村井さんちの生活

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 103
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103535515

作品紹介・あらすじ

人生の折り返し地点で家族を見つめた、平凡だけれど宝物のような日々の記録。息子のSOSに気づけなかった後悔、苦しいけれど大好きな翻訳の仕事、きざみ葱を巡る夫とのバトル、老犬との別れと子犬ハリーとの出会い、亡き母からの時を超えた贈り物、そして予期せぬ入院生活。我が家にとって、それは山あり谷ありの四年だった――。琵琶湖畔に暮らす翻訳者が何気ない日常を綴る、心温まるエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 「サカナレッスン」「兄の終い」をおすすめしてくれた友人が「これもオススメ!」と貸してくれた本。
    翻訳家・エッセイストの村井理子さんの日々を綴ったエッセイ本。

    双子の息子さんの成長、家族の一員であった老犬トビーとの別れと新たな一員となったハリー、家事もがんばってくれるご主人など…村井さんちの生活が伝わってきてほんわかします。

    私は子供を育ててことはないけど
    母というのはすごいなあ~とつくづく思ったり
    会ったこともない村井さんのがんばりを応援してみたり
    子供さんの成長にうんうんとうなづいてみたり
    子供さんがいる方でしたら「そうなのよ~」「わかるわ~」という目線で楽しめるかもしれません。

    なんでしょうか…例えるならば…「大草原の小さな家」を見ているような…そんな気持ちで読み終わりました。

  • 翻訳家の村井さん。何冊か訳書を読んだことがあって、それだけで親近感を抱いていた。「琵琶湖のほとりに住んでいる」「ちょっと変わった本を翻訳している」「愛犬家」というイメージだったがそれは全く間違いはなく。元々持ってた親近感が一気に盛り上がったのは、双子育児のよしなしごとを、感情過多な感じではなくしかしズズっとこちらの心に染み入る形で書いている文章だったから。「気持ちが空回りして意味不明な行動をとってしまう自分」についてや、反抗期の息子との間で起こった「何があろうと気持ちを立て直すための、決して消えることのない情景」が心に刺さった。現在進行形の出来事のなかに、時折ご自身の育った場所や思い出をほんの少し挟んであるのがすごく気になったので他の著書も読んでみたいなー

  • 村井理子×宮下奈都 「村井さんちと宮下さんちの生活」 | News Headlines | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/news/article/2401/

    村井さんちの生活 | 村井理子 | 連載一覧 | 考える人| シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。知の楽しみにあふれたWebマガジン。 | 新潮社
    https://kangaeruhito.jp/articlecat/muraisan

    村井理子 『村井さんちの生活』 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/353551/

  • 全然知らなかったけど、サカナ・レッスンの訳者さんだった、、、出会いが運命的!
    淡々と語る口調で読みやすく、仕事に没頭する日々と双子男子の育児の話や愛犬の話で、ついつい涙が。。。そう遠くない将来、自分も村井さんと同じ道を歩むんだな、と。

  • P167
    翻訳とは特殊な読書体験でもある。本好きな私としてはなんともありがたいことだと考えつつもしんどいわと口から出そうである。
    それでも1冊終わり数日経てば次の1冊のページをめくるのだから私も相当変態だと気づき始めた。

    結局のところ、私は辛い、厳しい、眠い、腹が減ったとわめきつつ、様々な人生、様々な思いを本を通して日々追体験しているのだと思う。


    翻訳家はそんなに苦しい思いをして訳しているのだと知った。
    でも本を通して人の人生を体験できるのは、読んでいても同じだと思う。
    本を読める幸せを感じる。

    図書館で見かけて読んだ本、何となく手に取ったけど、よかった。

  • 翻訳を専門的に学んだこともなければ、著名な翻訳家の元で修行を積んだ経験もないのに翻訳家として本を出されている著者のエッセイを飛ばし読み。

    翻訳の苦労はわかった気がします。

    次は著者が翻訳された本を読んでみたい。

  • 状況は全然違うが子を持つ親の先輩として、学ぶ事も多かった。
    ショックを受けないようにせねば。
    ご病気の話もサラッと書かれているが自分であったら…と気になった。

  • 家族との日々を綴ったエッセイ集。
    翻訳の仕事をしながら双子の男の子を育て、家事をこなし愛犬の散歩も。
    男の子を育てる大変さに(分かる、分かる)と相槌を打ち、老犬との別れのシーンでは村井さんご家族を心配し、気づけばアッという間に読み終えていた。

  • カテーテルの怖さと痛さと苦しさ

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著者プロフィール

翻訳家・エッセイスト。1970年静岡県生まれ。主な著書に『犬ニモマケズ』『犬がいるから』『兄の終い』『全員悪人』など。訳書に『ゼロからトースターを作ってみた結果』『人間をお休みしてヤギになってみた結果』(共にトーマス・トウェイツ著)、『黄金州の殺人鬼』(ミシェル・マクナマラ著)ほか多数。

「2021年 『捕食者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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