イヤシノウタ

著者 :
  • 新潮社
3.55
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本棚登録 : 411
感想 : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103834113

作品紹介・あらすじ

みんなが、飾らずむりせず、自分そのものを生きることができたら、世界はどんなところになるだろう。なんていうことのない日々に宿る奇跡のよう瞬間、かけがえのない記憶。土地がもたらす力、自然とともに生きる意味。運命的な出会い。男女とは、愛とは? お金や欲望、不安に翻弄されず生きるには? そして命と死を見つめるなかで知った、この世界の神秘とは――。ほんとうの自分、を生きるための81篇からなる人生の処方箋。

感想・レビュー・書評

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  • 旦那さんの病院に付き添って受付の前の席で読み切ってしまった一冊。
    吉本さんのエッセイは久しぶり。一時ばななさんの文章を読むのが少し大変に思う時期もあったけれど、息子さんを産んでからまた読みやすくなったきがする。
    大好きな叔母さんの死、息子さんとの思い出、分かり合えないこと、ばななさんの思ったこと、考えたこと、うれしかったこと、哀しかったこと。
    やっぱり好きな作家さんだ。
    そして白河夜船が再読再読したくなる、映画も見よう。

  • エッセイ集のなかで、彼女がこれまで人生の中で受けた矛盾や葛藤を見せつけられた。
    私も、これから30代、40代、50代と駆け抜けていく中でこういった人生の矛盾と歩いていかなければいけないのかと思うと少しくらくなったが、彼女の言っていた、気にしない、自分の思うようにすればいい、周りのスタンダートにとらわれるなというメッセージに大分、心が軽くなった。

  • やはり、自分を取り戻すときにはばななさん。
    あっこちゃんおばさんからもらった「勇気の光」に泣く。こういうふうに、私もありたい。
    そして、ちゃんと受け止めてくれる人との繋がりを生きている間に丁寧に時間をかけて紡ぎたい。

    自分の身体、酷使してきた身体、
    労りたいというばななさんの気持ち、わかる。
    私もそうだから。

  • 「人間にとっていちばん大切なものは心の自由だと思っている。」

    こんなにもはっきりと言い切れる信念がある事に、なんだかとっても清々しい気持ちになったし、心強く感じた。

  • いつもモヤモヤしてきた時期に発売されて、読み終わったころには癒されています。ばななさんありがとう〜。

  • 恥ずかしながら、吉本ばななさんの小説は読んだことがなかったけれど、この本に出会えて良かった。
    彼女の人生に対する向き合い方とか、考え方がとても自然で心地よくて、それが言葉にあらわれているという感じ。言葉ひとつひとつが心にスっと入り込んできた。
    今にいっぱいいっぱいで、この先のこと、歳をとることなどについてあまり考えられていなかったというか、考えたくても真っ暗で何も見えなくて、そんな自分に漠然と不安を抱えていたが、この本が少しだけその壁を押し広げてくれたように思う。

  • また、ばななさんの本で肩の荷がおりました。
    特に「明日があるさ」は最近感じていたことそのもので、ちょうど30歳の誕生日にこの話を読めたことに感謝。

  • コロナで引き篭もって、ろくに人とコミュニケーション取らず、なんだかマイナス思考が多くなってきていたけど、すっと楽になった気がする。力を抜きたいときにまた読みたい。

  • 「自信満々である必要もないし、そんな根拠もないけれど、いいところをただ温めてあげることは、自分を責めるよりもずっときれいな感じがする。」(194 ページ)

    愛とは何か、死とはなにか。
    彼女を構成している、思考と出来事のエピソード。

  • 「死」を強く意識したエッセイだと感じたのは、ばななさんが亡くなる数年前に書かれたものだろうか?
    父親の死、自分の終わりかたなどが随所に表れている。
    将来、息子さんのお嫁さんと一緒に過ごすのかな、という箇所では、それが実現せずに終わってしまったことに、すごく残念に思ってしまった。息子さんへの愛が溢れる作品。

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著者プロフィール

一九六四年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。八七年「キッチン」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。八九年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、九五年『アムリタ』で紫式部文学賞、二〇〇〇年『不倫と南米』でドゥマゴ文学賞、二二年『ミトンとふびん』で谷崎潤一郎賞を受賞。著作は三十カ国以上で翻訳出版されており、海外での受賞も多数。noteにてメルマガ『どくだみちゃんとふしばな』を配信中。

「2023年 『吹上奇譚 第三話 ざしきわらし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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