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- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103791072
作品紹介・あらすじ
電脳ペット、「寅さん」の死、少年犯罪、スローフード…。日本人のこころを揺るがした出来事の縦糸と横糸をほぐしながら。これからの生き方を考えてみませんか。
感想・レビュー・書評
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本書の文章は,96年5月~2003年5月までの間に書かれたものです。
96年頃というと,高校生による「オヤジ狩り」があったり,神戸で中学生の小学生殺人事件があったりと,子どもを巡るさまざまな事件が起きました。当然,著者も,その事件と事件を巡るマスコミや世間の対応などについての思いを綴っています。
この間,著者は文化庁長官にも任命されており,そのあたりについても話が振れられています。
一向におさまらない「いじめ事件」に触れて…
これ(いじめは下火になるどころか,ますます深刻さを加えていること)は,いじめ問題の根の深さを如実に示している。それと共に,これまで「いじめの根絶」をかかげて,日本中で努力してきたやり方に,どこか反省すべき点がなかったか,考えてみる必要があることを示唆している。p.32
と述べています。
しかし,未だに,教育界では,毎月「いじめ調査」をして,子どもたちを見張り,道徳教育を強化することで「いじめ」がなくなると思っているようです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
産経新聞(大阪版)で掲載されていたコラムがまとめられたものです。
興味のある章のみ読みましたが、面白かったです。
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