2055年までの人類史

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103663072

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  • むさぼりの罪、ツケ回しの罪、思考放棄の罪、不遜の罪、日本萎縮の章は、一読の価値あり。

  • 2056年。コンピュータが、
    自分の中の歴史を一人語る。

    近未来の世界は、
    「貪欲」が環境を破壊し、
    「つけまわし」が政府の財政を圧迫させ、
    「思考放棄」が人を怠惰にし、
    神をも恐れぬ「不遜」が科学技術の暴走を許した。

    だが、人間も必死に尊厳を守ろうとした。

    欲望を規制しようとするグループと、
    そこからの解放を叫ぶグループが、
    理想を掲げて戦う。

    自分は未来に貢献できているのだろうか?
    そんな重い気分にさせられる。

    まとめると『完全な 自由求めて 逃げた時 
    頭上より堕つ ダモクレスの剣』
    といったところでしょうか?

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