信長

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103757023

作品紹介・あらすじ

識田信長の天才性とは何か。桶狭間から本能寺まで、信長の傑出した行動を、東西の古典を縦横に引き、シーザー・ナポレオンと対比しつつ、詳密に読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • 戦争に明け暮れる中で、絶えず新しい戦略を考え続ける。古きもの、現状でさえも破棄し、更新し続けることで勝ち抜いていく。その先には、戦争の終焉をはっきりと見つめ、戦後において一国を繁栄させる統治こそが天下と定めていた男。戦国時代どころか、現代でさえその境地に達する者はおらず、孤独の生涯を遂げた。誰の理解にも及ばず、うつけと評される人物の謎解きがわずかに進んだ。

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著者プロフィール

1930年東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。文芸評論家。60年に評論「小林秀雄」で第3回群像新人文学賞受賞。90年に『人生の検証』で第1回伊藤整賞を、96年に『信長』で第49野間文芸賞と第50回毎日出版文化賞を、2003年に『神経と夢想 私の「罪と罰」』で和辻哲郎文化賞を受賞。著書『舗石の思想』『知られざる炎』『内部の人間の犯罪』(ともに講談社文芸文庫)、『歩行者の夢想』(學藝書林)、『内的な理由』(構想社)、『信長 秀吉 家康』(廣済堂出版)、『信長と日本人』(飛鳥新社)、『忠臣蔵』(新潮社)ほか。

「2014年 『「死」を前に書く、ということ 「生」の日ばかり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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