- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103834113
作品紹介・あらすじ
みんなが、飾らずむりせず、自分そのものを生きることができたら、世界はどんなところになるだろう。なんていうことのない日々に宿る奇跡のよう瞬間、かけがえのない記憶。土地がもたらす力、自然とともに生きる意味。運命的な出会い。男女とは、愛とは? お金や欲望、不安に翻弄されず生きるには? そして命と死を見つめるなかで知った、この世界の神秘とは――。ほんとうの自分、を生きるための81篇からなる人生の処方箋。
感想・レビュー・書評
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エッセイ集のなかで、彼女がこれまで人生の中で受けた矛盾や葛藤を見せつけられた。
私も、これから30代、40代、50代と駆け抜けていく中でこういった人生の矛盾と歩いていかなければいけないのかと思うと少しくらくなったが、彼女の言っていた、気にしない、自分の思うようにすればいい、周りのスタンダートにとらわれるなというメッセージに大分、心が軽くなった。 -
「人間にとっていちばん大切なものは心の自由だと思っている。」
こんなにもはっきりと言い切れる信念がある事に、なんだかとっても清々しい気持ちになったし、心強く感じた。 -
いつもモヤモヤしてきた時期に発売されて、読み終わったころには癒されています。ばななさんありがとう〜。
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恥ずかしながら、吉本ばななさんの小説は読んだことがなかったけれど、この本に出会えて良かった。
彼女の人生に対する向き合い方とか、考え方がとても自然で心地よくて、それが言葉にあらわれているという感じ。言葉ひとつひとつが心にスっと入り込んできた。
今にいっぱいいっぱいで、この先のこと、歳をとることなどについてあまり考えられていなかったというか、考えたくても真っ暗で何も見えなくて、そんな自分に漠然と不安を抱えていたが、この本が少しだけその壁を押し広げてくれたように思う。 -
また、ばななさんの本で肩の荷がおりました。
特に「明日があるさ」は最近感じていたことそのもので、ちょうど30歳の誕生日にこの話を読めたことに感謝。 -
コロナで引き篭もって、ろくに人とコミュニケーション取らず、なんだかマイナス思考が多くなってきていたけど、すっと楽になった気がする。力を抜きたいときにまた読みたい。
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「自信満々である必要もないし、そんな根拠もないけれど、いいところをただ温めてあげることは、自分を責めるよりもずっときれいな感じがする。」(194 ページ)
愛とは何か、死とはなにか。
彼女を構成している、思考と出来事のエピソード。 -
「死」を強く意識したエッセイだと感じたのは、ばななさんが亡くなる数年前に書かれたものだろうか?
父親の死、自分の終わりかたなどが随所に表れている。
将来、息子さんのお嫁さんと一緒に過ごすのかな、という箇所では、それが実現せずに終わってしまったことに、すごく残念に思ってしまった。息子さんへの愛が溢れる作品。
著者プロフィール
吉本ばななの作品






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