こころの処方箋

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 377
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103791027

作品紹介・あらすじ

たましいに語りかけるエッセイ55篇。"私が生きた"と言える人生を創造するために。

感想・レビュー・書評

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  • 「己を賭けることもなく、責任を取る気もなく、100%正しいことを言うだけで、人の役に立とうとするのは虫がよすぎる。」
    「子どもたちの力が爆発するとき、その前に立ちはだかる壁になるのではなく、「子どもたちの爆発するのもよくわかる」などと言って、その実は、それをどこかで回避し、自分はうまく衝突を免れようとしているのではなかろうか。」

    正直なところ、人生指南系(と私が勝手に判断する)本は普段は手に取らないのだけど、好きな方が勧めてくれたので読んでみた。
    泣いた…。
    冷水を浴びせながらも、繋いだ手は離さないでいてくれるような言葉の数々。
    読んで良かった。

    「それでも、人間はよいことずくめを望んでいるので、何か嫌なことがあると文句のひとつも言いたくなってくるが、そんなときに、「ふたつよいことさてないものよ」とつぶやいて、全体の状況をよく見ると、なるほどうまく出来ている、と微笑するところまでゆかなくとも、苦笑ぐらいして、無用の腹立ちをしなくてすむことが多い。」

  • 心理系の仕事を目指すなら一度は読んだ方がいいと進められて読んだ本。
    物事の考え方はひとつじゃないっていうのがよくわかるし、なるほどなって思う内容。
    色んな考えの参考になる本。

  • 学生時代、専門学校で読んでたら
    DQNにメンヘラ扱いされましたが
    別にそういう本ではありません
    心理学とか興味ある中二におすすめしたい
    非常にわかりやすいです

  • 時々読み返したい本。良書。

  • たましいに語りかける、55篇のエッセイ。

    各題名がとても印象的。
    人の心などわかるはずがない、
    ものごとは努力によって解決しない、
    一番生じやすいのは百八〇度の変化である、
    どっぷりつかったものがほんとうに離れられる、
    など。

    こりかたまった頭や心をほぐしてくれる一冊。

  • とにかく心が落ち着く本。ただただ冷静にお伝えしてくれる感じが、説得力を増す。1つのお題で数ページなので気軽に区切って読めるのもいい。

  • これは、タイトルがある意味ハードル高そうだけど先入観をもたずに読んだがよろしいと思います。

    「なるほど~」と思うようなこと満載。

    日常生活での人間関係における常識というものをここまでわかりやすい言葉でなるほどなーと思わせる河合隼雄さんはすごいです。
    「常識」とは言葉で名言しなくても存在するものだったが、今はその「常識」さえも言葉で表すことが必要な時代であるという。
    人付き合いというものを違った角度から楽しめるのではないでしょうか。

  • 勤務先の相談室に置いてあった本。

    通勤途中の車の中で少しずつ読み進めていったが、
    帰路につくときに読んだ方が、心が癒されている感覚がしたので、
    仕事終わりに読むのがオススメかなと。

    河合さんの著書は、これまでもけっこう読んできたので、
    河合さんの思いをさらに重ねながら、そして自分自身の思いとも重ねながら、
    本当にしんみりとした感じで読むことができた。

    これが20年前に出された本だなんて思えないくらい、
    現代の感覚にマッチしていたなぁとしみじみ…

  • 昔々に買った本。
    お手洗いに本が何冊か並べてあるが、コレもお手洗い本のひとつ。
    各章が、お手洗いに入っている間に読み切れる量でちょうどいい。
    昔々の人が、「よい考えが浮かぶのは、風呂に入っている時、布団に入っている時、お手洗いに入っている時」と言ったらしいが、まさにそうだと思う。
    お手洗いで読むと、よく理解できる気がする。そして、そこからヒントが得られる気がする。

  • 1992年発行だが人間の悩みはいつの時代も本質的には変わらないと思った。
    あとがきにわざわざ常識を教えないといけない時代になったとの一文が印象的だった。昔なら自然と周囲の人に教えてもらえていたことが現代の人間関係の希薄さでは難しいように感じられた。
    内容としては人間関係の考え方、捉え方がメインで分かりやすく面白かった。一生懸命を履き違えて周囲を困らせないように自分の内面を深く観察しながら生活していこうと思った。

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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。メーカー勤務を経て、現在フリーランスの翻訳者。

「2020年 『パリジャンが教える ヒゲの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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