「十二国記」30周年記念ガイドブック

  • 新潮社 (2022年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784103540243

作品紹介・あらすじ

累計1280万部突破。小野不由美による大河物語「十二国記」の30年を辿る! 1991年に誕生した大人気シリーズ「十二国記」を様々な視点から辿る、初のガイドブック。30周年を祝したアートギャラリーでは、萩尾望都・藤崎竜・芥見下々・羽海野チカ・清原紘・いとうのいぢ・遠田志帆・THORES柴本・千景の超豪華9名による描き下ろしイラストを掲載。巻末には“幻の短編”「漂舶 十二国記外伝」を特別収録。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

作品の30周年を祝うガイドブックは、ファンにとって待望の一冊です。シリーズの魅力を多角的に掘り下げ、作品や登場人物の詳細、世界観を網羅しています。特に、豪華なアートギャラリーには著名なイラストレーター...

感想・レビュー・書評

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  • 私には珍しく予約した。レビューが遅れたのは、年表の確認に取り掛かるのが遅れたためである。ただ、届いた日にざっと読んで、私は直ぐに重大な欠落に気がついた。今までのどのレビューをよんでも、そのことに言及している人がいない。何故気がつかないのか?読者子敬は所与の物語を有り難く受けとるのみの民なのか?

    怪奇幻想ライターという肩書きの朝宮運河氏が、「作品紹介」「主な登場人物」「用語解説」「十二国記物語年表」「十二国記物世界地図」という冒頭の最重要事項を一手に引き受けている。ネタは、おそらく我々と同等の刊行された本以上のものだ。私の知らないインタビューなのか、編集者なのか、著者本人なのか一切わからない。所々重要な事をさらっと書いていたり、重大な欠落があったり、私は大いに動揺している。もちろん、萩尾望都の投稿再録や、小野不由美ロングインタビューなども面白かった。

    気がついたことを全部載せると大変迷惑な長文になるので、端折って載せたい。

    ⚫︎先ずは「重大な欠落」について。
    「主な登場人物」欄には約40人もの主役、準主役、脇役の紹介があり、耶利という謎の少女さえ載せているのに、ある意味「白銀の墟 玄の月」の影の主役というべき琅燦(ろうさん)が紹介されていないのである!もちろん彼女の紹介は「謎めいた人物」だけでは済まされない。記述が難しいのは予想されるが、無視は酷い。朝宮氏の意向だとすると、あまりにも乱暴だし、編集者の意向だと、その秘密主義には同意しかねる。小野不由美女史の深謀遠慮だとしたらわかるが、実際ハッキリしてもらいたい。

    ⚫︎コラム欄で朝宮氏は、「(天の在り方に疑問を抱いた陽子のシーンを紹介し)この先おそらく重要性を増してくるはずだ)」と述べている。琅燦を記述しなかったことと併せて、この人「何かを知っている!」。

    ⚫︎「用語解説」において、なぜか最重要事項の「天帝」について、さらっと書いている。即ち「十二国を創造し、天綱を定めたとされる至高の存在。王は天帝に代わって各国を統治する。王京で神々を束ね、世の中を調えると伝えられるが、人と交わらないため不明な点が多い」いやあ見事に誤魔化している。「とされる」とか「不明な点が多い」とか。同時に「天綱」についても書いている。「天帝が定めたとされる十二国全体の摂理。第一は「天下は仁道をもって治めること」(略)」第一項目って、何処かに書いてあったけ?でもこれは明らかに四書五経の世界観だと思う。重要な指摘である。

    ⚫︎「十二国記」物語年表を載せてくれた。大変ありがたい。私が今まで作ってきたマイ年表を若干訂正しました。しかし、大事なところは訂正しなくてもよかった。少し嬉しい。

    公式ガイドブックでは、中嶋陽子の登極年を〈基準年〉としている。それを0年としているので、西暦は使っていない。私は、中嶋陽子が登場した「月の影 影の海」公刊年の1992年を基準として年表を作った。そうなると、泰麒が十二国に戻り、戴国で驍宗の捜索を開始するのは「黄昏の岸 暁の天」(2001)「魔性の子」(1991)とは違い、1994年になるのだが、その方が良いと思う。「魔性の子」は、当然だが、どう考えても携帯は無い世界であり、そのように設定しないといろいろな齟齬が出てくるからである。公式は最新世界の(こちら側の)年代を明らかにしていないが、90年代とするべきであろう。

    才国、芳国の年代は、公式ガイドブック年表とはかなりの違いがあった。当然公式の方にすり寄せた。私の読み間違いだと思う。

    〈公式では〉「(神話の時代)天帝、一度世界を滅ぼした後、十二国の世界を作る」とあった。朝宮氏は、この記述の「根拠」を明らかにしていない。これがホントだとすると、十二国創成は少なくとも5000年くらい遡ることになるが、私はそれに与しない。私は「白銀の墟 玄の月(3)」において、「十二国創成」の物語を自ら創作した。また、「白銀の墟 玄の月(4)」で、十二国の構造について自説を開陳した。マイ年表は、当然それに依って書いている。


    十二国マイ年表(92年を基準年とし、西暦に置き換えた)

    BC212年  十二国創世

    1000年ごろ 戴国の代王、捨身木に火をかける。その罪により戴国の国氏が代から泰に変わる。
    1400年ごろ 奏国宗王先新が登極 
          才国遵帝「覿面の罪」により斃れる
    1500年ごろ雁国延王尚隆が登極
          元州の乱 斡由誅殺
    1700年ごろ 範国氾王登極
    1870年 柳国劉王露峰が登極
    1902年  恭国供王珠晶が登極
    1942年 巧国で塙王が登極
    1952年 舜国の王登極
    1957年 芳国峯王仲韃登極
         才国采王砥尚登極
    1977年  泰麒 胎果として蓬莱国に流される
    1981年 才国采王砥尚崩御
        才国采王黄姑が登極
    1985年 慶国予王が登極
    1987年 泰麒 2月蓬山に戻る
    戴国泰王驍宗が登極
    1988年 戴国阿選の乱始まる
         泰麒 鳴蝕により戴から消える
    1990年 芳国峯王仲韃崩御
         芳国の麒麟卵果が触により流される
    1991年  慶国予王崩御
    1992年 陽子蓬莱国より来たる
         慶国景王陽子が登極
    1993年 功国塙王崩御
         慶国で和州の乱 
    1994年  泰麒 蓬莱国より帰還
    1995年  戴国 阿選の乱収束

    • kuma0504さん
      ひまわりめろんさん、おはようございます。
      「守り人シリーズ」良いですねー♪
      大好きです。
      レビュー楽しみにしてます。
      ひまわりめろんさん、おはようございます。
      「守り人シリーズ」良いですねー♪
      大好きです。
      レビュー楽しみにしてます。
      2022/09/22
    • bmakiさん
      こんにちは(*^^*)

      私もこの本、綾辻先生のTwitterで紹介されているのを見て、すぐにAmazonでポチりました。
      kuma0...
      こんにちは(*^^*)

      私もこの本、綾辻先生のTwitterで紹介されているのを見て、すぐにAmazonでポチりました。
      kuma0504さんはいつも頭の良い方だなぁと思っていましたが、読み込まれ方が半端ないですね。
      このkuma0504さんの感想が私のバイブルになりそうです(*^^*)

      さらさらさらとまだ目を通しただけですが、kuma0504さんの感想を読んで俄然興味が湧きました(*^^*)
      2022/09/25
    • kuma0504さん
      bmakiさん、こんばんは。
      過分なお言葉、恐縮です。

      bmakiさんは全巻読んでいらっしゃるんですよね。
      出来たら、私の「創世記」の感想...
      bmakiさん、こんばんは。
      過分なお言葉、恐縮です。

      bmakiさんは全巻読んでいらっしゃるんですよね。
      出来たら、私の「創世記」の感想も教えてください。
      2022/09/25
  • 京都に行きたいと思いました



    いやなんでやねん!( ゚д゚ )クワッ!!

    だって『十二国記』の作者の小野主上(にわかのくせに言いたい)は長く京都在住なわけじゃん?
    絶対、京都の持つ空気感みたいなんが、作品にも反映されてると思うんだよね
    具体的にどこにとかは知らんけど(おい)

    はい、というわけで『十二国記』のガイドブックです

    感想は「なるほどね〜」だす

    あとやっぱり山田章博さんのイラストの力は絶大だよね
    なにしろ楽俊がかわいいもの
    楽俊がこれほどまでに可愛くなかったら『十二国記』の成功はなかったとまで断言します
    しちゃいます

    それから、謎は謎のままってのが小野不由美さんのスタイルっぽいね
    なんかやっぱ芯はホラー作家やわ〜と思いました

    はぁ〜、あと何作出るんだろうね〜
    小野不由美さんもそれなりに御高齢ですからね
    ほんとお体を大切にしつつ書き続けてほしいものです

    • ひまわりめろんさん
      あと茨城には常磐自動車道があるで!(通り過ぎ専用やないか!)
      あと茨城には常磐自動車道があるで!(通り過ぎ専用やないか!)
      2025/12/29
    • yukimisakeさん
      近いのに用事ないと案外京都って行かないんですけど、大人気なんですねー。
      師匠、川床奢って下さい。待ってます(*^^*)
      近いのに用事ないと案外京都って行かないんですけど、大人気なんですねー。
      師匠、川床奢って下さい。待ってます(*^^*)
      2025/12/29
    • ひまわりめろんさん
      ユッキー

      千円床屋なら奢ってあげる
      ユッキー

      千円床屋なら奢ってあげる
      2025/12/29
  • 王道ファンタジーで読みごたえがありました。

  •  本当に小野さん、30年間ご苦労様でしたという言葉しか出ませんね。

     ゆっくりでいいので、続きを書いてもらえればと思う反面、私も同年代だしなぁとか、今年は○○関係で検査続きだしなぁと思ったりもしますね。

     柳国の事は気になりますよねぇ。こちらも書いていただければ嬉しいですねぇ。

     そして、山田さんのイラストの美麗なこと。陽子も泰麒も美しい!

  • 十二国記30周年ガイドブック。私自身はこのシリーズを四半世紀ほど追いかけているだろうか。ファンタジーにあまり興味のない男子学生だったが、ご多分にもれず、山田章博さんの美しい挿画に惹かれて、ホワイトハート版を手にした。明らかに女性向けの文庫だったので、レジに持って行くのを躊躇したことを覚えている。

    これがよくある剣と魔法のファンタジーなら興味を覚えなかっただろうが、当時は中国の古代史にはまっていて、ペラペラとページをめくるといかにもそれっぽい単語がいっぱい…。読んでみて、その芳醇な物語性に度肝を抜かれた。

    30周年と謳っているが、実際には30周年は去年の話。出るとされていた短編集が出せず、苦渋の選択で作られたのではないかと想像してしまう。内容はガイドブックというには程遠く、用語解説も人物紹介も薄いし、使い回しも散見される。とはいえ、もちろん買わずにはいられない!なぜなら、それはファンだから。

    小野先生のインタビューを読むだけでも買う価値はある。楽俊のモデルが『ナルニア国物語』のあのキャラだったとは!なるほど確かに、と深く納得した。設定地図の存在などは興味深い。

    次なる楽しみは新作の刊行だが、これは座して待つしかない。小野先生の体調が第一だ。既刊本を再読しつつ、布教活動に励もうと思う。十二国記を未読の方、それは何とも幸せな方だ。あの感動をこれから味わえるのだから。

  • 祝30周年!ついに出ました念願の「十二国記」ガイドブック。
    ・「十二国記」の作品、主な登場人物、物語年表、世界地図
    ・特別エッセイ・・・萩尾望都、沖方丁、阿部智里等、10名。
    ・祝30周年「十二国記」ART GALLERY
      ・・・羽海野チカ、藤崎竜、芥見下々、いとうのいぢ等、9名。
    ・「十二国記」と人・・・編集、校閲、装幀、イベント
    ・「十二国記」の30年史
    ・小野不由美ロングインタビュー
    ・山田章博インタビュー
    ・特別収録『漂舶』十二国記 小野不由美/作
    思えば、講談社の文庫ホワイトハートで激ハマり。
    異世界ファンタジーと云えど、心情その他の奥深さに
    惚れ込み、新潮文庫も画集も揃えてしまいました。
    そしてついに、ファン待望のガイドブック登場!
    「十二国記」の基礎知識から、思い入れ溢れる作家たちの
    寄稿エッセイ、マンガ家やイラストレーターの個性たっぷりで
    描き込まれた作品の素晴らしさ、関わった方々のインタビューの
    思いの丈、そして小野先生のインタビューの中での驚きの事実。
    あの『漂舶』まで掲載されて、もうお腹いっぱいです。
    柳国の話は気になるけど、健康に留意して、ゆっくりと
    執筆いただければ幸いです。
    ともあれガイドブックのおかげで、再読したくてウズウズ。
    あ、画集「青陽の曲」も購入しなくちゃ!

  • タイトルの通り公式のガイドブック。巻ごとのあらすじやトピック、登場人物&用語解説、著名人によるエッセイを収録しているのでより理解が深まるし復習になる。掲載されているエッセイはどれも熱量が高く、改めて愛されているシリーズなのを実感した。他に小野不由美のインタビュー、外伝である短編「漂舶」も収録。

  • 特別収録 漂舶 十二国記外伝

    このシリーズに少年少女時代に出会える人は幸せだと思う。
    特別収録の短編は、六太と尚隆の話で、クスッと笑えつつ、しみじみする。

  • 独特のファンタジー世界を繰り広げる『十二国記』。
    そのエピソード0に位置づけられる『魔性の子』が1991年の刊行されてから30周年を記念してのガイドブック。
    十二国記シリーズの舞台、登場人物や各国と、作品との相関関係、年表の基本データの他、著者ロングインタビュー、関係者へのインタビュー、エッセイ等などが掲載。中には魔性の子のタイトル由来が明かされていたりして気が抜けない。
    巻末には、外伝の短編小説『漂舶』が特別掲載。まあこれが、この本のメインディッシュなんだけど。
    『白銀の墟 玄の月』から早3年が経ち、『漂舶』にて久しぶりに十二国記の世界に触れてしまった今更、新作を渇望している。

  • 十二国記 30周年記念ガイドブック

    十二国記は
    私の一番好きな本シリーズ

    言葉や文章に
    胸が熱くなり
    人恋しくなり
    勇気をもらえて
    冒険心をかきたてられ
    違う世界で
    生きているかのよう。
    そう異世界にのめり込みたくて
    私は沼にハマっていく。

    小学三年生のころ
    どっぷり読書沼にハマった。
    ファンタジーやサスペンスばかり読んでいた。「だれも知らない小さな国」とか「モモ」とか。

    40歳すぎて息子から十二国記を紹介されて読んだ。シリーズ15冊読み終わるのが淋しくて味わいながら読んだ。
    新しいお話が出るたびに、更なる異世界へと連れて行ってくれて、胸を震わせてくれる。
    次の物語を心待ちにしています。

    このガイドブックは
    ちょっと難解な地名や人物や用語がまとめられていて重宝!

    そして短編
    「漂舶」
    延王と延麒の
    ヤンチャで情の暑い物語。
    そういう2人が好きだなぁ。
    *
    favorite sentence
    ・人は変わることができる、というシリーズ全体に流れるテーマ
    ・十二の王と麒麟がいるという神秘的で美しいイメージは、私たちの心を深いところで揺り動かす。

  • これまで、発刊されている「十二国記」シリーズを振り返ることができるガイドブックです。1991年9月25日に刊行された『魔生の子』から始まったシリーズが30周年目の記念として発売されたようです。
    私はにわかファンなので、一気に10作品15巻を読むことができました。30年前からのファンは新刊が出る喜びを感じつつ、次の物語がいつ読むことができるようになるのか気を揉みながら過ごしてきたのでしょうね。この物語にはその価値が十分にあります。これからも新作が刊行されることを心待ちにしています。

  • 【感想】
    予想以上に内容がてんこ盛りだった!!
    他の著者のファンタジーのガイドブックも読んだことがあるが、これ程までに充実したガイドブックは存在しないと思う。

    エッセイとして寄せられた作家さん等の称賛の声の多いことよ!!!
    いかに十二国記が愛されてきたのかが良くわかる。
    辻村さん、冲方さん、阿部智里さん、畠中さん…作家の巨匠がこれまでに声を上げるの、類を見ないよ、本当に…。
    辻村さんが「小野主上」と呼んでいたのすごく好き。

    印象に残ったのは、小野さんのロングインタビューで、小野さんは莫大な地図のデータを持っているということ!!!!
    『レーエンデ国物語』の多崎さんもそうだったけど、ファンタジーを作る人ってやっぱり頭に密度の高い地図が入っているんだね…。
    実在するのではと思わせるぐらいの没入感のあるファンタジーって、やはり地図が作れる人じゃないと描けないのかなと思った。

    【心に残ったところ】
    ◉その一方で、描かれている物語はあくまで普遍的だ。歴史の転換点において、与えられた立場ゆえに戸惑い、道に迷う王や麒麟。逆境の中でも、希望を胸にともして生きる官吏や名もなき民。「十二国記」が描き続けてきたさまざまな葛藤のドラマは、文化や時代の壁を越えて共感を呼ぶ。

    ◉現実と異なる世界を思い描くことは、人間の偉大な想像力の証しだからである。だがスペクタクルの連続がほしいのではない。ほしいのは、それを可能とする厳密な衣食住の描写、登場人物の体を通して読者に伝わる、優しいとは限らない世界の肌触りだ。(冲方丁)

    ◉はい、基本的に徒歩ベースで考えているので、この世界の人々は基本的に徒歩で移動する、というのがあって、すると現代日本に住む私たちの感覚とはかけ離れたことになるんです。

    【きっかけ】
    十二国記を全部読んだので、ガイドブックもブックオフで買った!!!

  • この本を買う時点で相当のファン。
    なのでどれに対しても結構興味深く好意的に読んだと思うのですが、編集者インタビューは不覚にもジーンとしたし、校閲の方のお話は興味深かったし、辻村深月のエッセイはわかりみしかなかった。


    2022.9.4
    125

  • 過度な期待をしてしまったのかもですが、小説を読んでいる以上の情報がほとんどなく、ここでしか見られないイラストや話や設定情報があることを期待しすぎたのかもしれないです。

  • 涙が出るね。

  • すっかりハマってしまい、記念本の購入に至る。過去の振り返り、関係性の確認、見落としの再発見など、身悶えする内容。著名な小説家の解説や評論も、目線が変わって面白いし、特別掲載の短編も十二国記を堪能できる。未読はあと3冊。前回から最新刊まで年単位で待たせられることを考えると、読みたいが勿体無いような、複雑な気持ち。

  • 冊子の厚みからは予想がつかないなかなかの情報量。
    まず各巻のあらすじや登場人物を振り返る。そして本作を愛するクリエイターからの寄稿、本シリーズに関わったスタッフの方々、そして作者自身の熱い思いに触れる。
    そして巻末に満を持して十二国記の看板バディの短編掲載。

    皆さんの熱量に当てられて、再読欲がむくむくと立ち上がる。短編集発売も楽しみ。

    #小野不由美

  • いやぁ、買って良かった!
    またシリーズを読み返したくなる!
    私は読み始めたのが、3年くらい前なのでずっと待ち焦がれてたとかはなかったし、シリーズの歴史も知らないのだけどそれでもこのガイドブックはとで良かった。
    関わった方々の熱い気持ちがよく伝わってるし、い色んな読み方があるのだと楽しかった。
    何より驚いたのが小野さんが綾辻さんの奥様だということ!びっくりした笑

  • まずは30周年、おめでとうございます!

    出会いは、山田章博さんの絵が表紙のWH文庫の表紙からでした。
    ティーンの時のリアルタイムでなく、古本屋でみつけたのが最初。
    小野さんのお名前も、そこで初めて知った体たらくです。
    ティーンズ文庫だと高をくくっていたものの、
    自分がティーンの時に読んでいたレーベルのものと、
    あまりにステージが違っていて、すぐに十二国の虜になってしまいました。
    陽子との出会いが、十二国との出会いだったため
    私の中では、主軸は陽子の導く慶でした。
    このガイドブックを読み、
    泰麒と戴国が十二国記の主役メインテーマだった、と教えられました。

    たしかに・・・・
    「魔性の子」がエピソード0と位置づけられ、
    「白銀の墟 玄の月」が18年をかけて執筆された、
    4巻にも及ぶ大作からもそれがうかがえます。
    ですので、こちらを読み終わったそのまま、
    「魔性の子」→「黄昏の岸 暁の天」→「白銀の墟 玄の月」
    の泰麒無双を開始。(今は黄昏の岸の下巻)
    (「風の海 迷宮の岸」は今回は割愛。でもやっぱり読むかも)
    「魔性の子」は、十二国記にのめり込む前に読んだのが最初で、
    ホラー色が強く、再読をすることは今までなかったのですが、
    今回のガイドブックで、そういえばエピソード0だったんだよねと再読。
    諸読当時はわからなかった数々のことが、今なら全部わかる!
    怖がる必要ないやん。
    ネタバレ(十二国側の視点がわかった)あとだと、まったく違う物語に見えるから不思議です。
    そしてなにより、十二国記を本格的に執筆するまえに
    すでに、小野先生の頭の中には十二国が在ったことが驚きです。
    一切の矛盾はなく、ブランクを感じさせない伏線回収がすごすぎる。
    あんな稚けなく見えた泰麒が、蓬莱で過ごした7年で立派な青年になって。。。

    あ。
    熱がすごすぎて、長文になってしまいました。すみません。


    掲載されているすべてが尊いのですが、特に年表はありがたかったです。
    巻末の「漂泊」は、アニメDVDで観ていたあのエピソード。
    雁国に尚隆が王として在位100年後。
    とある人の墓所へ赴く話です。

  • 待ちに待った十二国記のガイドブック。編集者の方などのインタビューや藤崎竜さんを始めとする応援イラストなど見どころたくさん。作家の人たちの十二国記への熱量が伝わり感動した。
    そして、なんと言っても小野主上のインタビュー。小野先生の思いが伝わりこれだけでも読めてよかった。っと思えるほど。
    最後は幻の短編「漂舶」。延王と延麒のコンビがある人物のお墓参りに行こうとする話。やっぱり、こういう感じかってニヤニヤしちゃうような展開でとっても良かった。風漢はここからもう登場していたのか、とも。

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