夜のピクニック

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 1161
  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103971054

感想・レビュー・書評

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  • 一晩かけて学校までの道のりを歩く行事「歩行祭」を通じた、高校生の変化を描く。
    異母兄弟でクラスメートの融と貴子は、実は話したことがない。
    お互いに「相手によく思われていない」と思っていたが…歩行祭をきっかけに、ゆっくりと雪解けが始まる。

    輝かしいというわけではないけれど、高校時代の青春、友情の暖かさ、むずがゆさが心に残る。

  • 本屋大賞でハードルが上がってしまったのだろうか。最後は良かったが、単調に進み、会話中心でストーリーが進み。うーむ何か盛り上がりがあるのかなぁ、と思いつつ終盤へ。もう少し何かあれば・・

  • 学校行事で歩いているだけだけど、いろんなドラマが交錯していて、リアリティーがあっておもしろかった。

  • 夜間歩行
    独創的な学問が生まれる条件:古い町で、あまり大きくなくて、散歩できる自然があるところ
    始まる前はもっと劇的なことがあるんじゃないかって思ってるんだけど、ただ歩いてるだけだから何もないし、大部分は疲れてうんざりしているのに、終わってみると楽しかった事しか覚えていない。

    甲田貴子
    西脇融 無償の愛を当然と思い、酷薄なところがある。未来を見て今を生き急いでる。
    遊佐美和子 細やかな気遣い。
    戸田忍 融に遠慮して奥ゆかしかった。
    榊杏奈

    満天の星空、ススキの原、光がある地平線。忘れない風景

  • 面白かった。この行事が行われる県に住んでいるので、親近感があってよかった。私が高校生時代を過ごした場所にはなかった行事なので新鮮でもあった。

  • 歩く、歩く、ひたすら歩く。
    その非日常性がかもしだす特別感。もう二度と味わえないと思うからこそ切ない。
    遠い昔のことではあるけれど、ああ、これが青春ってやつだったなぁ、と胸が痛い。
    素敵な読書体験だった。

    難を言えば、登場人物全員がまっすぐでカッコイイこと。醜いヤツ、ねじまがったヤツは出てこない。敵役として描かれているはずの女の子まで爽やか。
    進学校ってこんな感じ?なの? 羨ましい。

  • 高校の行事のお話。
    キラキラそわそわしながらいつもよりハイペースで読み終えた。

  • 2017年読初本。
    24時間で80kmを全校生徒で歩くという高校行事を舞台にした話。

    さすが高校生、「若いな」というのが印象的。
    異母兄妹というのは話にはよくあるもので思い返してみると印象が薄いようだけどすごく引き込まれた。

    歩きも、二人のわだかまりも立ち止まることなく進むことができてよかった。

  • 2017.02.06 読了
    24時間夜通しで80km歩く学校行事「歩行祭」を舞台とした物語。

    淡々と物語が進むので、単調で退屈に感じる人も多いかも。
    個人的には物語全体を通して、少しずつ変わっていく風景描写が、実際に歩いている所を想像できたし、ノスタルジックな気分に浸れた。

    「みんなで夜歩く」物凄い青春だな~と、羨ましく思った。

    「今を未来のために使うべきじゃない」という言葉が一番印象に残った。

  •  作品解説(カバーより):夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校生最後の一大イベント「歩行際」。生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして夜を過ごす。そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。三年間わだかまった想いを清算するために――。今まで誰にも話したことのない、とある秘密。折しも、行事の直前には、アメリカへ転校したかつてのクラスメイトから、奇妙な葉書が舞い込んでいた。去来する思い出、予期せぬ闖入者、積み重なる疲労。気ばかり焦り、何もできないままゴールは迫る――。
     第26回 吉川英治文学新人賞 受賞
     第2回 本屋大賞受賞
    「本の雑誌」が選ぶ2004年度ベスト10 第1位

     水が合わなかったと言ってしまえばそれまでだが、読了後、特に得るものは無かった。
     帯に、世代を超えて読み続けられる名作と書かれているが、作品の軸にある「歩行際」が既に世代を超えては理解できないように思える。
     と、批判はここまでにしておいて、まあまあ面白かったっすよ。はじめダラダラ、中パッパッ、終わりよければ全てよし、てな感じですね。
     色々受賞していたので、読み始める前から期待感を持ったのがいけなかったと思います。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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