出生前検査を考えたら読む本

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  • 新潮社 (2025年3月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784103561811

作品紹介・あらすじ

新型出生前検査(NIPT)の体験者や専門医への取材とデータでわかった最新事情。年齢制限の撤廃、拡大する検査項目、難しい陽性判定の判断――でも正しい考え方を知れば大丈夫。受検者が増加する新型出生前検査(NIPT)の実情を調べ始め、陽性結果を受けたものの元気な赤ちゃんを産んだ女性に出会った取材班が専門医、カウンセラーへの丁寧な取材と各種データを踏まえ、最新情報をわかりやすく伝える。

感想・レビュー・書評

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  • 大事な問題だと思うので、今悩んでいるというわけではないけど手に取った。

    知識とかいうよりは、事例、しかも認可外の事例。
    そして非常に一言一言が否定的な表現。(もちろんやってることは悪いけど)

    まぁでも取材の本だから、そういうものなんだなと理解しました。初めて読みました。

  • 妊娠がわかった家庭はもちろんのこと、子どもを考えている方も必読の一冊。

    さすが毎日新聞と唸るような文章力と取材力、そして構成力。
    読者に思考を促すような、説得力とわかりやすさのある内容。
    印象に残っている文。記者「NIPTを受けた女性を取材すると、夫と十分に話し合っていなかったり、夫と一緒に来院したりした方が少ないと感じた。」→病院側「ハードルを下げるために夫婦で来ることを前提にしていない。よくあるのは妻が夫から選択を丸投げされているケース。」
    如何に女性が妊娠時から子育てに関して1人で重責を抱えているかが丸裸になっている。母子保健法の大きな課題である。

  • NIPT(新型出生前診断)の普及と課題: 妊婦の採血で比較的容易に行えるNIPTは普及が進んでいますが、学会の認定を受けていない「無認定施設」が多く存在します。これらの施設では、十分な遺伝カウンセリングなしに、精度や臨床的意義が不明確な検査項目まで提供されることがあり、当事者に混乱や過剰な不安を与えるリスクが問題視されています。
    当事者の葛藤と「命の選別」: NIPTで陽性(胎児に疾患の可能性)と判定された夫婦は、強い動揺と不安に直面します。情報が乏しい中で妊娠継続か中絶かという重い決断を迫られ、国内データではダウン症候群確定者の約9割が中絶を選択しているという現実があり、「命の選別」という深刻な倫理的課題が浮き彫りになっています。
    難病児家族の現実: 重い障害や難病を持つ子どもの在宅ケアは、家族にとって身体的・精神的に極めて大きな負担となります。しかし、その困難な経験を通して家族の絆が深まったり、人生観が変化したりする側面も描かれています。
    遺伝カウンセリングの重要性: 検査に関する正確な情報提供と、当事者の価値観や感情に寄り添いながら主体的な意思決定を支援する、質の高い遺伝カウンセリングの役割が極めて重要です。しかし、専門家の不足や質のばらつき、夫婦間の温度差などの課題も指摘されています。
    社会的な支援体制の必要性: 障害を持つ子どもとその家族に対する社会的なサポート体制が不十分であることが、出生前検査の結果を受けて出産をためらう一因となっている可能性が示唆されています。技術と共存するためには、社会的偏見の解消と、安心して子どもを産み育てられる十分な支援体制の整備が不可欠です。

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著者プロフィール

2018年夏、毎日新聞東京本社編集編成局社会部の遊軍担当だった奥山はるな、堀智行、デスクを担当した篠原成行の3人を中心に構成。メンバーは、いずれも外国人や子ども、教育を取り巻く問題に関心があり、それぞれ取材を続けてきた。本書のベースとなり、毎日新聞の紙面で掲載しているキャンペーン報道「にほんでいきる」は、取材班が執筆した。

「2020年 『にほんでいきる 外国からきた子どもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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