女流阿房列車

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 155
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103985068

作品紹介・あらすじ

鉄道よ、わたしを何処へ運ぶのか。乗ってるだけで幸せな、「乗り専」女子鉄・酒井順子が、マニアはうなり、人はあきれる、艱難辛苦旅にいざ出発。

感想・レビュー・書評

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  • ああ目的もない列車旅、いいなあ。と思いますがどれもこれもやけに過酷で、うーん、やはり鉄道好きでないとなかなかそこまではいけないかもしれない。しかし(ある意味)楽しそうだな…

  • 鉄含有者としては、結構楽しめました♪

  • 2003年に宮脇俊三が亡くなったというニュースに驚いてから、もう10年以上にもなるのかと思うと、あらためて時の早さに驚く。巻頭を飾る「メトロな女」が小説新潮に掲載されたのは、まだその思い出が人々の旨に色濃く残っている2005年。宮脇俊三と同じ企画で、東京の地下鉄全線を一日 16時間半かけて乗り潰すという作品だ。しかし、酒井順子が内田百けんや宮脇俊三と異なるのは、その企画自体は新潮社の編集者が立てていて、自分は振り回される(のを楽しんでいる)だけというところ。『女流阿房列車』は単に著者の性別が女性であるということだけに留まらず、「ルールを引き擦り回すのではなく、ルールに引き擦り回される」楽しみを描いているという点で独特で、鉄道紀行のジャンルに新たな一ページを加えたと言える。久しぶりに宮脇俊三を読み返したくなった。

  • 「負け犬」とともに、いまや「鉄子」としてのキャラクターも確立されている酒井さん。本書では内田百閒の『阿房列車』に敬意を表してということで、阿房な企画を敢行している。鈍行だけを使って24時間でどこまで行けるかとか、9時から17時まで同じ列車に乗り続けるとか、こだまで博多まで行くとか。でも、白眉は1編目の「メトロな女」に決まり。東京メトロと都営地下鉄全線を一日で完乗するというもの。
    これが阿房でやるせないのは、何といっても堂々巡りしているところだと思う。鈍行列車に一日乗り続けても、それが前に進むのならまだすくわれる気がするんだけど、行ったりきたりはつらいだろうなあと思う(読むぶんには面白いけど)。あと、この企画が優れているのは、その気になれば自分もできるところだな。その気になればできるけど、たぶんやらないだろうことをやってくださっているという面白さ。
    男性の鉄道好きは乗りつぶしたり写真を撮りまくったり、行程どおりに乗り継いだりといった制覇・征服的な色があるが、酒井さんが鉄道を好きなのは、揺られてどこかへ連れていかれるところなのだとか。それが女性的なもので男性のテツとは違うかもといっている。たしかに地下鉄完乗は内田百閒もしているけど、これ、酒井さんのオリジナルで出てくるともあまり思えない。酒井さんが乗ることになったのも、鉄道好きな編集者の差し金らしいし、酒井さんはその企画自体に揺られてどこかへ連れていかれちゃう人に徹している。男女のテツ具合の違い、なるほどという気が……。

  • 鉄道に乗ることが目的の旅、とても羨ましい。
    日本橋-三条大橋の東海道五十三乗り継ぎは、実際の東海道から外れつつもできるだけ多くの交通機関を利用するというコンセプトが楽しそうで、本のとおりに旅してみたら楽しいだろうなぁ。

  • 続けて酒井順子の鉄道もの

  • 面白くない。著者が鉄道をそんなに好きではないからか

  • 著者が実際に行った、ある意味苦行のような鉄道旅の記録。

    地下鉄全線完乗など、大変すぎるがやってみたくなる。
    時間と手間がかかるこんな旅、苦行だけど贅沢。

  • 東京の地下鉄全線完乗、はわたしもやってみたい。
    が、この本の刊行当時より地下鉄の路線も増えてるから大変だろうなあ。
    あと東海道53乗り継ぎも。

  • 2013/3/24-28
    三鷹中央
    期待以上に面白かった。根室本線、新幹線各駅停車、九州油の旅はやってみたい。
    装丁:SAMURAI

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。高校在学中から雑誌にコラムを発表。立教大学社会学部観光学科卒業後、広告会社勤務を経て執筆専業となる。2004年『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。『男尊女子』『子の無い人生』『女子と鉄道』『源氏姉妹』『枕草子REMIX』『an・anの嘘』『オリーブの罠』など、現代世相の分析から古典エッセイまで著書多数。

「2018年 『百年の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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