Arctic Odyssey(アークティック・オデッセイ) 遙かなる極北の記憶

  • 新潮社 (1994年1月1日発売)
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本 ・本 (119ページ) / ISBN・EAN: 9784103956020

感想・レビュー・書評

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  • こちらは、写真の多いもの。
    しろくまの写真やアラスカの自然がほんとに美しく撮られていて星野道夫さんのアラスカ愛を感じるし、合間の文章にも自然やアラスカの人々への敬畏を感じます。

  • odysseyとは叙事詩のことだとばかり思っていたけれど、Odysseiaと混同していたようだ。放浪と冒険の永い旅のことだという。
    2月から始まって、12章に分けられ素晴らしい写真が並ぶ、各章には、グッとくる短文が添えられ、Ukiak8月-秋の日々の短文には、なんだかとてもワナワナしてしまった。
    こんな自然に触れてみたいと思えど、歳を重ねすぎ、もう無理かなと思えば、1994年の出版だから30年も前の写真集だけれど、いい仕事を残してくれて、感謝である。

  • 星野さんの、自然への、あらゆるものへの尊敬と畏怖の念を感じます
    人間目線ではなくて、自然の一部としての目線みたい
    温度と感触、音、光、匂いまで伝わってくるよう
    感動です

  • 写真がとにかく素晴らしい。
    こんな極北にも多くの種がたくましく生きていて、生態系を成していることにただただ驚かされる。
    動物、植物、人間、天候、土地が織りなす鮮やかな世界。
    その一瞬を切り取るのにどれだけシャッターを押したのだろう。
    過去の刹那の時と空間を繋いでくれたことを尊く思う。
    この気持ちは、命の連鎖についてのものと同じなのかもしれない。

  • S図書館
    星野氏最後の写真集
    横長A4、重い、119 ページ
    12ヶ月、春夏秋冬、アザラシ等の写真
    金関寿夫「魔法としての言葉」と本人文章

    生命、季節のうつろいを感じた

  • 星野さんが見てきた世界を垣間見られる

    ところどころにある神話や星野さんの文章もこれまたいい

  • 市川で開かれていた星野道夫展覧会の会場で読んだ。1年12ヶ月の章に分かれていて、その扉に書かれた極北の民話や神話、物語が写真集をより良いものにしている。また開きたい写真集。

  • 姉に誕生日プレゼントとして貰ったもの。
    少しずつ読んでいます。写真きれいでほれぼれしています。

    星野さんが亡くなっていたことをこの本で知りました。小さい頃に,星野さんの書かれた本をいくつか読んでいたので信じられません。まだ亡くなられるにはお若いと思います。
    この本で綴られるような写真や文字を私たちに与えてくれる才能が一つ消えてしまったのだと思うと,残念でなりません。

  • アラスカいいな~、又行きたい!

  • 亡き父からのプレゼント

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著者プロフィール

星野 道夫(ほしの・みちお):1952年千葉県生まれ。写真家。19歳の時に、古書店で出合った一冊の写真集をきっかけにアラスカに強く惹かれるようになる。慶應義塾大学経済学部卒業後、アラスカ大学野生動物管理学部に入学。以降、極北の自然とそこに生きる野生動物や人々の暮らしを写真と文章で記録し発表。1996年、カムチャツカ半島で取材中ヒグマに襲われ急逝。1986年アニマ賞、1990年木村伊兵衛写真賞受賞。写真集に『Alaska 風のような物語』『アークティック・オデッセイ』『悠久の時を旅する』、エッセイ集に『アラスカ光と風』『旅をする木』、写真絵本に『ナヌークの贈りもの』『森へ』などがある。

「2025年 『ゴンべの森へ アフリカ旅日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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