凶悪 ある死刑囚の告発

  • 新潮社
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本棚登録 : 111
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103540212

作品紹介・あらすじ

「他にも人を殺しています。警察は把握していません」。死刑判決を受けた男が、獄中で衝撃の自白を始めた。被害者は複数人、首謀者はまだ娑婆にいる-はたして、奴の話は本当なのか!?闇に葬られた殺人をよみがえらせ、警察も動かした衝撃の取材記。

感想・レビュー・書評

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  • 事件モノって結構気になる。
    映画の広告を見て、原作もあるとしって早速借りてみた。

    ノンフィクション、記者が書いた事実の話。

    読んでみて、実はフィクションの方が好きなんだと改めて知る。
    事実は事実で、恐ろしい話なんだけど、
    感情移入がまったく出来ないというか、
    事件になる過程だの、その時の感情だの、
    そういうものが詳しく書かれてるフィクションの方が好き。

    それを知る事が出来て良かった。

  • 映画で知った。
    極悪でした。実際にあった事件だから感想というかなんというか。ミステリーよりもはらはらする。

  • 映画の原作で、なんと実在する死刑囚による殺人事件の告発。
    しかも首謀者は塀の外。
    サスペンス小説だったら十分に面白い内容ですが、事実だと考えると恐ろしい。
    こんな高度な文明社会においても、人間を消すことがこんなに簡単にできるだなんて・・・。
    そして有罪と無罪のボーダーについて考えさせられました。
    糖尿病やアル中にお酒を与えることは罪に問われるのか。
    身寄りのない人間の世話をして、遺産を受け取ることは罪なのか。
    そこに悪意や計画性があったことを誰が証明できるのか。
    読んでいて気分のいい作品ではありませんでしたが、気になって1~2日で読んでしまいました。
    レンタル始まったら映画も借りて観てみます。
    リリーフランキーの大量殺人犯ははまり役だと思う。
    表裏があってのらりくらりとしたサディスティックな不動産ブローカー。

  • 映画の原作として読んだ。
    実際に起きた内容なのだが、本当にじわじわとくる怖さ。
    まさに事実は小説より奇なり。
    始まりは拘置所に勾留中の死刑判決を最高裁に上告中の1人の男の手紙だった。
    新潮社のジャーナリストである著者はその男の話から、全ての黒幕として、その男が復讐し罪を償わせたい1人の先生と呼ばれる男の調査を始める。
    その先生と呼ばれる男の周りでは次々と人が失踪、自殺、変死をとげる。
    先生は、自らは手を下さず、資産になりそうな土地を持ち、孤独で近所や親戚との付き合いも薄い、しかもアル中や持病もちや老衰でいつ死んでも怪しまれない人ばかりを狙って関わりを持ち、巧みに恩を売って本人も少ない身近な人間にも怪しまれないようにする。
    告発した男も先生と呼ばれる男もどちらも少年の頃から普通でない人生を送っている。
    どこか闇の世界でしか生きていけない、生きようとしない人間の哀しさというか、情けなさを感じた。
    必要悪なんだろうか?
    大金を持ちながらも、いつも何かを脅しながら、そして怯えながら生きているそんな人が実は自分の身近にもいるんだと思うととても怖い気がする。

  • 殺しの場面を映像としてあまり観たくなかったので、あえて原作を読む。平成18年でこの本は終わってるけど、その後先生がどうなったかが一番気になるところ。世の中知らない間に沢山の人が闇に葬られてるんじゃないかと、ほんと怖くなった。

  • 映画を観る前に。
    気分悪くなるので、ちょぼちょぼ読んだ。
    映画はどうだろうか…。

  •  尼崎の事件の前では、この事件も霞んで見えます。

  • 事実は小説より奇なり。隣県でこんな凄い事件が起こっていたなんて、驚きでした。この世には怖いことがいっぱい潜んでるのね。その後が気になります。文庫本版を読んで確認しよう。

  • 本当の悪は捕まらないのかな?

  • ほんとうにいとも簡単に人は消える。そして警察の怠慢で事件性がないと判断されるとまったくのゼロとなってしまう現実。
    実はバレていないだけで、こうして埋もれている事件がいくつあるんだろう。本書では死刑囚が余罪を告白するというところから始まる稀有なケースだ。しかも実話である。
    このようにして告発しないと角田美代子(個人的におそらくあれは別人だと思う)や愛犬家殺人の関根元のように、今日も粛々と人を消す作業を行う連中が減らないということか。なんという世の中。

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