この世の春 上

著者 :
  • 新潮社
3.96
  • (118)
  • (212)
  • (106)
  • (10)
  • (4)
本棚登録 : 1236
レビュー : 160
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103750130

作品紹介・あらすじ

小説史に類を見ない、息を呑む大仕掛け。そこまでやるか、ミヤベ魔術! それは亡者たちの声? それとも心の扉が軋む音? 正体不明の悪意が怪しい囁きと化して、かけがえのない人々を蝕み始めていた。目鼻を持たぬ仮面に怯え続ける青年は、恐怖の果てにひとりの少年をつくった。悪が幾重にも憑依した一族の救世主に、この少年はなりうるのか――。21世紀最強のサイコ&ミステリー、ここに降臨!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 『重興様についているのは、三人の死霊』という展開から一転、男の子の名前がわかり、「なんだ違うじゃないの!新九郎の話をうのみにしてたよ!」と驚くころにはすっかり物語に引き込まれていました。
    その物語が進むと同時にすべての登場人物についても細やかに描かれます…さすがでございます。
    良い方向に進むと思いきや!…と早く読みたいとはやる気持ちで下巻に続く。

  • 宮部みゆきの時代小説はやっぱり面白い!
    最初はちょっと読み難いかな?とも思ったのですが、物語の舞台が五香苑に移ってからはグイグイと物語に引き込まれてあっという間に読み終わりました。
    上巻の終わり方もまた絶妙。
    心理学を少し勉強したことがあるので、重興の病に対して藩医が「多重人格」というアプローチをかけようとしてるのかなぁと思われるのがまた面白く…
    続きがとっても気になります。

  • 苦手な時代物だったがお借りしたので読んでみることに。
    宮部先生は大好きだが、時代物だけは敬遠していた(^_^;)

    そこはさすがの宮部先生。

    単なる時代小説とはアプローチが違う。

    憑き物なのか?多重人格なのか?
    物語はどう展開するのか?
    散りばめられた伏線はこの先どのように回収されるのか?

    期待大のまま下巻へ!!

    • hs19501112さん
      この作品(この世の春)は未読ですが、、、、
      宮部さんの時代物、ちゃぁんとどれも面白いですよ。

      「宮部さんは好きだけど、時代物はちょっ...
      この作品(この世の春)は未読ですが、、、、
      宮部さんの時代物、ちゃぁんとどれも面白いですよ。

      「宮部さんは好きだけど、時代物はちょっと」という気持ち、自分も同じだったのでよくわかります。その上での、おすすめをば、勝手に書かせていただきます。何なの参考にでもなれば、と・・・・。

      「ぼんくら」
      人気シリーズの1作目。
      時代劇版の警察小説 + 宮部流の人情話

      「霊験お初捕り物控」
      同じく時代劇版警察小説 + 宮部流超能力ものの系統(「龍は眠る」とかの一連のやつ)
      2017/11/20
    • bmakiさん
      おすすめ頂きありがとうございますm(__)m
      そうですね、食わず嫌いしていた感もありました。
      最近は読書慣れしてきたので、また手に取る機...
      おすすめ頂きありがとうございますm(__)m
      そうですね、食わず嫌いしていた感もありました。
      最近は読書慣れしてきたので、また手に取る機会があれば読んでみたいと思います(*^^*)
      ありがとうございました。
      2017/11/20
  • 時代ものかと思ったら、題材は医療、ジェンダー、親子関係etcですごく現代的だった。宮部みゆきさんの作品ひさびさに読んだけどやっぱおもしろいな。

  • 現代では名前がつき、説明できてしまうことでも、知識のなかった時代はどうだったのか。手探りで、ひとつひとつ確かめ、受け止めていく。困惑しつつも、まっすぐ向き合い、あたたかく支える、まわりの姿にジーンとくる。本人の苦悩も、痛いほど伝わる。前を向いて歩みだしてからは、共に応援したくなる。
    前半がスローテンポで、やや冗長な気も。

  • 一気に読んだ。さすがという感じ。このまま続けて下巻まで。

  • 最初は登場人物が交錯していて辛かったけれど、どんどん引き込まれました

  • ある夜、北見藩で藩主重興が乱心を理由に強制隠居となり専横ぶりが目立った御用人頭の伊藤家が排除される変事があった。同夜、隠居していた多紀の父の元へ伊藤家の幼子が助けを求めにやって来た。父と伊藤家にはどんな関係があったのか?と疑問に思っているうちにある理由で重興の乱心の原因を解き明かそうとする人々の元に導かれる。乱心の原因は亡霊が取り憑いているという新九郎説か。白田医師の多重人格説か。16年前に起きた繰屋の村の殲滅に隠れた何かが関わってくるのか。色々な方向に広がる謎が魅力的でどうまとまっていくのか先が気になる。あと普段の生活とかしっかり描かれていて登場人物が皆生き生きしているのが流石の宮部さんだ。

  • 宮部みゆきさんの本は、取っつきにくいのが多いので上しか借りてこなかった。怖いけど先を読みたい!ウオォーって叫んでしまいそうだ!

  • 北見藩 五代藩主が、亡きあと、6代藩主になった重興は、乱心と、、、なり、主君押し込められ、隠居させられる変事。

    藩主は、悪霊に取りつかれたのか? それとも多重人格者なのか?

    五香苑での館守となった、元江戸家老と石野織部と、各務家の多紀とで、重興は、正常になるのか?
    切腹と、表沙汰にはされているのだが、生きている伊東成孝、、、

    16年前に起こった事件は、、、どう繋がって行くのだろう。
    この伏線は、重興に関わってくるのだろうか?
    下巻が、気になる。

全160件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

宮部みゆきの作品

この世の春 上を本棚に登録しているひと

ツイートする