晏子 (下)

著者 :
  • 新潮社
3.71
  • (8)
  • (9)
  • (16)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 87
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104004034

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 下巻もほとんど通史風。 あまり主人公の姿が見えないかな。 なんか引き延ばすために内容が薄くなったのではないかという気もしてきてしまう。

  • 図書館から借りてきた。
    晏嬰の活躍はまだか。暗躍しない。
    臨終のとき、晏嬰の妻は枕頭(ちんとう)で訊いた。「なにかおっしゃりたいことはございませんか」「家俗が変わらなければそれでよい。そなたは家をよく視て、家俗を変えないようにいたせ」家俗とは家法といいかえてもよい。
    家俗というのは、家のならい、ということである。晏嬰の下にいる者は、つねにこうでなうてはならないという、暗黙のさだめである。
    その家俗の一として、家事が多忙でないときは、落ち着いて談議するものであり、それができぬ者はしりぞければよい。二として、家の外では相手の美点を称揚し、家の中ではおのれを切磋琢磨(せつさたくま)する、それができぬ者といっしょにいてはならない。三として、国事に関して論ずることをせず、士に驕ってみせ、智者をあなどるようなことをする者には、会ってはならない。

  • 春秋時代の斉に生きた晏弱・晏嬰親子の活躍を描いた作品。

    物語前半部分は晏弱、そして後半から息子である晏嬰が物語の
    中心となります。

    晏弱の部分は合戦などを含めて、単純に読んでいて面白い
    のですが、話が晏嬰の方に移ってくるに連れて、物語に
    緊迫感が加わってきます。

    体軀に優れてたわけではなく、むしろ身長が「6尺(周代の1尺は
    22.5cm)に満たず」と伝わっているこの晏嬰が示した意志や思想
    ・勇気は、2500年経った現在でも、賞賛されるべきものではない
    かと思います。
    戦場での活躍といった話ではないので、比較的自分に置き換えて
    考えやすいので、その点でも晏嬰の偉大さが理解しやすいように
    思えます。

    かの司馬遷をして「(晏嬰の)御者になりたい」とまで言わしめた
    晏嬰。
    この作品はその晏嬰の魅力を余すところなく伝えてくれています。

  • 斉の国情が刻々と移りゆくなか、一人態度を変えず、まっすぐに生きる晏嬰の姿。彼と景公との関係には、感動せずにはいられない。

  • 上巻に感想を記載

  • 2008/7 再読

全6件中 1 - 6件を表示

宮城谷昌光の作品

ツイートする