無敵のソクラテス

著者 : 池田晶子
制作 : わたくし、つまりNobody 
  • 新潮社 (2010年1月1日発売)
4.28
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  • 本棚登録 :136
  • レビュー :12
  • Amazon.co.jp ・本 (521ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104001101

作品紹介

帰ってきた池田晶子!史上最強の対話術。名著『帰ってきたソクラテス』に始まる"対話篇"シリーズの全貌が、この一冊で明らかに。待望の「完全版」。池田晶子・選「大人のための哲学書案内」を併録。

無敵のソクラテスの感想・レビュー・書評

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  • 哲学とは。かんがえること。

    そんなシンプルなメッセージが、分かりやすく面白く伝わってサクサク読めます。

    全編、ソクラテスとの対話形式で、あるテーマについて語られています。

    ソクラテスの妻であるクサンチッペとの対話は特に面白いです。悪妻として名高い彼女はソクラテスやテーマに容赦ないツッコミを入れていきます。
    そのツッコミは、私たちが疑問に思うことを代弁してくれてるような設定になっているので、まるで自分がソクラテスと会話してるかのような感覚にもなります。

    哲学入門には、オススメの本です。

  • ざざっと読んだ。
    小気味好い、疲れている時はこのノリについていけなそう。

    人は常に、より良いもの、より優れたものの方を欲する。
    より良いもの、より優れたものがそこにあるのに、より悪いもの、より劣ったものの方を欲するのは、その人自身が、より良くなく、より優れてもいないからである。

    人が惚れるのは、真実に惚れることができるのはーその魂だ。真実の恋というのは、相手の魂に惚れることだ。その上、見た目も器量も良しなら、なお言うことない。

    好みのタイプとは、ある魂がある魂に惹かれるのは、僕らが一度生を受ける以前に、同じ神様に従っていたからだ、と。

    自分を知りたきゃじぶんを捨てろ

  • 読了できず

  • ちょっと読みにくかったんだけど、ソクラテスの考え方がわかるのでありがたかった。

  • 夏休みなのでビジネスを離れた本を読もうと思い、以前購入してそのままになっていた分厚い本書を選んだ。哲学、特にソクラテスの考え方に関して本人がいろいろな人々と議論する形で紹介している。悪妻といわれたクサンチッペや弟子のプラトンも次々に登場して言いたい放題。政治や選挙、IT、ベストセラー本、男女差別、愛国心などで議論されていることをとりあげてはその矛盾点などを次々に暴いて行く。最終的には自分で考えること、知らないことを知りたいと思うことの重要性を述べていると思われるが、この思考法というか、本質に辿り着こうとする考え方は役立ちそうだ。でも、実際に使ったら煙たがられるだろうな。
    キリストが云ったことはキリスト教になったが、ソクラテスが云ったことはソクラテス教になっていない。神様云々ではなく自分がどう生きるかということが中心だからかな。

  • 「ソクラテスシリーズ」三部作、「帰ってきたソクラテス」「悪妻に訊け」「さよならソクラテス」をはじめ、著者創作のソクラテス対話篇作品すべての集大成という夢のような一冊。わかることはわかるし、わからないことはわからないのは相変わらずなので、何度でも読み返したい。

  • 池田晶子さんが、現代に蘇ったソクラテスと様々な人々との対話を通して、日常生活における哲学の考え方を披露する傑作。ソクラテスの妻クサンチッペ、弟子プラトンまで登場する。特にクサンチッペの割り切りっぷりが最高に面白い。
    今、哲学がブームだと思うのですが、本書で繰り返し強調されていたように、哲学の歴史や著名哲学者の思想のエッセンスをまとめた本を読むことは、「哲学」ではないということ。ソクラテスが、そして池田さんが言いたいことは、「哲学」は自分で考えること。考える題材は自分にとって身近なこと。なるほど。目が覚めたと同時に、哲学が少し身近になった感じがします。
    池田さんのソクラテス関連著作をまとめた500ページを超える大作ですが、じっくりと読む価値ありです。

  • 池田晶子さんのソクラテス
    わかりやすく見える言葉で、池田晶子さんの無敵のソクラテスが現れます。悪妻クサンチッペ・弟子プラトンとともに…
    ひとつ一つのエッセイの材々がその書かれた時代の世相を映すもので、読むたびにあのころはこんな事件や話題があったなぁと思い出しながら読みすすめました。
    わかりやすい言葉ですがワタシには頭がこんがらがって理解しにくい部分もありました。プラトンの「弁明」「国家」「パイドン」などの方がソクラテスのことを理解しやすいように感じました。

  • Don't feel, THINK!!

    時々出てくるプラトンの原典の解釈が面白い。
    早逝したのが惜しいエッセイスト。

  • これまでの
    池田さんの「ソクラテス」本をまとめたもの

    ちょっと 分厚すぎて
    手に持つのが大仰であるのが難点

    でも
    池田ファンには
    たまらぬ一冊ですね

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