力人 雷電為右衛門 (新潮書下ろし時代小説)

もりたなるお

• 新潮社 (1996年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[sakura-weblibさんの感想 · 2010年7月31日]

史上最大の実力を誇る伝説の力士雷電を、藩や相撲会所との思惑を絡めながら時代小説として描いた作品です。雷電の妻八重の故郷が臼井であり、妻八重に関わるところで、臼井や印旛沼の風景が描かれています。雷電自身も幾度となく臼井に足を運び、晩年にはかなり長期滞在しました。現在は、妙覚寺の境内に「雷電顕彰碑」が建ち、この碑前で毎年2月11日に「雷電まつり」が行われています。