ノヴァーリスの引用

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 20
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103912019

作品紹介・あらすじ

一九七九年に起きた一人の若者の死。その状況と原因をめぐって、それぞれの関係者が推理するその口から、また新たな物語が紡ぎ出されていく。懐古にふけっていたはずの彼等は、いつしか自分たちで作り上げた迷宮に踏み入っていく…。言葉によって構築される現実の脆さとそこに潜む謎を描いて一気に読ませる、気鋭の力作。

感想・レビュー・書評

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  • 第三章の終わり方が秀逸。

    全体的に洒落ているのだけど、鼻につく感じや窮屈さはない。

    それにしても、第三章の最後が最高。
    小説を読んでいて、「かっこいい」と思って笑いがこみ上げたのは、いつぶりだろう!

  • 物語の多層構造(次々に話がつくられてゆく)の提示のみで、正解はなし。話が短くてそっけなさすぎ、ちょっと食い足りない(作者の作品特有の「めまい感」があまりなかった)。学生の台詞はわざとらしい。

  • 恩師の告別式で再会した、
    大学で同じ研究会に所属していた4人が、
    大学時代に転落死した同級生の、
    死の真相について語り合う。

    流麗な文章で、
    すごく文学的にミステリーを書いているなぁと思っていたら、
    途中から乗りづらい哲学っぽさを経て幻想小説風味になったのでびっくりした。

    でも、あの不気味で妙な色気のある過去の大学の場面は嫌いじゃないです。

  • 探偵小説・ミステリー・純文学・・・。様々なスタイルを通して語られるのは大学時代の友人の死。多様なスタイルを通していくなかで謎は重層化し、物語は虚実のあわいを漂い、漂流をはじめる。

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