楽毅 第3巻

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104004089

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  • 1998年発行、新潮社の単行本。中山の滅亡から武霊王の悲劇的な死まで。後半は楽毅から離れて公子章の乱が主軸となる。武霊王は戦略眼にすぐれ楽毅の敬服する人物として描かれるが、実際はどうなんだろうか。「胡服騎射」を取り入れたことは有名だが、失策は最後の「公子章」の件だけなのだろうか。楽毅の前半生を中山の将軍と設定したため、武霊王が好敵手として登場するのは当然として、ここまで武霊王の趙の件を長々と書く必要はないのではないだろうか。

    備考:初出「小説新潮」1997年9月号~1998年9月号、

  • 2012.6

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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