露地庵先生のアンポン譚

著者 :
  • 新潮社
3.88
  • (3)
  • (2)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104000029

作品紹介・あらすじ

「露地庵先生」こと世界の美術家モリムラが、大阪の露地裏から眺めたあらゆる事象をゆるりと考察する、最新エッセイ集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 若冲へのわび状(忘れていてすみませんでした)、フェルメール(小さい、少ない、大人しい)と彷徨える日本人、美味しい数字(今半、なだ万、はり重 ほか)、見知らんグルメガイド 等等、興味深いお題が並んでおります、どれを読んでも面白い、その書き手、売茶翁となった露地庵先生に☆四つ。

  • 森村さんの作品は好きです。
    「随筆」も好きになりました。

  • 落ち着いた語り口で淡々と綴られるエッセイ集。
    森村さんは宮崎駿のアニメをひとつも観たことがないという。
    その理由は、

    「観る事によって培われる感受性があるとすれば、観ない事によって培われる感受性もまたあるだろうと確信するからである。」

    膝を打って共感する。

  • 女も女装する時代。

  • 今までの森村さんの著作とは少し違った雰囲気。「露地から見た物事を綴る」というスタンスで淡々と書かれた随筆。縁側で温かい緑茶をすすりながらというような穏やかな語り口のなかにも森村さんらしい鋭い視点がそこここに。表紙のナリキリ藤田もお見事。
     

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1951 年大阪市生まれ。1985年にゴッホに扮したセルフポートレイト写真でデビューして以降、国内外で作品の発表を続ける。近年の個展に「森村泰昌:自画像の美術史——「私」と「わたし」が出会うとき」(2016年、国立国際美術館)、「Yasumasa Morimura: EGO OBSCURA」(2018-19年、ニューヨーク、ジャパン・ソサエティ)、「M 式「海の幸」——森村泰昌 ワタシガタリの神話」(2021-22年、アーティゾン美術館)等。ヨコハマトリエンナーレ2014「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」では、アーティスティック・ディレクターを務めた。2018 年には大阪・北加賀屋に自身の美術館「モリムラ@ミュージアム」が開館。執筆活動も精力的に行い『自画像のゆくえ』(2019年、光文社新書)をはじめ多数の著書がある。

「2022年 『ワタシの迷宮劇場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森村泰昌の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×