ビューティフル・ネーム

著者 : 鷺沢萠
  • 新潮社 (2004年5月29日発売)
3.33
  • (7)
  • (10)
  • (44)
  • (1)
  • (1)
  • 本棚登録 :105
  • レビュー :20
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103780069

作品紹介

2004年4月11日、35歳で急逝した鷺沢萠が生前から構想していた、一つの主題に貫かれた三つの物語。最終篇はパソコンに遺され未完に終わった。また、自身の高校時代を描いたと思われる絶筆も未完ながら併録。18歳のデビューから、生きること、考えること、書くことに走り続けた作家が最後に遺した小説集。

ビューティフル・ネームの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • マイミクさんのお薦めで、読んでみました。
    こんな、ひさかたの光のどけき春の日に
    あっという間に読み終わってしまいました。
    とても面白かったです。

    マイミクさんの日記はしっかり読まなかったので
    手にとって初めて、作者が在日であることも
    自殺していたことも知りました。
    後半は未完の作品が掲載されていて
    続きを読めないのが残念でたまりません。

    『眼鏡越しの空』に登場する四人の女性
    麻衣子…自分はこんな子だったと思う。
     さすがに今は少しは成長していますが。
    春純…身近にまさにそのまんまの女性がいます。
     今まで出会ったどの男性より、かっこいい。
     未完の作品のチュン子と同一人物なのでしょうか?
    二人のなお…話し合って和解するのですが
     自分にはありえないだろうなと思いました。
    何も考えないで読んでいたけど、春純と奈蘭の再会した駅ビル
    終わりのほうで「あ。あのあたりかな?」と思い
    とても現実味をおびてきました。

    登場人物の心の動きがとてもよく理解できるし
    感情移入してしまいます。

    彼女はなぜ、自殺してしまったのでしょう。
    そんなに苦しんでいるようには思いませんでした。

  • ずっと鷺沢萌(さぎさわもえ)だと思っていたけれど、
    よく見れば鷺沢萠(さぎさわめぐむ)だった。

  • 絶筆作品です。
    短編集ですが最後の話は彼女の私小説です。
    映画化もされました。
    映画の方もなかなかいいです。

  • 在日韓国人の名前にまつわる物語が二つをメインに、未完の作品をあわせて収録した短編集。これで在日の方々の気持ちがわかったとか言うことは全然できないと思うけれども、思いを馳せる”とっかかり”になることはできるんじゃないか、と思う。少なくともマジメに何かを語られるより、ずっと身近に感じられるような気がする。
    それにしても。パソコンから見つかった書きかけの原稿を発表するのはどうなんだろう。作者にとって不本意ではないのか。

  • ひとを好きになる、というのは辛いことである。
    ゼンコーが芽衣子に教えてくれたのはそういうことだ。

    (眼鏡越しの空/春の居場所.併録)

  • 遺作。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    2004年4月11日、35歳で急逝した鷺沢萠が生前から構想していた、一つの主題に貫かれた三つの物語。最終篇はパソコンに遺され未完に終わった。また、自身の高校時代を描いたと思われる絶筆も未完ながら併録。18歳のデビューから、生きること、考えること、書くことに走り続けた作家が最後に遺した小説集。

  • 生まれてから死ぬまで何度も発音し、書き、呼ばれる自分の名前。
    名前の数と同じだけの親の想いがあり、その人の人生がある。
    もう鷺沢さんの新しい作品が読めないなんて、残念でやりきれない。

  • 2004.6.2〜6.9

  • 初めて手に取った鷺沢萠さんの作品が、彼女の最期の作品だとは、運命的!くだけた文体だけど色々考えさせられる。特に日本人にとってチマチョゴリを「排他性」と感じるか「民族の主張」と捉えるか。理性では民族の主張だと考えていても、無意識に排他性を感じるのかもしれない。

全20件中 1 - 10件を表示

ビューティフル・ネームのその他の作品

鷺沢萠の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ビューティフル・ネームはこんな本です

ツイートする