浮き身

著者 :
  • 新潮社
2.75
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本棚登録 : 178
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103551515

作品紹介・あらすじ

十九年前、私たちは浮くようにそこに居た。実体験を元に描く慈しみの物語。彼らが女を商品のようにしか扱えないのと同じで、私は彼らを子供を産ませる男か身体を買う男に峻別することしかできなかったーー。十九年前の、デリヘル開業前夜の彼らとの記憶に導かれ、私はかつて暮らした歓楽街へ赴く。酷い匂いの青春はやがて、もうすぐ子供が産めなくなる私の、未来への祈りとなる。新たな代表作!

感想・レビュー・書評

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  • 今から19年前、デリヘルを開業しようとする若者たちが集う酒と薬にまみれた掃き溜めのような11階のマンションの一室での狂騒。鈴木涼美さんの筆致は大好きなのだが、今作はなぜかとても読みにくかった。
    それから19年後の今、「もうすぐ子どもは産めなくなる」という事実を彼女はどのような実感を伴って受け容れようとしているのだろう。

  • 冷たく乾いた筆致で性風俗界隈に蠢く女性を描き出す鈴木さんの作品は、嫌いじゃないんだが受け止め方がよくわからない。
    本作は、外資系企業で働くアラフォー女性が、男と別れた直後に19年前の出来事を回想する。マンションの一室でデリヘル開業準備中の男女がひしめく中、部外者であるにも関わらず出入りを黙認されている彼女は、そんな彼らを冷静に観察している。酒や煙草だけではなく薬物もありの環境で、ぶっ飛んだあげくにやられてしまったりもする。
    タイトルの「浮き身」とは水泳用語だろうか?

  • 読みにくい訳ではないけど想像しずらくて
    私にはあまり響かなかったです

  • 読んだけど、
    何がわからないのかわからない本でした。

  • デリヘルを開業するための部屋に集う主人公含めた若者たち。
    退廃的な雰囲気で、薬も当たり前のように皆やっていて…と私には縁遠い世界で興味深い。
    主人公が、自分のセックスに価値があると思っている女子大生をちょっと見下しているところが良かった。
    他には特に印象的なところはない。

    筆者の本は2冊目だが、いつも読んでいて難しく感じる。筆者がどういう意図でこの本を書いたのかか分からないため、純粋に楽しめない自分が残念だ。

  • 芥川賞を狙える作品だった。

    純文学でありながら、回想に入るとスピード感をもって、展開され、結論を持たず、読者に委ねる。

    見事です。

  • 読了。闇金ウシジマくんを思い出した。ひどいシーンがあるが、それほど傷もつかずに読み進んだ。なんでかなと考えると、本人にとって、それほどしんどいことでないような語り口調だったからかもしれない。自分の住んでる世界とは別世界で、怖さを感じる。

  • 終始???って感じ

    物語に波がなく、何だったんだろ?って感想になってしまった、、、(・・?)

  • デリヘル開業に向かう若者たちがたむろする部屋での話。よく分からなかった。

  • 私には読みにくかった。
    デリヘルの開業部屋の掃き溜め部屋の話。
    想像しにくかったというのも大きいかも。

    タバコの煙やお酒の感じはすごくイメージできた。

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著者プロフィール

鈴木涼美

作家。1983年東京都生まれ。慶應大環境情報学部在学中にAVデビュー。その後はキャバクラなどに勤務しながら東大大学院社会情報学修士課程修了。修士論文は後に『「AV女優」の社会学』として書籍化。日本経済新聞社記者を経てフリーの文筆業に。書評・映画評から恋愛エッセイまで幅広く執筆。著書に『身体を売ったらサヨウナラ』『可愛くってずるくっていじわるな妹になりたい』『ニッポンのおじさん』『JJとその時代』、『往復書簡 限界から始まる』(上野千鶴子氏との共著)など。

「2022年 『娼婦の本棚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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