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- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103737117
感想・レビュー・書評
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知人より紹介してもらった一冊。
明治大正、鉱山で命をかけて働く鉱夫と、西洋医術の先生の一人娘。それぞれの生まれと生き方は世間の波にもまれ翻弄される。生き方は環境と本人の価値観からどのようにもかわる。周りの幸せを思いできる事をするというシンプルな主人公雷太。女性が一人の人間として尊厳を守られなかった時代。お嬢さんと雷太の運命は。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明治時代が怒濤の如く激しい事が良く判った
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明治時代、女性たちはこんなに生きることが大変だった。
銀山で働く男たちもこんなに大変だった。
身ひとつで生きるということ。
身分の格差、女性の蔑視が強く残る時代で、必死に生きた三人の女性と、その視線の先にあるひとりの男。
銀山で働く抗夫でしかたない男が、自身の意志を貫こうと懸命になる姿は読んでいて泣きそうになった。
女性たちの叫びのような生き様が辛かった。
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