈る、豪華絢爛な三重奏。このカタルシスは癖になる!
はい!もうー!あらすじ読んだだけで面白い!!
設定が最高だぁ〜
物語も読みやすくサクサク読めるので一気読みするレベルですね〜
昭和の時代に悪名を轟かした最凶な殺人鬼たちが
現代に復活して残虐の限りを行いそれを食い止めるべく!名探偵と下僕wwが殺人鬼たちとあいまみえる!
ちなみにこの作中に出てくる殺人鬼たちが犯した事件は実際の事件をモデルにしているのでそれが、この物語の1番の面白いところではないとか僕は思っています!
例えば津ヶ山事件がでてくるのですが、
これはちょーー有名な八つ墓村事件にもモデルになった事件なので……あの犯人が出てきますよ〜ニヤニヤ〜( •̀∀•́ )✧
その他にもあと6つの事件が登場するので
物語を読みつつ実際にあった事件をネットでググッて調べながら読むとなお面白く読めると思います!!
名探偵側もかなりクセつよでいい味出して物語を盛り上げてくれてとても良かったですね〜
全体的に読みやすくとても面白かったです!!
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この作者で、今のところ唯一、人に勧めても大丈夫な本です。
ネタバレなしで書くのが凄い難しい小説ですが、実在した津山30人殺しや、阿部定事件など昭和の有名な凶悪犯罪を下敷きにした特殊設定ミステリです。
主人公はらわたこと原田亘と名探偵浦野のオーソドックスな感じからスタートします。一旦は。
4作の連作ですが、とくに、一章、二章の超展開がなかなか斬新で、一気に読めます。勿論、作者独特のロジカルな展開も健在。ゲームの逆転裁判好きな人は、結構ハマるのでは。
でも人に勧められるということで、いつものぶっ飛んだグロや、とんでもないギミックはなく、物足りなさを感じたのも事実。また、連作の最後の4章がやや盛り上がりにかけた感じも否めないですかね。
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特殊設定ミステリ。日本史上に残る殺人鬼たちが蘇って殺戮を繰り返し、名探偵がそれを滅ぼしていく。人はたくさん死ぬがタイトルから想像されるようなスプラッタではなく、特殊設定を生かした連作短編集的な本格ミステリで面白かった。実際にあった事件を下敷きにしているので、その意味でも興味深い。
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この物語の
中心人物のひとりだと思っていた探偵が
いきなり殺され
えっ、この先どうなっちゃうの⁈と驚き
事件史に名を残すような凶悪犯罪者たちが
地獄から現代に次々と甦り
また同じような事件を繰り返すという
あまりにも突飛な設定にさらに驚愕。
少し間違えたら
支離滅裂でしらけてしまいそうなところ
ミステリーとして緻密に組み立て
さらには過去の事件まで
新しい解釈をしてみせたり
こんなのあり得なーい!と考えることをさせず
最後まで一気に読ませてしまう手腕が見事。 -
いろいろとぶっ飛んでいて面白かったです!
謎もしっかりとしていて読みごたえがありました。
グロいシーンもありましたが、そこまでひどくない気がしました(「殺戮にいたる病」と比べてしまうとそんなにかなあ、と)
本格ミステリが好きな方はやめといた方がいいかもしれません…。 -
実際にあった稀代の殺人鬼が現代に鬼となって戻り同じような殺人を犯す設定。名探偵の助手のはらわたくんが事件を解決していくけどそこが事件なのか推理なのかわかんなくなったな。グロくはない。
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奇抜な設定とグロテスクな描写で一部人気のある白井さんが真っ向から(グロ描写はある)本格に挑んだミステリ。とはいっても設定は若干特殊。過去に大量殺人を犯した犯人たちが人鬼たちが現代の人に乗り移り、似たような犯罪を犯す。その鬼たちを名探偵が見つけ出す、というのが基本設定。この大量殺人が現実に起こった事件をベースに作られているのがポイント。また一種の多重推理もので助手の「はらわた」が導き出した真相を名探偵が覆すのだが、覆し方が見事でミステリとしての骨格が非常に分かった書き方をしているな、と感心した。
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いつもの作品よりグロ少なめ。タイトルも腸かと思ったら名前(原田亘)でした笑
設定はいつものごとく、召儺の儀式で蘇った殺人鬼たちが同じ事件を起こしまくるというトンデモなのだけど、そんな状態でも推理はかなりロジカルなので面白かった! -
タイトルからしてグロい予感しかないと思ったけど、はらわたは腸ではなく、原田亘(はらだわたる)の略でした。表紙の銃を持った女の子は内容とはあんまり関係ない感じ。
昭和の時代に起こった有名な事件の犯人が召儺という儀式によって現世に蘇り、その犯人たちをぶっ殺して地獄に送り返すために、昭和の名探偵古城倫道も現世に蘇る…というストーリー。面白い設定だったけど、謎解き部分がどうもしっくりこない部分もあり、いまひとつだった。しかしゲボという表現はどうにかならないものか。ゲロじゃだめなのか。 -
アレ⁈随分まともな話だな…と思ったのは最初から100ページ辺りまで。その後の展開は本領発揮の白井ワールド。虚実取り混ぜた特殊設定がゾクゾクさせる。とは言えエログロ度は(筆者にしては)かなり控えめ。今作も手掛かりは全て示した上で謎解きする極めてロジカルな本格ミステリになっていた。今後も我が道を行く“鬼畜系”から目が離せない。
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名探偵のはらわた、これは臓物をぐちゃぐちゃにして殺す凶悪犯罪者を捕まえるグロ系のミステリかと期待してしまうタイトル。実は全く違って、探偵助手の名前が”キムタク”的な”ハラワタ”であって…ちょっとだけ本当の腸も出てたけどね。
内容はまた白井さん得意の特殊設定で、現世で殺人鬼と呼ばれるような犯罪者達が地獄に堕ちて人鬼となったのだが、召儺の儀で現生に復活!そして名探偵の古城は閻王にその人鬼達を屠るよう依頼され現生にやってきた。
んー、いつもの白井さんを感じる鬼畜っぽい部分もあるのだが、全体としてはファンタジーなのかなぁ。装画は遠田志帆さん。 -
第1章の途中までオーソドックスな探偵物の顔して進む。途中で作者の名前を確認してしまった。タイトル回収シーンは2回。そう来るか。
作者の過去作との比較で言うと、かなりマス受けに寄せた作品になっており、人に薦めやすいが普段に比べてパンチは弱い。
https://yowatarikun.com/meitantei-no-harawata/
著者プロフィール
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