残穢

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103970040

作品紹介・あらすじ

怨みを伴う死は「穢れ」となる。穢れは怪異となり、伝染し、拡大する。
「十二国記」の小野不由美、9年ぶりの書き下ろしドキュメンタリー・ホラー長編。

メディアファクトリーから同日発売される『鬼談百景』は、本書とリンクした作品です。

感想・レビュー・書評

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  • 怖かった度★★★★(最高は★5)

    ひまわりめろんさんが苦手ホラー克服のために本友さん推薦本を読みまくる『魁ホラー塾』第八弾はおびのりさん(代)推薦の『残穢』です

    はい、休んでました
    ホラー休んでましたが何か?
    だってお盆期間中ホラーとかマジありえなくない?
    ありえなくなーい?
    だってそこら中にいるわけだよ
    そりゃもうお盆中にそこらにいるのは基本的にはちゃんとした人たちだとは思うけど
    祟ったりはしないちゃんとした人たちがほとんどだと思うけど
    はっきり言ってこんな時にホラー読むなんてただのお馬鹿さんよね

    いや、今読んでこそでしょ!って思ったあなた!ほんとお馬鹿さん
    怖さ倍増させてどうすんのよ
    ホラー好きか!

    はい『残穢』です

    いやーヤバいです
    こいつはほんとヤバい
    小野不由美さん初読なんですが、読み始めて2ページ目で、え?この人天才?って思っちゃいました
    だってもう怖いのよ?たいしたこと書いてないのにもう怖いんよ
    ドキュメンタリー(風?)ということで、怪異な現象をただ調査していくっていうね
    もうクライマックス的な、ギャーーーー!なんて全くなく淡々と進んで淡々と終わるんだけど
    ずっと怖いのよ

    この文体なんよね
    相変わらず具体的にどこがどうとか書けないけど、確実にこの文体がずっと怖いを意図的に演出してるのよ
    これが小野不由美さんってたまたま怪談話に合った文章を書く人なのか、怪談用にかき分けてるのか、特に今回はドキュメンタリーなのでそれに合った感じにしてるのか
    確かめずにはいられないのよ!

    でも、小野不由美さんでホラー以外って『十二国記』になっちゃうんかな?
    うーん、長い

    あ、あと平山夢明さんが有能すぎて笑った
    いや笑ったら失礼か、すんまそん
    あと、ちゃんとした人たちってなんだよ!っていうね

    よっしゃー!
    最終回『黒い家』いくぜー!
    でででで、でで、でで、でででで、でで、でで(エガちゃんの登場曲『スリル』で!)

  • 読者から怪異、怪談の情報を集めるという事は昔からありますが…
    ある作家と情報を寄せた読者が調べていくというストーリー。文章もルポを読んでいるようで淡々と進み新たな情報を得て人に会い、更に関係する人も場所も広がりを見せる。作家も依頼者である読者も怖がる事なく淡々と…である。
    淡々が怖い!!
    文中にあるようにまさに感染…調べるだけで危ないですよ…大丈夫ですか⁇と何度も出てくる。

    読んでるわたしも感染するんじゃないか?
    と読み進めると思い始めてしまう(꒪⌓︎꒪)

    特定の人や家に祟るならまだ大丈夫!
    土地って言われたらヤバいです。
    我が家は住宅用に田んぼを埋めた土地ですが、本当に田んぼ?実家は?旦那の実家は?戦後?戦前まで遡っては?旦那の親戚はちょっと不幸多くないか…
    なんて考え出したら怖い!怖すぎる(゚-゚*;)(;*゚-゚)

    わたくし大抵の事は信じてます。
    幽霊、妖怪、UFO、妖精、緑のおじさん笑
    あり得ないと解明できないんだもの…
    あったっておかしくない!!
    だってUFO見たんだもの!!
    絶対ウソって言うあなたがおかしい(´^`)プイッ


    今リビングのソファベッドで寝てるんですが、廊下を挟んだ和室に亡くなった義父が寝てたんですね。
    夜中に何度もトイレに行くたび廊下を歩いてました。
    亡くなった後に廊下を歩く気配が……
    お爺ちゃん!ヤメテ!!
    夜この本読めないから3日もかかってしまったじゃないか!!

    とりあえずお盆の墓参りはしっかり拝んでおきましたけど(。>ω<)ノ


    • 1Q84O1さん
      私も欲しいかも…
      緑の土瓶師匠(。・・。)ポッ
      私も欲しいかも…
      緑の土瓶師匠(。・・。)ポッ
      2023/08/29
    • 土瓶さん
      緑のおじさん???
      知らない方ですね。
      緑色のズボン穿いていって「どこでそんなの買ってくんだよ」って仲間内からツッコまれたことならありま...
      緑のおじさん???
      知らない方ですね。
      緑色のズボン穿いていって「どこでそんなの買ってくんだよ」って仲間内からツッコまれたことならありますが。
      どうやらセンスがおかしいらしい(笑)
      2023/08/29
    • みんみんさん
      土瓶さん…今は緑流行ってる!
      おじさんは緑ジャージですけど笑
      土瓶さん…今は緑流行ってる!
      おじさんは緑ジャージですけど笑
      2023/08/29
  • 住んでいるマンションで、奇妙な体験をする。
    畳を擦る音。
    人の気配。
    事故物件とは聞いていないが、気になり過去を調べ始める。
    常に人が入れ替わり、一年以上も住んでいる人はいないほど。
    他の部屋の状況。
    マンションが建つ以前の土地から調べ始め、離れて行った人を探し、過去を辿る。

    「死」は、穢れとなり伝染して拡大する。
    それは、土地に根付き、二重に汚染される。
    そこに人が住まうとその者は死穢で汚染される。
    その者が、死亡すればその家は三重の死穢が残る場所へと…。
    死穢に感染した人が別な場所に移動するとそこにも残穢が…。
    まるでループのように。

    土地のお祓いをするのは、充分に必要な意味のあることなのだ。

    祟りや呪いを信じるかと問われても私自身よくわからないのである。
    信じていないとは断言できない。
    霊能者がいるかぎり、何かあるのではと思うから。




    • メイさん
      こんばんは、湖永さん。

      私も残穢読みました。映画も観ました。原因を探っていけばいくほど私はどんどんわからなくなってしまいました。結局、何が...
      こんばんは、湖永さん。

      私も残穢読みました。映画も観ました。原因を探っていけばいくほど私はどんどんわからなくなってしまいました。結局、何が原因なの、って感じでした。でも一つ言える事は、「触らぬ神に祟りなし」です。

      私はこういうのは半分信じて半分信じないって感じです。私はテレビのホラー特集が好きで観ますが、全く信じてないと観ないと思います。どこかで信じてるのがあるから観るんだと思います。

      話は変わってしまいますが、私は小学生のときはりぼん派でした。
      2022/06/14
    • 湖永さん
      こんばんは、メイさん。

      そうなんですよね〜。
      気になってしまうのは、やはりちょっとは信じてしまっている自分がいるからでしょうね。
      だからこ...
      こんばんは、メイさん。

      そうなんですよね〜。
      気になってしまうのは、やはりちょっとは信じてしまっている自分がいるからでしょうね。
      だからこそ、気になって本も読んでしまいます。
      2022/06/14
    • 湖永さん
      そして、りぼんとなかよしどちらかと言えば私もりぼん派でしょうか。
      懐かしいですねぇ。
      そして、りぼんとなかよしどちらかと言えば私もりぼん派でしょうか。
      懐かしいですねぇ。
      2022/06/14
  • 怨みを伴う死は、穢れとなる。穢れは、怪異となり伝染し拡大する。
    コロナ禍の今と重なりジワジワと怖くなりました。自分が住んでいる所は、大丈夫だろうか!?

  • 「我々がいま住んでいるこの場所、
    そこには確実に過去の住人がいたはずだ。
    前住者の前にはさらに前の住人がおり、その前にはさらに以前の住人がいた。

    原野だったという段階に辿り着くのだろうが、そこに至るまでにどれだけの人間がそこに住み、どんな人生を営んでいたのだろう。」

    フィールドワークで聞き取りを行ううちに
    確信に近づいていくワクワク感が民俗学の研究のようで面白かったです。

  • 再読

    怨みを伴う死は「穢れ」となり、新たな怪異の火種となるのかー。
    穢れは怪異となり、伝染し、拡大する…。

    作家である私は、二十年程前に文庫のホラーシリーズを持っていた。
    いまでも、時折読者から自身の体験した奇妙な出来事を報せる手紙が届く。
    賃貸マンションに越したばかりの久保さんは、その部屋に何かがいるような気がする。というー。
    畳の表面を何かが擦るような音が聞こえる。
    私と久保さんは、何の変哲もないマンションの怪異現象を調べるうちに、
    マンションやその隣の団地に不思議と人が居付かない事を知る。
    首を吊る着物姿の女や床下を這いずり廻って恨み言を言う男。
    いるはずのない赤ん坊の泣き声がする。
    だから、あの家には人が居付かないー。
    土地の過去を調べ、過去に住んで居た人を遡り、どんどん時代が遡っていく。
    大きな一つの土地が分割され、○○家と××家と△△家…という個別の家族が沢山登場し、
    どの家がどの家になったのかわからなくなるのですが、
    もうそんな事は、どうでもいいって位、薄気味悪い。
    怖い、怖い、怖い…怖いのに先が気になって止められない。

    長い歴史を考えると、色々な事が起きてるのは当然です。
    自分の住んでる土地に、どんな歴史が刻まれてきたかを考えるだけで怖い。
    穢れはその土地や関わった人や物で伝染していく。拡大していく。
    伝染する過程で、二重三重にと穢れが残っていく…色濃くなっていく…。

  • 幽霊も祟りも信じていない。なのに「縁起でもない」という言葉には心が揺れる。合理的説明のつかない「何か」が、現象と現象を結び付ける。そういうことならあるような気がする。理屈ではなくそう感じる

  • 普通に小説かと思って買ったんですよ。
    でも読んでみたらエッセイのような、レポートのような、自叙伝のような、論文のような。
    小説じゃないのかー、残念だなー、と思いつつ読み始めて、やはり物語の創作世界とは毛色が違ってるので満足感が足りなかったのですが。
    読み終わって時間が経っても、私の中ではあの何とも言えない気味の悪さがずっと続いていて、ふとした瞬間に頭をよぎるんですよ、視界の端に何か見えた様な気がしちゃうんですよこれー!
    やっぱ小野不由美凄いー!! 

  • 残穢:ざんえ
    著作者:小野不由美
    発行者:新潮社
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo3969
    戦憒の500枚書き下ろし長編ホラー

  • 小野不由美さんらしい、異世界と現実世界との境界の曖昧さを楽しめるホラー小説。
    怪異は穢れなのか、穢れは伝染するのか。
    コロナウィルスの感染の最中で読むと、そのくだりは納得しか感じられず、流動化した社会に住むことのリスクを考えさせられます。
    日記のような、ルポのような、不思議な怪異譚。
    たまにはよいですね。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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