絶海密室

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103904038

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    太平洋戦争末期、南海の孤島アナタハンに取り残された33人。米軍の爆撃が熄んだのちも、大日本帝国の不敗を信じて米軍への投降を拒み続け、七年と十八日間。当初は軍人の指揮のもとに結束していた男たちも、自給自足の生活を強いられ、互いに離反してゆく。そして何よりも、唯一の女性の存在が、32人を根底から揺さぶり始めた。夜もおちおち眠れぬ愛憎の疑心暗鬼。闇の中で誤解と深読みがぶつかり合い、死体がひとつ、またひとつ…。32対1の女の凄絶サバイバル。

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著者プロフィール

大野芳(おおの・かおる)
一九四一年愛知県生まれ。ノンフィクション作家。『北針』で第一回潮賞ノンフィクション部門特別賞受賞。
著書に『近衛秀麿――日本のオーケストラをつくった男』(講談社)、
『絶海密室』『瀕死の白鳥――亡命者エリアナ・パブロバの生涯』(以上、新潮社)、
『8月17日、ソ連軍上陸す――最果ての要衝・占守島攻防記』『「宗谷」の昭和史――南極観測船になった海軍特務艦』(以上、新潮文庫)、
『死にざまに見る昭和史――八人の凜然たる〈最期〉』『無念なり――近衛文麿の闘い』『裸の天才画家 田中一村』(以上、平凡社)、
『天皇は暗殺されたのか』(二見文庫)など多数。

「2020年 『伊藤博文を暗殺したのは誰なのか 安重根と闇に隠された真犯人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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