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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784103557111
作品紹介・あらすじ
標準療法では治せない「最凶のがん」に挑む。迫真の医療ノンフィクション! 平均余命15カ月。手術や抗がん剤、放射線では治せない悪性脳腫瘍「膠芽腫」に3つの最新治療法が挑む。原子炉・加速器を使うBNCT。楽天の三木谷浩史が旗を振る光免疫療法。そして「世界最高のがん治療」と礼賛されるウイルス療法。産学官を横断して取材を重ね、「がんvs.人間」の最前線をまるごと描き出すノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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【はじめに】
『アルツハイマー征服』でアルツハイマー治療薬の研究開発のドラマを書いた下山進さんが新たな医学ものノンフィクションを世に出した。
英語での副題”Conquering Glioblastoma, the Hardest Cancer to Cure”がより正確にこの本の内容を示している。2000年代以降、それまでの伝統的な外科手術、抗がん剤、放射線治療に加えて、腫瘍の形成メカニズムの解明から生まれた血管新生阻害剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤、といった新機軸の治療方法が確立し、生存期間を飛躍的に伸ばしてきた。その辺りは、シッダールタ ムカジーの主著であり大著『がん‐4000年の歴史』にも詳しい。しかし、他の臓器にできる腫瘍と違い、脳内のグリア細胞に発生する膠芽腫(Glioblasstoma)には、これらの新規の治療法が効かないのだ。副題にあるように膠芽腫は”もっとも治療が難しいがん”(the Hardest Cancer to Cure)なのだ
その膠芽腫を治療すべく開発された、ホウ素中性子補足療法(BNCT)、光免疫療法、ウイルス療法、という三つの新しい治療方法開発に光を当てたのがこの本である。関係各所への丁寧な取材と気遣い、難しい技術的な話を伝える腕が『アルツハイマー征服』のときと同じく冴えており、医者も患者もこの膠芽腫という困難に対して闘いを挑む様子が描かれている。
一方、この本が単なる開発の歴史に留まらないのは、それが鋭い制度批判、メディア批判になっているところである。『2050年のメディア』で既存のマスメディアに投げかけた批判がこの本には含まれる。そしてそれも含めて、『アルツハイマー征服』を通してみることができた科学的アプローチの公正さへの信頼とそれが損なわれようとしていることへの強い懸念を表明するものとなっているのである。きわめてジャーナリスティックな本である。
【ホウ素中性子補足療法(BNCT)】
BNCTはボロン(ホウ素)をボロンに中性子を当てるとちょうど細胞1個が死滅する程度のエネルギーが発生することを利用した治療法である。がん細胞だけに付着させる方法がわかれば、有効な治療となる可能性がある。驚いたのは、この治療を推進した人物の中心人物のひとりとして高校の同級生の名前が出てきたことだ(写真まで乗っている)。最初は偶然参加することになったBNCTに彼は深くかかわることになり、終盤のクライマックスでもある日本腫瘍学会での膠芽腫治験結果のウイルス療法(デリタクト)とBNCTとの比較に至るまで何度も登場する。
BNCTには通常の治療とは性質を異にするような設備が必要になるが、この点はステラケミファがホウ素剤、住友重機工業が中性子を加速器を提供することになった。大きな課題を解決し、前に進めようとするが、有効性を確認できるようなよい結果を得るにはデータが不足する状況で、治療法として世に送り出すために掛かるであろうこの後の治験の費用という大きな壁にぶち当たっている。
【光免疫療法】
光免疫療法は、蛍光物質IR700を抗体に加えて、がんが発している抗原に届けて、近赤外線を当てるとがん細胞を選択的に殺すことができる。はじめは細胞を光らせて画像診断に活用しようとしていたのだが、予想に反してがん細胞が死んでいったことから治療法としての可能性が開けたものである。
光免疫療法が状況的に特別なものになっているのは、楽天の三木谷浩史がそのスポンサーしていることだろう。三木谷社長が、末期のすい臓がんに罹った父親の治療法を探しているときに巡り合ったのがこの光免疫療法である。三木谷氏は、NIHで日本人によって発明された特許をベンチャーにライセンスした会社への出資から初めて、最終的にはそのベンチャーを買収して楽天メディカルを立ち上げることになる。
「金は大丈夫だ。やろうという人がいなければ、これは存在しなかった技術だ。ものがほんもので、人の役にたつ。いい金の使い方だから大丈夫だ」
三木谷さんはそう言ったのだという。
光免疫療法は膠芽腫だけでなく論理的には他の腫瘍の治療にも適用可能なプラットフォームとなる可能性を秘めているということで、三木谷さんと楽天メディカルは期待をかける。三木谷さんは単にお金を出すだけではなく、2022年4月から全国を自らが行脚して病院ひとつひとつに営業を掛けていったという。楽天モバイルの立ち上げのグループとしての事業が苦しくなったその時期に、この治療法のためにその貴重な時間を使ったのだ。ちょっとした感動を覚えるのである。
こちらも臨床試験の実施に手を焼いており、商品化にはまだ手が届いていない。
【ウイルス療法】
遺伝子改変したウイルスを腫瘍に感染させて、がん細胞を殺すウイルス療法である。ウイルス療法を実現するG47△という薬剤がこの本が出た2024年の段階で他の治療法に先駆けて承認され、第一三共からデリテクトという名前で商品化もされている。この本のある意味での主人公でもある藤堂氏が開発したものであり、そしてこのデリテクトの承認過程こそがこの本の主題でもある。
問題は、このG47△の承認過程にある。まず、山中伸弥氏のiPS細胞のノーベル賞受賞の波に乗って日本を再生医療の最新国とすべく薬事法に新しい薬機法に改正され、再生医療等製品においては、その効果の「確認」ではなく「推定」で製品化が承認されることになった。G47△は再生医療ではないが、法律上再生医療「等」とされたことによってそれに該当する製品として申請がなされた。そのことによって、フェーズ2においても統計上の有意性を確認するランダム化比較試験も行われず、藤堂氏が管理する医療機関だけにおける(シングルセンターの)わずか19人の被験者での被験でPDMA(医薬品医療機器総合機構)の審査で承認されることとなった。このことは、その被検において藤堂氏の都合のよい患者を選択的に選んだのではないかという被疑にもつながっている。
報告書では「単施設で実施された臨床試験であることから、本品の有効性及び安全性は今後複数の医療機関で評価することが重要であり、そのための体制を速やかに構築する必要があると考える」とされている。まっとうな指摘である。下山さんは報告書に残されたこの表記をPMDA職員の「悲鳴のよう」だと書いた。しかしながら、その後ここに指摘された複数医療機関での評価に向けた体制作りはまったくなされていないどころか現時点においても他の医療機関で試すことができずにいる。
この承認は「条件及び期限付き承認」である。7年後には、250例の実施例を集め、その他の治療法との間で比較調査をしなくてはならない。第一三共は、BNCTを推進する宮武氏らを含めて他の医療機関からの要望に対してその提供を断っている。製造ライセンスを受けたデンカからの供給が足りないというのがその理由で、現状藤堂氏の東大病院でしかデリタクトの治療ができない状態である。また、その東大病院での対象患者の受け入れも、決してデリタクトが必要とはいえない予後が良いことが想定されるような患者が受け入れられた例が挙げられる。この本の中で下山さんは、期限付き承認の実施例において良い結果が出るように選択的に患者を選んでいるのではないかと強く示唆しているのだ。
【メディアの不作為】
2021年5月G47△は条件及び期限付き承認されることとなった。これを受けてテレビ朝日の「モーニングショー」やNHKの「サイエンスZERO」で画期的ながん治療法が世界に先駆けて日本で開発・承認されたと報道された。しかしながら、専門家やPMDAの中で懸念が示された審査の内容にまで踏み込んだ報道は全くなかった。
ネイチャーはこれを「日本は患者に治験の金を払わせる制度を導入した」と強く批判した。日頃新技術を紹介し称揚する際にネイチャーにも掲載されたと持ち上げる日本のメディアではこの批判は話題になることはなかった。そのことをG47△を称揚したメディアは知っているのかはわからない。しかし、知っていたとしても一度報じたものを訂正することにおいて、まったくそのことを自発的に行わないのが今の日本のメディアである。そのことを考えると、たとえその危うさや不誠実に気がついたとてそのことを知らしめるという責を果たすとはまったく思えない。
本の中でも、藤堂氏が新聞やテレビなどのメディアをうまくコントロールして規制緩和の方向に動かしてきた様子が描かれている。2023年3月の日経新聞でも、激しいグローバルでの競争に勝ち抜くために「資金と制度の両面で国は支援を拡充してほしい」という藤堂の声が紹介されて、「一日の長を生かせるか。残る時間はあまりない」と締める記事が掲載されている。しかしながら、海外で19例のフェーズ2で承認をして実臨床にもっていくということはネイチャーの指摘を待つまでもなくありえないのではないか。しかし、それを検証するメディアはなく、検証できるメディアもないのである。
この状況こそが、下山さんをしてこの本を書かしめた理由でもある。下山さんはエピローグで次のように書いている。
「こと「がん」に関するかぎり、ほとんどすべてのの報道が、専門家の言い分をそのまま報じるというものであること、単行本や新書も研究者自身によるものが多いということ。しかし、そうした報道や本では、治療法の開発に密接にかかわっている政治や経済については書いていない。ここに自分がこのテーマをやる意味があるとわかったのは、調査をして半ばをすぎたころのことだった」
【科学的誠実さ】
『アルツハイマー征服』の中でも何度も言及されているが、治験によって薬の有効性を示すのは非常にお金がかかる。また膠芽腫の場合には、実際にランダム化比較試験を行うには希少数の患者を必要な数を集めて治験を行うこと自体が難しい。だからといって、それまでに積み上げてきた統計的な有効性というエビデンスによる科学的な正統性をないがしろにすることを正当化することは難しい。コロナワクチンにおいてその点は緊急事態下でも十分に考慮され、基本的には経済性の名のもとでないがしろにされるようなことはなかった。
日本を再生医療大国にするという経産省やそこに乗じた政府の意図は理解できなくもない。しかし、再生医療等製品として定義をあいまいにして適用範囲に幅を持たせたこと、また承認条件となる「推定」の基準があいまいであることがのちに禍根を残すのではないか。これはそれまでの薬害事故の反省を糧に積み上げられてきた科学的基盤を崩してしまうことになるのではないか。この法律を運用するPMDAにも職業的良識や見識はもってことに当たっていることはこの本に書かれていることからもわかる。しかし、根拠となる法律に解釈の幅があるのであれば、ある種の圧力に対してその主張を通し続けることは容易ではないこともまたわかるのである。その意図があれば、この法律を悪用して危険性や有効性の有無を度外視する形で薬が世に出てしまわないか。
そして、その懸念が現実的なものになっているのではないかというのが下山さんがこの本でしている指摘なのである。しかも、再生医療「等」の文字を入れてその対象範囲の拡大を主張したのも日本遺伝子細胞治療学会の理事の職にいた藤堂氏であり、そのときすでにG47△を念頭においたものであったことが強く推定されるのである。
本書では、BNCT、光免疫療法、ウイルス療法の三つの治療法が紹介されたが、前の二つはこのウイルス療法をめぐる藤堂氏の進め方を非難するために比較対象として位置づけられているところもある。BNCTはフェーズ2の治験でほぼ同等の結果を残しながらも再生医療等製品とみなされないという違いだけのために有効性の確認を要請され、承認されるに至っていない。本来、に規せられた基準は同じくG47△にも規せられるべきであるが、藤堂氏の戦略とごり押しによってG47△だけが承認された。それはよしとするにして、大きな問題は藤堂氏が自身への取材を制限するだけでなく、第一三共やPMDA、日本腫瘍学会などにも圧力をかけて取材規制を強要している姿勢にもある。「藤堂の周りにはぶ厚い鉄のカーテンがひかれているように、私は感じた」と下山さんは書く。
また、光免疫療法は三木谷社長というプレイヤを得て本の中でも光を放っているが、一方でその技術をNIHで発明した小林氏が楽天メディカルの経済的成功からは経済的な利益を得ないという点もここでは重要である。藤堂はG47△の製造をデンカという会社に独占的にライセンスしており、藤堂はその会社の株主になっている。そのことが事態をゆがめているかもしれないし、科学者としての誠実さを失わせる要因になっているのかもしれない。科学者がその成果によって経済的な成功を求めるべきではないと言うつもりはない。しかし、光免疫療法における小林氏とウイルス療法における藤堂氏の立場は、下山さんがあえて比較し、なんとなれば藤堂氏の態度を批判するために語られたものであることは間違いない。
下山さんは言う - 「再生医療を日本の基幹産業にするという触れ込みで始まった「再生医療等製品」のトラックだが、この本で明らかにしたように「有効性の推定で市場に出す」など科学をないがしろにした矛盾をはらんでいる。それは結局は、政治や経済にもよい結果を生まない」
アルツハイマー製薬についての本を書く過程で下山さんは、おそらく科学者の息苦しいまでの自らに課す科学倫理の尊重と順守の姿勢を知ったのだろう。そして、それをないがしろにする藤堂のやり方へきっと大いに怒りを感じているであろう。科学的倫理が損なわれていることに対する静かな怒りと警鐘、それこそがこの本のテーマだ。マスメディアには伝わらなくとも、業界において何かが変わることを望んでいるのではないか。
もちろん一読者がすべてを判断することもできないし、下山さんが必要な情報を変更なく提供できていない部分も、もしかしたらあるかもしれない。それでも、こういった問題に関するメディアの不全や科学的倫理一般の問題として考えるべきことがいくつもあるように思える。下山さんのためにも多くの人が手に取り、ぜひ売れてほしい本である。
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『アルツハイマー征服』 下山進
https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4041091616
『病の皇帝「がん」に挑む ― 人類4000年の苦闘 上』 シッダールタ・ムカジ
https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4152093951
『病の皇帝「がん」に挑む ― 人類4000年の苦闘 下』 シッダールタ・ムカジ
https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/415209396X詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私には、ノンフィクションで「この作家の本は必ず手に取る」と決めている著者が何人かいるのですが、本書の著者下山進氏はその一人です。
今回、下山氏がとりあげるのは癌治療。現在、癌の標準治療として国際的に認知されているのは、外科手術、抗癌剤、放射線の3方法です。本書冒頭で紹介されている「膠芽腫」という癌は”最も難しい癌”と呼ばれ、平均余命はたったの15か月しかありません。発見されて、速やかに外科手術を行っても、みるみる再発し、そして死に至るという経過をたどります。この膠芽腫に、上記の標準治療以外の方法で挑んだ関係者を、丹念に描いたノンフィクションです。
採り上げられる治療法は、ホウ素中性子補足療法、光免疫療法、ウィルス療法の3つです。それぞれの治療法の詳細の説明はレビューでは割愛しますが、本書はそれぞれの治療法の開発の部分よりは、それが厚生労働省の治験を、いかにクリアしようとしているのか、というプロセスに重点を置いています。
癌の治療には様々な民間療法(”○○でみるみる癌が消える”みたいなうたい文句のやつ)が存在します。しかしそれらは厳密な治験を経て効果が確認されておらず、その治験をクリアしたのが冒頭の3療法です。しかし治験の基準は本書を読むと厳密に科学的に進められるだけではなく、時の政権の方針や、研究者の政治力など、科学的な側面以外の部分が大きく寄与していることが分かります。そういう医療の政治的な部分と、現場の関係者が不治の病に向き合って開発に携わる科学的な部分と、非常にバランスよく、また両者を密接に関わりを持って描いているノンフィクションでした。
癌や免疫に関する知識がそれほどなくても、読み通せると思います。光免疫療法では、楽天の三木谷氏が非常に重要なキーパーソンとなるのですが、どういう関わりで登場するのかは、是非本書を手に取って読んでみてください。
今後、これらの3療法が、どのような経過をたどるのか、興味を掻き立てられる医療ノンフィクションで、今回も下山氏の手による本という期待を裏切らない内容でした。 -
がんの特定の症例で3つの治療法を追っかけてる。分母が小さいテーマながらドラマティック。
結論まで行ってないから明日からのニュースで追っかけよう。 -
●覚醒下手術。一旦全身麻酔で患者を眠らせ、その間に開頭手術をし、脳をむき出しにした状態で覚醒させる。その上で腫瘍周辺の部分を電気刺激をしながら、カードを患者に読み取らせて発話させる、あるいは腕を動かさせる。そして切除して良い場所をギリギリの部分まで見極める。
●中性子は、それ自体は、体を通り抜けていってしまうが、中性子を浴びた物質が放射化して、放射能を出す。ホウ素の場合は、細胞を1個殺す位のエネルギーしか出ない。それを利用する。
●アルキル化剤と言われる抗がん剤はマスタードガスを起源としている。ドイツ軍の毒ガスを吸ったアメリカ兵を調べたところ、白血球が急激に少なくなっていたと言うことをヒントにして作られた。
●遺伝子を改良したウィルスを作る。そのウィルスはがん細胞で増え続け最後にはがん細胞を殺す。
●G47Δと藤堂具紀
●癌を光らせるために使った物質ががん細胞を殺すことに気がつく。光免疫療法の発見。
●楽天三木谷氏が400億投資。 -
核医学などがん治療の最前線の話がいきなり始まる。
普通、序章などでその本の執筆意図や執筆概要などが説明されるものだが、この本はいきなり内容に入っていく。
しかも、免疫療法やウイルス療法などの最先端のがん治療法の話だ。 -
ガン研究の最前線のルポ。そんな内容を想像していたが、それだけではない。医薬品の認可で事実上の効果はないと言っているのに、忖度やら空気やらで通ってしまう。こんな半端なことが行われているのかと驚いた。
奇跡の〇〇という科学報道には夢物語のようなところがあって少し距離をおいているつもり。それでもテレビ報道を含めて大手メディアで紹介されれば期待してしまうのが人情だ。
これが医療となればメディアの責任は重いな。
本書は最初に脳腫瘍というガンの恐ろしさを伝え、その後に3種類の治療の進展を織り交ぜながら話が進む。丁寧な取材とともに、ノンフィクションとして読ませる構成も見事だった。 -
もう少し編集の仕方があるように思うが。
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p149 BNCT ホウ素中性子捕捉療法
2018 関西BNCT共同医療センター
総合南東北病院 郡山市に本部 理事長渡辺一夫 脳外科医
p170 小林久隆
IR700をつけたEGFR抗体 アキャルックス
p220 デンカ 五泉事業所新潟工場
G47Δ デリタクト 第一三共
藤堂具紀 東大医科研のみ
p223 光免疫療法をやる資格を持った医師 全国で130 (2023末)
p240 小林 楽天メディカルとの経済的な利害関係がないようにしている
関西医大に付属光免疫医学研究所 2022/4 大学からの報酬は受け取らない 小林はNIHの研究者であり、国家公務員だから
p225 光免疫療法では、照射後の一定期間は120ルクス以上あげていはいけないとされていた。これは商社が終わったとおIR700が反応しないようにといういみがある。120ルクスとは夜道の街灯の下ぐらいの明るさだ。
楽天メディカルはIR700が反応する687ナノメータの波長の光をカットした読書灯を開発して供給を始める
p238 局所進行再発頭頚部癌で投与をするアキャルックスと違うのは、アキャルックスが、がんそのっものが発する抗原をターゲットにし、がんそのものを殺していくに対して、こちらの知見では免疫を抑制する細胞を殺そうとしている点だ
p245 がん攻略の歴史 2000-2010年代 3つのブレークスルー
1 がんが成長するのに必要な血管を、健康な細胞に作らせる回路を遮断する 血管新生阻害剤
2 がんの発する抗原に対するモノクローナル抗体をつくりそれに抗がん剤などの治療薬にのせて投与する分子標的薬
3 京大の本庶佑の発見により開発された免疫チェックポイント阻害剤。これは免疫を抑える役割を果たしている抗原をブロックすることで、本来T細胞が持っている免疫力を高めてがんを退治する方法
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