王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

  • 新潮社
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本棚登録 : 1383
レビュー : 202
  • Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103834038

感想・レビュー・書評

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  • 『「あんたは山を降りなさい」。薬草のお茶で身体の悪い人を癒してきた祖母の言葉が、十八歳になった雫石の人生を動かす。自給自足の山の生活を離れ、慣れぬ都会で待っていたのは、目の不自由な占い師の男・楓との運命的な出会い。そしてサボテンが縁を結んだ野林真一郎との、不倫の恋だった。大きな愛情の輪に包まれた、特別な力を受け継ぐ女の子の物語。ライフワーク長編の幕が開く。』

  • 10年前に一度前半だけ読んだことを記憶している。また読み始めてみると。雫石がなんだか今の自分の状況と似ている気がして不思議。

  • 何度読んでも、なにか癒されます。
    植物にはなにか力があるのかもしれない。

    自分のできる事を出来る範囲で、こつこつとやっていこうと思える作品。

  • 数年ぶりの再読。よしもとばななの本は、いつも読むたびぐっと来る場面が増える。
    植物の好きな雫石が、山をおりて色んな人や植物に守られていくお話。
    こう言ってしまうと、なんだかか弱い女の子のイメージなんだけど、そんなことはない。
    好きなものに熱中し、恋愛によりかかりすぎず、近くにいる素敵な占い師、楓にもずけずけ物申す。
    出来事というより、生きる力やなんかを表現するときには、とにかく言葉が尽くされている。
    心洗われるお話。

  • ずっと読みたくて探していて、やっと読めたのだけど、
    なんだかわたしには合わなかったかも。
    ファンタジーっぽい物語はにがて。
    ばななさんはすきなんだけどなあ。
    つづきは読まないかもしれません。

  • スピリチュアルで、良くも悪くもばなな節。

  • なんだかサボテンが欲しくなりました。おばあさんが言った「最高のものを探し続けなさい。流れに身をまかせて、謙虚でいなさい。」いいコトバです(o-´ω`-)

  • その4を読んで、あらためてその1を読んだら
    なんてふわっとした軽い物語だったんだろうと思った。


    はじめて読んだときよりも ずいぶんと軽くなって
    あとに続く物語の壮大さの序章だったことに気づく。


    それでも きちんと 言葉のひとつひとつが澄んでいて
    なんども読みかえして、おぼえておきたい文章がたくさんあった。


    これからやっていく仕事の志があるから
    仕事に対して、迷ったとき、雑になったとき、この本を何度も読もうと思う。

  • いつも本を読むときわたしは直感で読む
    よしもとばななさんの作品はあまり直感的に読まなかったのだけどこれはなんかビビビっと自分の中でなにかがきた。

    不思議なちからを持ったおばあちゃん。
    おばあちゃんのつくるお茶で癒やされ元気になるひと
    そのもとで育ったおなじくなにか不思議なちからがある孫娘、雫石。
    雫石はさぼてんからとられた名前
    やまでふたりで暮らし時が経ち雫石はやまを降りる
    そこで出逢ったまた不思議なちからを持つ楓

    楓と雫石の信頼関係というか互いに好いているけどそれを恋と呼ばない感情。
    雫石と真一郎くんの老夫婦みたいな関係
    憧れないこともないけどわたしにはできないな

    雫石と真一郎くんが出逢ったシャボテン公園。
    去年の夏仲良しの地元の子たちと行ったのを思い出しなつかしくおもった

    とてもあたたかいはなし

  • ばなな作品は主人公がやさしくて素直でいとおしくてぎゅっと抱きしめたくなる。しずくもすごく好きになれる主人公。登場人物もいい人たちばかりでとても魅力的。ただ、都会に出てきたばかりで何も知らないしずくの前に立ちはだかる難関たちに苦悩するしずくを見ているとちょっぴり辛い。やっぱり抱きしめたくなる。キーワードは何でしょう、サボテンでしょうか。とげとげちくちく言葉も言えず人にあんまり心を開きたがらないのに、まるっこくてどうしようもなく愛してしまう。

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著者プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

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