東京路上探険記

著者 : 尾辻克彦

• 新潮社 (1986年7月1日発売)

作品紹介・あらすじ

街は無料の博物館、陳列品は無尽蔵!発見するのはあなたです。ビルの谷間の無人の家並、路傍の電柱、タタミを縦に六枚敷いた超細長の六畳貸間。街を歩けばヒトにも出会う。公衆トイレの奇々怪々、ハンケチ拾いの頭取さん…。ローアングルの観察眼が東京=現代の深層に迫るスリリングな探査行。

感想・レビュー・書評

[まなみさんの感想 · 2019年11月6日]

解体された建物のカケラコレクター、偶然日記、小田急線からの多摩川の風景

[katak-aiさんの感想 · 2022年6月16日]

「超芸術」トマソン
　1972年　発見される
　　四谷　祥平館「純粋階段」　
　　江古田駅構内「無用窓口」
　　三楽病院「無用門」
　作者がいない無機能な物件
　芸術作品を見るにはその鑑賞者の想像力が必要

[rcnさんの感想 · 2011年5月4日]

89066

「路上観察学入門」に較べ、こちらは読み物風。孝現学以外にも尋ね人の記事、コレクター、奇妙な偶然の話など。