漫才

  • 新潮社 (2009年5月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784103812197

感想・レビュー・書評

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  • ビートたけし漫才台本風時事ネタ本、たけし好きじゃないと面白くないだろう

  •  芸術とは同じ土壌で育ち、同じ感情を持った同士だけのものである(立川談志)

     という話があってですね。当然ここにおける「芸術」というのは、芸術全般を指してもいいのかもしれないけれども、でも「笑いとは」にしてもいい。「ギャグとは」でもいい。ある種の共通項――たとえば使わえる語彙のニュアンス、差別の感覚、冗談と真剣の境界、この辺が同じであれば同じであるほど、芸のレベルというものは高めることが出来る。これ、楽屋ネタやマニアックなネタが面白いのと同じ原理です。幅が狭ければ狭いほど、面白いものはすごく面白くなる。

     幅を広くすればするほど、スラップスティックだとか、叫ぶとか、チンコ出すとか、莫迦な物言いをするとか、誰でも持っているもので勝負するしかなくなる。その結果が今のテレビよね。ですよね。

     本書はそうした「笑いとは」に対するビートたけしのありったけを読むことが出来る一冊であります。世の中の言葉を借りれば「わかるやつだけわかればいい」なんだけど、ぜんぜん違う。そうではない。

     ごく一部のセンスの共有、共感の回路を持った人々に向けての精一杯のサービスがこの本だと云っていい。これがある時期、ある場所で最も面白かった「漫才」です。がゆえに、もう読者の一人であるアタシには笑えない部分もある。多くの人が「下品すぎる」とか、「冗長」とか云うかもしれにゃい。
     が、一期一会の舞台上でここまでやるのか! という気迫は痛いほど伝わってくる。使っている言葉はどれも肉声。このタイミングで、この単語を、というのを肌で感じられるのが元来漫才の語彙ではなかったか。芸人と観客の間に共有するものがあるからこそ、笑いが生まれるのではなかったか。

     これですよこれ。読む人にとってはまったく面白くないかもしれないけど、ひとつも笑えないかもしれないけど、でも、すごいものだ。これは、芸だ。

  • ビートたけし漫才を活字に。文字だけだが腹を抱えて笑える。悪口、下ネタのオンパレード。こんなもん公共の電波には乗せられない。(流通ルートは・・・?)

    枠にとらわれないブラックな笑いは軽快にして痛快にして愉快。お遊戯のような笑いに飽きた方は是非ご一読を。

  • ツービートの漫才を活字で読むと凄さが増しますね。

  • 実際に漫才しているのを想像しながら読んだけど、ツービートを知らないし、相方を知らないのよね。
    たけしのしゃべりのみ想像するんだけど、どうなんだろう?
    人の悪口と下ネタのオンパレード。
    でも、やっぱアンテナが広いというか博学なんだろうな。
    要は面白い???

  • うーん、読み始めは相当面白いと思ったんだけどなぁ。だって漫才ブームの時と同じノリでTVでは絶対遣れないネタがどんどん出てくんだもの。もう、放送禁止の下ネタ出し放題。人の悪口も実名で言い放題。こりゃぶったまげたね。でも、そんなのを200Pageも遣ってると、さすがに飽きて来てもうだめ。最後の方は、なんだこのやろ まだそのネタ言うか、もう帰れ!って言いたくなっちゃった。この感想は、漫才ブーム当時の、ツービート絶頂期の超おもしろ漫才をリアルタイムで観ていたわたしの感想です。もし、そういうの観てない若い人がこの本読んだらどうなのかしら。とんでもないぶっ飛び話に仰天して笑い転げるのかなぁ。気になる。

  • 面白かったですよ。公共の電波では流せない内容でしたけど。
    みなさんで買って、紀伊国屋ホールで漫才やってもらいましょう!

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著者プロフィール

1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「2022年 『浅草キッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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