源氏姉妹

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著者 : 酒井順子
  • 新潮社 (2017年1月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103985099

作品紹介

千年経てば、時効ですよね? 光源氏のすべてを知る元カノたちが本音を暴露! セフレ関係をエンジョイした。セックスレスに悶えた。他の女の影に苦しんだ。肉欲を遮断して宗教に逃れた……源氏の君を通じて「姉妹」となった身分も性分も多彩な女たち。その赤裸々な「しちゃった」体験談が光源氏という男の真の姿を浮かび上がらせる。現代人が心底共感できる最強・最エロの「源氏物語」リミックス誕生!

源氏姉妹の感想・レビュー・書評

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  • 「源氏物語」を酒井流に、俗っぽい視点で捉え直した本書、冒頭から「光源氏と『しちゃった♡』年表」って…。いきなりで戸惑ったが、この年表、実に分かり易い…(笑)源氏と関係を持った女性達の独白が、酒井文体でかなり赤裸々に語られているが、この下世話な感じを面白がって読んでしまった。官能的な描写といい、好みはかなり分かれそうな気がするけど…本来源氏物語とはこういう世界観を持っていたのではと思う。古典ということで教科書にも載っているお蔭で高尚なものと捉えられがちだが、内容はある意味、時代物昼ドラですよね。ここまで踏み込んだ酒井さんはさすが。
    新・雨夜の品定めとシスターズ座談会は笑った。あり得ないメンツでの座談会ではあるが、よくぞ書いてくれたと思う(笑)本書を読むまでは正直…おちょくりすぎてないかと不安な部分もあったのだが、ここまではっちゃけてるとむしろ気持ちがいい。いや、しっかり読み込んでいるからこそはっちゃけられるのだと思う。ますます源氏物語が好きになったかも。

  • 面白かったぁ。源氏物語を読んだ人もそうでない人も楽しめると思う。しかし、もて男の光源氏は罪深い人だよなあ。憎めないけど。いつの時代も女の嫉妬、妬みはあるもんだなあ。

  • もっと源氏物語を知りたくなりました(*^^*)
    嫉妬は怖い(^_^;)

  • なかなか面白かったけど、改めてこんな本を高校生の時まじめに授業でやってたのかと思うと…。

  • かなりくだけていて、読みやすくて面白い。

  • 下世話な感じだけれど、源氏物語って今風にしたらこんなものなのかもしれない。巻末の座談会が面白かったなあ。あと『源氏の誘いをはねのけた人たち』という分科会もあったら良かったのに。この人たちは本編で語ってるからそれで十分ってことなのかな。

  • 源氏入門者に最適な本。私自身が源氏をきちんと読んだこともなく、登場人物の女性たちの名前はだいたい聞いたことはあるが、どんな人物なのかきちんと理解できていない入門レベルなので、それぞれの女性のことが、わかりやすく、理解がしやすかった。

    光源氏が数々の女性とどのように性行為に至ったか、その後どのように性的な関係が続いたかをテーマとして、それぞれの女性について章をさいて書かれている。

    テーマとして性関係はゴシップ的にエンターテイメントとして面白いわけではなく、あくまで語るための切り口として、現代にも通用する話として、読者が源氏の世界をリアルに感じることに成功している。

    源氏は異様に女性に人気があるなとおぼろげに思っていたが、この本を読んで、その理由がなんとなく腑に落ちた。

    女性目線で、様々な女性の恋愛スキル(男との距離の取り方、駆け引き)と、そのすきるが人生そのもの(生き死に)ににつながるということが、源氏の作品の魅力なのだな。

    酒井さんが言っているように、源氏シスターズ(源氏と関係をもった女性)はだいたい不幸に陥っているというところが、またドラマとして面白い。

    溝口健二の映画「好色一代女」は男目線で女の立場にたって、女の人生の悲哀を表していたが、やはり女性の不幸な人生はドラマ性が高く作品に厚みがでるんですね。

  • 光源氏と「しちゃった♡」年表ってそんな身も蓋もない笑
    小説と捉えると、どうかなぁという感じだけど、源氏物語って至極簡単にあけすけにいうとこんな本よねーという意味ではとても面白かった。
    角田光代さんの源氏物語を同時に読んでいるのだけど、まぁ光源氏のゲスいことゲスいこと。
    光源氏を取り巻くシスターズたちの視点から見ると、やりきれない笑
    源氏物語って光源氏ではなくシスターズのお話なんだと実感。

  • 巻頭の「光源氏と『しちゃった♡』年表」が笑えたけど、わかりやすい。
    改めてみると、源氏は良く刺されたりしなかったと不思議に思う。
    周りには全てを持っていて羨ましがられる源氏だが、本人にしてはいつも何かを求めていて手に入らないという孤独な人だったのかも。

  • なんだか光源氏の記録書を見ているみたいだった。小説としてはどうなの?

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