少年タイムカプセル

  • 新潮社 (2023年3月1日発売)
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本 ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784103549314

作品紹介・あらすじ

「YOUは、天才だよ!」。その刹那、少年の人生が大きく動き始めた――。12歳でジャニーズ事務所に入所、1985年「仮面舞踏会」でデビューした少年隊の“ニッキ”こと錦織一清。盟友・植草克秀と東山紀之、時代を超える名曲、ダンス論、そして恩師・ジャニー喜多川……。「ジャニーズの最高傑作」が、栄光から挫折まで〝仮面〟を脱ぎ捨てて語る初の自叙伝。タイムカプセルに封印した記憶を今解き放つ!

感想・レビュー・書評

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  • 少年隊のニッキこと錦織一清さん、初の自叙伝。
    だけど、文章として書かれているのは「はじめに」と「おわりに」だけで、本編は、西寺郷太さんのインタビューに、ニッキが答える形式。
    これが、とてもいい。
    ある部分では、本人より詳しい(一番忙しい時期のことはあまり憶えていない、とのこと。あの頃のアイドルの忙しさは殺人的だったらしいから仕方ない)郷太さんが、聞きたいことを引き出してくれている。
    ファンであり、今では仕事仲間ともなった郷太さんとのやり取りは二人の声が聞こえてくる感じ。
    この本は、ニッキのことを語っているけど、聞きてとしての郷太さんの表記はもう少し大きくても良かったのでは?
    おもしろかった。

  • カッコ良かったよなー、仮面舞踏会。
    1番を歌い終わったあとに、
    スタンドマイクを蹴飛ばすのですが、
    そのあと、片手でバック転するんですよねー。
    何度見てもカッコイイ!

    ジャニーさんはいまや大犯罪者扱いですが、
    実際はどうだったんでしょうね…
    この本を読むかぎりは、
    独特ではあるけど、やはり天才?偉人?
    まあ功績を残した人だと思いましたが。

    異論反論あるのを承知で言いますが、
    ヒガシさんもエラいと思います。
    相当な覚悟で一身に背負っててね…
    そこは分かってあげないとなー。


  •  カワサキ・キッドとは違う切り口。
     どうやって音楽を作ってきたかが、中心。

     こういう本の中に出てくる、創造的なプロデューサーの姿というのは、きっとあったんだろう。
     ただ、現今の話題のような影絵の存在が、あったのかという疑念が惜しまれる。

     それにしても、ちょっとインタビュアーが、ちょっと思い入れありすぎでは。

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著者プロフィール

演出家/俳優 1965年、東京都生まれ。85年、「少年隊」としてデビューし、リーダーを務める。翌86年から、毎夏、東京・青山劇場で上演された少年隊主演のオリジナル・ミュージカル・シリーズ『PLAYZONE(プレゾン)』は、2008年まで23年間続いた演劇界の金字塔。単独でも、88年、ミュージカル『GOLDEN BOY』主演を皮切りに、数多くの舞台に出演する。95 年『PLAYZONE'95 KING & JOKER 映画界の夢と情熱』にて初の脚本・演出。99年、舞台『蒲田行進曲』出演を機に、つかこうへい氏の薫陶を受ける。09年頃から舞台演出を積極的に手掛け、現在、俳優業に加え、演出家として活躍中。18年に演出した『よろこびのうた』がAll Aboutミュージカル・アワードのファミリー・ミュージカル賞を受賞。20年末でジャニーズ事務所を退所し、独立。

「2022年 『錦織一清 演出論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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