服部さんの幸福な日

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 18
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103771036

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる装丁買いをした一冊。どんなものかというと、青空に、雲とともに服部さんと思しき人物が浮かんでいるメルヘンな絵である。
    平凡なサラリーマンである服部さんは、ある日飛行機事故に遭遇する。飛行機が海に墜落し、海上を漂っていた服部さんと高木を助けてくれたのは、一艘のクルーザーだった。しかし、その船上で服部さんたちは目隠しをされ両手を縛られるという、不当な扱いを受ける。
    その後、警察に保護され、無事に社会復帰した服部さんに、奇妙な出来事が次々とふりかかることになる…。
    中盤まではいかにもこれから大事件が起りそうな雰囲気だが、後半はふたを開けてみるといまいち深刻さや切迫感がない、といった印象。考えてみれば、飛行機事故に遭いながら、無傷で海に浮いているところからして、どことなくお間抜けな感じなのである。

  • 題名と表装の雰囲気は好みだったんだけど。
    おもしろくないわけじゃないけど、エピソードの1つ1つにいきすぎ感があって感情移入できずにひいてしまいました。
    服部さん、高木さん、奥様、水倉と登場人物の1人として好感をもてませんでした。
    う~ん。
    私の精神状態のせいなのかなぁ。

  • 2008.9
    なかなかハラハラ。

  • 飛行機事故から奇跡的に生還した服部さんにとんでもない出来事が降りかかる。
    確かに予想もしない展開だけど、
    どこに向かいたくてどこに着地したのかもよくわからない展開で楽しめず。
    精神的にヨユーがない今だからか。
    〔図書館・初読・1/15読了〕

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プロフィール

伊井直行(いいなおゆき)
1953年、宮崎県生まれ。83年「草のかんむり」で群像新人文学賞、89年『さして重要でない一日』で野間文芸新人賞、94年『進化の時計』で平林たい子文学賞、2001年『濁った激流にかかる橋』で読売文学賞受賞。他の著書に『お母さんの恋人』『青猫家族輾転録』『愛と癒しと殺人に欠けた小説集』『ポケットの中のレワニワ』『岩崎彌太郎「会社」の創造』『会社員とは何者か? ─会社員小説をめぐって』などがある。

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