額田王の暗号

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103719021

作品紹介・あらすじ

大和三山、朝鮮半島の三韓、さらには額田王をめぐる中大兄皇子と大海人皇子の三角関係-。額田王の麗わしい万葉歌を、中国語・韓国語で解読すると、不思議な三の呼応が現われた。大化改新、白村江の大敗、壬甲の乱…うち続く動乱の季節に権力の中枢近く身を置いた額田王は、自らの歌に危険なトライアングルを織り込んでいた。政治色濃厚なその暗号歌のメッセージとは何なのか?

感想・レビュー・書評

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  • 「藤・村・由・加」と、4人(の女性)各々の本名から一字ずつ取ったペンネームだったはず。万葉集の謎解き、という趣向としては、ほんとうに面白く楽しんで読んだ。その後「悪友」どもと侃々諤々論じ合ったこともあった、懐かしや。「日本の歌」三十一文字。いかほど奥深いのか。そこに、いかほどの深淵と普遍、そして単純を、同時に見出せるか?そんなことを考えさせてくれた、やっぱり懐かしい1冊。

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