無敵のソクラテス

著者 :
制作 : わたくし、つまりNobody 
  • 新潮社
4.21
  • (14)
  • (13)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 163
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (521ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104001101

作品紹介・あらすじ

帰ってきた池田晶子!史上最強の対話術。名著『帰ってきたソクラテス』に始まる"対話篇"シリーズの全貌が、この一冊で明らかに。待望の「完全版」。池田晶子・選「大人のための哲学書案内」を併録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 哲学とは。かんがえること。

    そんなシンプルなメッセージが、分かりやすく面白く伝わってサクサク読めます。

    全編、ソクラテスとの対話形式で、あるテーマについて語られています。

    ソクラテスの妻であるクサンチッペとの対話は特に面白いです。悪妻として名高い彼女はソクラテスやテーマに容赦ないツッコミを入れていきます。
    そのツッコミは、私たちが疑問に思うことを代弁してくれてるような設定になっているので、まるで自分がソクラテスと会話してるかのような感覚にもなります。

    哲学入門には、オススメの本です。

  • 読了できず

  • ちょっと読みにくかったんだけど、ソクラテスの考え方がわかるのでありがたかった。

  • 夏休みなのでビジネスを離れた本を読もうと思い、以前購入してそのままになっていた分厚い本書を選んだ。哲学、特にソクラテスの考え方に関して本人がいろいろな人々と議論する形で紹介している。悪妻といわれたクサンチッペや弟子のプラトンも次々に登場して言いたい放題。政治や選挙、IT、ベストセラー本、男女差別、愛国心などで議論されていることをとりあげてはその矛盾点などを次々に暴いて行く。最終的には自分で考えること、知らないことを知りたいと思うことの重要性を述べていると思われるが、この思考法というか、本質に辿り着こうとする考え方は役立ちそうだ。でも、実際に使ったら煙たがられるだろうな。
    キリストが云ったことはキリスト教になったが、ソクラテスが云ったことはソクラテス教になっていない。神様云々ではなく自分がどう生きるかということが中心だからかな。

  • 「ソクラテスシリーズ」三部作、「帰ってきたソクラテス」「悪妻に訊け」「さよならソクラテス」をはじめ、著者創作のソクラテス対話篇作品すべての集大成という夢のような一冊。わかることはわかるし、わからないことはわからないのは相変わらずなので、何度でも読み返したい。

  • 池田晶子さんが、現代に蘇ったソクラテスと様々な人々との対話を通して、日常生活における哲学の考え方を披露する傑作。ソクラテスの妻クサンチッペ、弟子プラトンまで登場する。特にクサンチッペの割り切りっぷりが最高に面白い。
    今、哲学がブームだと思うのですが、本書で繰り返し強調されていたように、哲学の歴史や著名哲学者の思想のエッセンスをまとめた本を読むことは、「哲学」ではないということ。ソクラテスが、そして池田さんが言いたいことは、「哲学」は自分で考えること。考える題材は自分にとって身近なこと。なるほど。目が覚めたと同時に、哲学が少し身近になった感じがします。
    池田さんのソクラテス関連著作をまとめた500ページを超える大作ですが、じっくりと読む価値ありです。

  • 池田晶子さんのソクラテス
    わかりやすく見える言葉で、池田晶子さんの無敵のソクラテスが現れます。悪妻クサンチッペ・弟子プラトンとともに…
    ひとつ一つのエッセイの材々がその書かれた時代の世相を映すもので、読むたびにあのころはこんな事件や話題があったなぁと思い出しながら読みすすめました。
    わかりやすい言葉ですがワタシには頭がこんがらがって理解しにくい部分もありました。プラトンの「弁明」「国家」「パイドン」などの方がソクラテスのことを理解しやすいように感じました。

  • Don't feel, THINK!!

    時々出てくるプラトンの原典の解釈が面白い。
    早逝したのが惜しいエッセイスト。

  • これまでの
    池田さんの「ソクラテス」本をまとめたもの

    ちょっと 分厚すぎて
    手に持つのが大仰であるのが難点

    でも
    池田ファンには
    たまらぬ一冊ですね

  • すげーいい。けど一気に読もうとしても、読めませんでした。
    ずっしりしっかり読み応えあります。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

池田晶子(いけだ・あきこ)
1960年、東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒。文筆家。
専門用語による「哲学」ではなく、考えるとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。とくに若い人々に、本質を考えることの切実さと面白さ、生死の大切さを語り続けた。2007年2月23日、没。
著書に、『14歳からの哲学―考えるための教科書』『14歳の君へ どう考えどう生きるか』『新・考えるヒント』『41歳からの哲学』『暮らしの哲学』『人生は愉快だ』『魂とは何か さて死んだのは誰なのか』『私とは何か さて死んだのは誰なのか』『死とは何か さて死んだのは誰なのか』『無敵のソクラテス』『幸福に死ぬための哲学ー池田晶子の言葉』など多数。

「2017年 『絶望を生きる哲学 池田晶子の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池田晶子の作品

無敵のソクラテスを本棚に登録しているひと

ツイートする