図書室の海

著者 :
  • 新潮社
3.22
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本棚登録 : 652
レビュー : 91
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103971047

作品紹介・あらすじ

ある地方に伝わる奇妙なゲーム。秘密裏にゲームを引き継ぐ"サヨコ"のほかに、鍵を渡すだけのサヨコがいた-。もうひとつの小夜子の物語「図書室の海」ほか、あるウエイトレスの殺意と孤独を描くぞくっとする話、記憶を刺激する懐かしくも切ない物語、異色SFと、様々な物語を次々と紡ぎ出す恩田陸の世界を堪能できる1冊。

感想・レビュー・書評

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  • じわじわと毒がまわるような恐怖が躰を冷やす。真夏の夜にぴったりの短編集☆

  • カバー写真 / 今井 智己
    装幀 / 新潮社装幀室
    初出 / 『時間怪談』(1999年廣済堂出版刊)、『蜜の眠り』(2000年同社刊)、『血の12幻想』(2000年エニックス刊)、『大密室』(1999年新潮社刊)、<SFオンライン>1998年10月26日号、『SFマガジン』1995年8月号、書下ろし2本

  • とてもおもしろい。
    ほんとはこれだけでも★5つなんだけどそうしてないのは、本編を読んでない作品を読んで再読する楽しみを残すため。

  • 『六番目の小夜子』の番外編があるということで読んだのだけれど、これはこれで読んでとても良かったと思える作品だった。
    実際恩田陸さんの作品は、『私の家では何も起こらない』『六月の夜と昼のあわいに』『六番目の小夜子』そして今回の『図書室の海』と4作しか読んでいないし、長編作品をそんなに読んでいないので全体像がまだつかめていないのだけれど、短編それぞれのテーマのようなものがとても好きで惹かれるなぁと思う。
    いろんな描き方があるけれど、恩田さんは風景描写が緻密だなぁと思う。
    読んでいると頭の中にぶわぁっとその風景が自動的に浮かび上がってくる。それは私が空想したものでもあるけれど、恩田さんの手によって導かれたに近い感覚。

    イサオ・オサリヴァンを捜して
    睡蓮
    ある映画の記憶
    国境の南
    ノスタルジア

    が好きでした。
    中でもノスタルジアが一番好きかもしれない。
    どきりとして、切ない。
    でも強いメッセージも感じる気がする。
    ピクニックの準備は、読みながらふと「夜」、「ピクニック」とキーワード的に(あ!夜のピクニック!そうか、あれって恩田さんの!うわぁ!)と思い、思わず読みたい本へ登録。
    まだまだ知らない、読んでいない本があるので、こういう出会いは嬉しい。
    睡蓮も『蜜の眠り』に繋がる話のようで、ここから作品に入るのもいいなぁと思う。


    忘れられない風景や匂い、音がある。
    それは説明しようとしても簡単には伝えられない、私の細胞、血のようなもの。
    そういう物で私は出来ていて、そういうも物に私は支えられていて、そういう物に泣かされていくんだろうと思う。

  • 2018年4月7日

    カバー写真/今井智己
    装幀/新潮社装幀室

  • 該当シリーズを読んでいれば、もっと面白かったかも

  • 一編目の「春よこい」にやられる。その他の印象はあまり残っていないくらいこれにつきる。時間ミステリー?パラレルワールド?いずれにせよ不思議な空間に誘われる恩田陸ワールドが心地よい。

  • ピクニックの準備が読みたくて購入しました。
    でも一番気になったのは、南の国です。
    結末が白黒はっきりしない物が多いぶん、読み終わりに色々想像が膨らみました。

  • 恩田陸らしい短編集だと思うが、難解な話が多くて、一部読み直しもしたが、全体的にはそこまでの興味も持てず、よく分からないまま読むのを終えた話もあった。オカルトっぽい話が多くて、あまり好みではなかったからだな。

  • 一度読んでいるので、ふと読みたくなった短編を再読~♪

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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