すれ違う背中を

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 506
感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103710110

感想・レビュー・書評

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  • 「いつか日のあたる場所で」の第2弾?世の中こんな人たちもいるかもね。もう少しで主人公のふたりにも幸せが訪れるのかなぁ。

  • 帰ってきたムショ帰りのふたり。

    yomyom連載時、本になるまで我慢だ…と思っていてやっと読めた(笑)
    やっぱり乃南さんはいいなあ。

    「こんな私たちが、誰かを哀れと思うなんてね」

  • 読みやすい!

  • 「過去」の背中に怯える芭子。「堀の中」の体験をいまだ不用意に口走る綾香。しかしやっと、第二の人生が、ここ谷中で見えてきた二人だった。コトが起こったのはちょうどそんな頃。二つの心臓は、すれ違った彼らにしばし高鳴り、しばし止まりかけた。ムショ帰りコンビのシリーズ、大好評につき第二弾。

  • ムショ上がりの女二人の物語第2弾。
    最後の1編にあえてこの話を持ってきたのかもしれないけれど
    せっかく徐々に前向きになってきているのだから
    も少し明るい終わり方がよかったな。

    【図書館・初読・5/23読了】

  • ムショ仲間シリーズ第2弾。
    前作よりも好印象なのは、二人がより前向きになってきたからか・・・
    なんか、ささやかな、ありふれた幸せを大事にしてるのっていいなあと思った。

  • 前科を持つ女二人が、出所後真面目に生きて、少しずつ明るい未来を見出していく話。
    繋がった短い話がいくつも続いていく。
    単調だけど、徐々に向上していく感じが楽しい。

  • 安心して読める乃南クォリティ。
    高木巡査の書かれ方がかわいそう…と思ったけど、最後のほうで笑えるオチがついててよかったです。

    …って、小説の内容の面白さは置いておくとして、実際自分の周りにこういう前科のある人がいたらどういう対応をとってしまうのだろうとしばし考えてしまいました。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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